脛骨顆間隆起骨折の画像診断 公開日:2014年6月12日 救急整形外科 脛骨顆間隆起骨折 ・10歳前後の小児に好発するが、成人にも発生する。 ・前十字靭帯損傷と同様、スキーなどのスポーツ外傷、自動車やオートバイの転倒により発生する。 ・前十字靭帯の脛骨付着部は顆間隆起の前方部分に存在するので […] 続きを読む
脊椎(椎体、脊髄)のダンベル型(鉄亜鈴型腫瘍)の鑑別診断は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年5月28日 整形外科骨軟部 ダンベル型の病理組織別頻度 1位 神経鞘腫 7割 2位 神経線維腫 1割 3位 神経芽腫、神経節神経腫 1割 4位 髄膜腫 5% 5位 血管腫 2% 6位以下 血管脂肪腫、傍神経節腫、悪性末梢神経鞘腫瘍、悪性リンパ腫、黒 […] 続きを読む
鎖骨遠位端骨折の画像診断 更新日:2017年4月19日 公開日:2014年5月19日 整形外科 鎖骨遠位端骨折 手術適応が問題となる。つまり、骨折が安定型か不安定型かが問題となる。 不安定型で転位の大きい場合には、保存療法の回復は厳しく、手術が必要となる。 安定性には、肩鎖靭帯と烏口鎖骨靭帯の断裂の有無が大きく関与 […] 続きを読む
脊髄硬膜動静脈瘻(sdAVF、dAVF)のMRI画像診断のポイント 更新日:2023年2月9日 公開日:2014年5月16日 整形外科頭部 脊髄硬膜動静脈瘻(spinal dural arteriovenous fistula, SDAVF,spinal dural AVF) 脊髄血管奇形、血管障害の中で最多で7割を占める。 中年以上の男性に生じる。女性に比 […] 続きを読む
滑膜性骨軟骨腫症の画像所見のポイント 更新日:2023年4月5日 公開日:2014年5月12日 整形外科 滑膜性骨軟骨腫症(synovial osteochondromatosis) 関節腔、健鞘、滑液包に生じる病因不明の滑膜組織軟骨化生とこれに続発した関節内遊離体の形成。近年は良性腫瘍が本態ともいわれる。 滑膜結節と遊離 […] 続きを読む
膝蓋骨外側脱臼による骨軟骨損傷のMRI画像診断(骨挫傷) 更新日:2022年3月20日 公開日:2014年4月20日 整形外科 膝蓋骨外側脱臼による骨軟骨損傷:tangential osteochondral fracture 膝蓋骨脱臼は四肢の脱臼において肩関節に次いで頻度が高い。 膝関節の軽度屈曲位で下腿外旋・大腿内旋位で、膝蓋骨の内側から外 […] 続きを読む
半月板断裂と誤診しないために知っておくべき3つの偽病変 更新日:2022年8月26日 公開日:2014年4月20日 整形外科 半月板断裂と誤診しないために知っておくべき偽病変 ①内側および外側半月板の前角にあるのは断裂?→膝横靭帯(transverse meniscal ligament) ②外側半月板の前角を上下に走る高信号は断裂?→外側半月 […] 続きを読む
高齢者の半月板病変について 更新日:2022年8月24日 公開日:2014年4月16日 整形外科 高齢者の半月板病変 高齢者では半月板内部の高信号が頻繁に観察される。特に、内側半月板後節にはほぼすべての症例で認められる。多くは、変形性関節症(OA)の合併である。 OAの結果、半月板損傷を招いたのかは諸説あり。 これら […] 続きを読む
内側半月板のバケツ柄状断裂のMRI画像診断 更新日:2022年8月25日 公開日:2014年4月16日 整形外科 内側半月板のバケツ柄状断裂 距離の長い全層の長軸断裂(longitudinal tear)がバケツ柄断裂に進行することがある。 バケツ柄状断裂は外側半月板よりも内側半月板の発生が圧倒的に多い。 その場合、前十字靱帯 […] 続きを読む
内側半月板(MM)と外側半月板(LM)断裂のMRI画像診断総論 更新日:2022年9月27日 公開日:2014年4月16日 整形外科 内側半月板(MM)と外側半月板(LM) 内側半月板は半径は大きく開き気味で、後節は大きい。 外側半月板は半径は小さく、より閉じたC字型に近い。 半月板の血管支配 外側の1/4は血行があるので、red zoneと呼ばれる。 […] 続きを読む