二分肋骨、フォーク状肋骨(bifid rib/forked rib)
- 発生異常による。
- 肋骨の腹側先端部が二分しているもの。
- 線維性骨異形成症(FD:Fibrous dysplasia)などの肋骨や前胸壁の腫瘤と誤認しないように、注意。
- どの年齢にも認められる。
- 第4、5肋骨に最も多いとされ、基底細胞母斑症候群との関連も報告されている。
症例 10歳代 男性
引用:radiopedia
右第4前肋骨、左7前肋骨に二分肋骨、フォーク状肋骨(bifid rib/forked rib)あり。
症例 4歳男児
引用:radiopedia
右第4前肋骨に二分肋骨、フォーク状肋骨(bifid rib/forked rib)あり。
関連記事:肋骨間の関節形成(ariticulation)の画像診断
参考文献:
- 臨床画像 Vol.37 No.4増刊号 2021 P65
- 画像診断に絶対強くなるツボをおさえる! P137
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