鼻中隔彎曲(弯曲)・骨棘形成のCT画像所見のポイント 更新日:2023年6月7日 公開日:2023年6月6日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 鼻中隔彎曲(弯曲)(nasal septum deviation)・骨棘形成 鼻中隔は骨部と軟骨部により形成される。 鼻中隔彎曲(弯曲)は副鼻腔の正常変異であり20-70%の頻度で認められる。そのため、多少の彎曲は正常。 […] 続きを読む
下顎管のCT画像解剖!通るものは?神経は? 公開日:2023年5月18日 CT検査耳鼻咽喉科頭部CT 下顎管(mandibular canal)とは? 下顎管とは下顎骨を通る管のことで、入り口を下顎孔、出口をオトガイ孔という。 中には、下歯槽神経、下歯槽動静脈、リンパ管が走行する。 下顎骨骨折の際に、下顎管に骨折線が及ぶ […] 続きを読む
眼窩上蜂巣(supraorbital ethmoid cell)のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 眼窩上蜂巣/眼窩上篩骨細胞(supraorbital ethmoid cell) 眼窩上壁に沿って進展した前篩骨蜂巣のこと。 前篩骨孔を後方へ圧排することがある。 ESSの際に、前頭洞と誤認されることがあり注意を要する。 […] 続きを読む
Onodi cellのCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 Onodi cell(sphenoethmoidal cell) 後部篩骨洞の最後部が蝶形骨洞の頭側に進展した正常変異。 8-14%の頻度で見られる。 冠状断像で存在診断しやすい。 このうち6-13%で前床突起への進展、 […] 続きを読む
Haller cell(ハラー蜂巣)のCT画像所見のポイント 公開日:2023年4月25日 CT検査耳鼻咽喉科 Haller cell(orbitmaxillary cell) 篩骨蜂巣の眼窩下方、篩骨漏斗への側方進展する正常変異。要するに眼窩下壁に認める篩骨蜂巣。 上顎洞に突出することがある。 10%程度に認められる。 OMU狭 […] 続きを読む
血瘤腫(器質化血腫)の画像診断のポイント 公開日:2022年12月21日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 血瘤腫/器質化血腫(organized hematoma)とは? 鼻副鼻腔内(特に上顎洞内)での繰り返す出血や炎症により、器質化した血腫が腫瘤状となり、緩徐に増大する。 日本では血瘤腫(blood boil)、欧米では器 […] 続きを読む
耳下腺間隙と画像診断のポイント 公開日:2022年10月26日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 耳下腺間隙(PS:parotid space)とは? 深頸筋膜浅葉が耳下腺を囲むことにより形成された領域で、耳下腺・リンパ節・顔面神経・下顎後静脈、外頸動脈が含まれる。 上・中咽頭レベルにおいて最外側に位置する間隙で、外 […] 続きを読む
咀嚼筋間隙と画像診断のポイント 公開日:2022年10月26日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 咀嚼筋間隙(MS:Masticator space)とは? 深頸筋膜浅葉の厚い筋膜で覆われ、舌骨上部のみに存在し、頭蓋底を底辺とする逆三角形の形を形成する。 咀嚼筋(咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋の4つ)、下顎骨、 […] 続きを読む
頸部間隙と深頸筋膜、CT及びMRIの画像所見との関係まとめ 公開日:2022年10月18日 CT検査MRI検査耳鼻咽喉科 頸部間隙(cervical space)とは? 頸部は筋膜によって分けられ、筋膜により頭頸部を頭尾方向に長い円筒状の組織間隙の集合体として捉える。 それぞれの境界には筋膜が存在しているため、腫瘍や炎症が間隙同士の障壁とな […] 続きを読む
Castleman病の分類と画像診断のポイント 公開日:2022年9月24日 CT検査耳鼻咽喉科胸部腹部 Castleman病(キャッスルマン病)とは? まれな原因不明のリンパ増殖性疾患。 病理組織学的から、硝子血管型((ヒアリン血管型)(hyaline vascular type):90%)と形質細胞型(plasma ce […] 続きを読む