傍関節唇嚢胞による肩甲上神経絞扼症候群のMRI画像診断 更新日:2021年2月8日 公開日:2015年5月8日 整形外科骨軟部 傍関節唇嚢胞 ・関節唇の断裂に伴って生じる嚢胞。 ・MRIでは境界明瞭の単房性あるいは多房性で造影効果を示さない液体貯留。 ・肩甲棘よりも上方の肩甲上切痕(suprascapular notch)および下方の棘窩切 […] 続きを読む
足底線維腫症とは?MRI画像診断のポイントは?症状は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年5月1日 整形外科骨軟部 足底線維腫症(plantar fibroma)とは? ・線維腫症の一つ。線維腫症の中でも表在性に分類される。 ・膠原線維を含む線維芽細胞、筋線維芽細胞からなり、足底への浸潤性増殖を伴う。 ・無症状で腫瘤を触知することのみ […] 続きを読む
線維性骨異形成症(FD)とは?CT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2023年1月30日 公開日:2015年4月9日 骨軟部 線維性骨異形成症(FD:Fibrous dysplasia) 比較的頻度の高い良性の骨疾患で、腫瘍というよりは、線維増殖を伴う骨形成不全。 骨髄腔をvascular fibrocellular tissue が置換して […] 続きを読む
体表の血管腫と血管奇形、ISSVA分類 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年3月25日 心血管骨軟部 体表の血管腫と血管奇形は異なる疾患 ・血管腫の中で頻度の高い乳児血管腫は生後急速に増大し、幼児期に徐々に退縮する病変で、通常治療を要さない。 ・一方で、血管奇形は自然退縮することはなく、疼痛・潰瘍・出血・感染・患肢の成長 […] 続きを読む
肥大性骨関節症の症状は?骨シンチ画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2015年3月6日 核医学骨軟部 肥大性骨関節症(Hypertrophic osteoarthropathy) ・指骨や中節骨に多発性に骨膜反応をきたす疾患で、最多。 ・ばち指・関節痛・骨膜炎を三徴とする。 ・骨膜反応は四肢長管骨の骨幹に生じ、手指に起こ […] 続きを読む
ランゲルハンス細胞組織球症のCT、MRI画像診断(LCH) 更新日:2024年1月29日 公開日:2014年11月20日 頭部骨軟部 ランゲルハンス細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis(LCH)) Langerhans cellの非腫瘍性増殖(肉芽腫形成性免疫反応)。従来histiocytosis Xといわれた。 1 […] 続きを読む
グロムス腫瘍の画像診断(glomus tumor) 更新日:2023年2月6日 公開日:2014年10月14日 骨軟部 グロムス腫瘍(glomus tumor) 稀な良性の血管腫瘍。 30-40歳代に好発。 手の末節骨の爪下に溶骨性病変として好発するが、どこにでも起こりうる。爪下に出来た場合、病変は点状の帯青色を呈する。 非常に神経に富ん […] 続きを読む
脊椎(椎体、脊髄)のダンベル型(鉄亜鈴型腫瘍)の鑑別診断は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年5月28日 整形外科骨軟部 ダンベル型の病理組織別頻度 1位 神経鞘腫 7割 2位 神経線維腫 1割 3位 神経芽腫、神経節神経腫 1割 4位 髄膜腫 5% 5位 血管腫 2% 6位以下 血管脂肪腫、傍神経節腫、悪性末梢神経鞘腫瘍、悪性リンパ腫、黒 […] 続きを読む
脂肪腫(lipoma)のCT、MRI画像所見のポイント 更新日:2023年11月2日 公開日:2014年2月10日 骨軟部 脂肪腫(lipoma) 最も高頻度に遭遇する軟部腫瘍の1つ。 成熟した脂肪細胞。 皮下にも深部(筋間など)にも発生する。 表在性(皮下)脂肪性腫瘍の96%程度が脂肪腫。一方、ALT/WDLは深部に存在することが多い。 多 […] 続きを読む
リンパ管腫のCT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月6日 公開日:2014年2月10日 小児骨軟部 リンパ管腫(lymphangioma(lymphatic malformation)) ・リンパ管腫は胎生期の未熟リンパ組織が中枢のリンパ管に接合できず、分画されて嚢腫状に発育したと考えられる血管奇形である […] 続きを読む