子宮内膜肥厚のマネジメント
- 子宮内膜肥厚を有意とするのかそうでないとするのかは、閉経前か閉経後かと不正性器出血の有無により異なる。
閉経前の子宮内膜肥厚のマネジメント
- 閉経前の子宮内膜の厚さは月経周期により異なる。月経期は1-4mm、増殖期は5-7mm、黄体期は7-16mm程度まで厚くなる1)。閉経後のように、精査すべき内膜の厚さは確立していない。そのため、明らかに正常範囲を超えている場合を引っかける。
閉経後の子宮内膜肥厚のマネジメント
- 閉経後は不正性器出血がある場合は、3-5mmを閾値とし、これを超える場合は精査に回す。
- 不正性器出血がない場合は、11mm程度を閾値としこれを超える場合は精査とする。
参考文献:
- 1)RadioGraphics 21:1409-24,2001
- 2)画像診断 Vol.36 No.9 2016 P899
- 3)画像診断 Vol.42 No.11 増刊号2022 P134-135
子宮内膜はどこで計測したら良いのでしょうか。
コメントありがとうございます。
横断像の場合、過大評価する可能性がありますので、理想は矢状断像で子宮の長軸方向と直交する方向ですね。