両側腋窩リンパ節が目立つ(腫大)場合に考えるべき疾患・鑑別、CT画像所見 更新日:2024年1月19日 公開日:2021年12月21日 CT検査胸部 両側腋窩リンパ節が目立つ場合に考えるべき疾患 関節リウマチ(RA) アトピー性皮膚炎 を考える。まず悪性リンパ腫ではない。 両側腋窩リンパ節が目立つ所見はRAの43%で認め、上肢の関節炎の程度で左右差が見られることがある […] 続きを読む
縦隔を走行する神経の種類とCT画像診断(神経原性腫瘍の診断に重要) 更新日:2024年12月5日 公開日:2021年12月16日 CT検査胸部 縦隔を走行する神経には、 末梢神経 交感・副交感神経系 があります。 これらは神経原性腫瘍の発生源となりえます。 どういった神経が縦隔のどこを走行するのかを実際のCT画像を用いてまとめました。 末梢神経 肋間神経 横隔神 […] 続きを読む
Dual-energy CTとは?仮想単色X線画像・物質弁別画像とは? 更新日:2021年7月13日 公開日:2021年7月9日 CT検査泌尿器胸部 Dual-energy CTとは 管電圧の異なる2種類のX線(80kVと140kV)でCTを撮影する技術。 仮想単色X線画像や、物質弁別画像(material decomposition image)/物質密度画像(ma […] 続きを読む
左肺底区動脈大動脈起始症のCT画像診断のポイント! 公開日:2021年7月3日 CT検査胸部 左肺底区動脈大動脈起始症(systemic arterial supply to normal basal segments of the lung) かつてPryceⅠ型の肺分画症と呼ばれていたが、分画肺は存在しないこ […] 続きを読む
前縦隔多血性腫瘍の鑑別診断 公開日:2021年6月25日 CT検査MRI検査胸部 前縦隔多血性腫瘍の鑑別診断 硝子血管型キャッスルマン病 Solitary fibrous tumor 胸腺カルチノイド 傍神経節腫 異所性副甲状腺腫 多血性転移(胃癌、悪性黒色腫、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌) 参考文献: […] 続きを読む
COVID-19肺炎のCT画像所見と経時的変化のポイント! 公開日:2021年6月19日 救急胸部 典型的なCOVID-19肺炎のCT画像所見 すりガラス影(円形(マリモサイン)、半円形、不整形) 両側下葉末梢優位、背側優位の分布 すりガラス影+網状影、crazy paving pattern すりガラス影+コンソリデ […] 続きを読む
肺内リンパ節のCT画像所見のポイント 更新日:2021年6月8日 公開日:2021年6月5日 CT検査胸部 肺内リンパ節(intrapulmonary lymph node)とは? CTで偶然見つかることが多い肺結節。肺内リンパ装置とも呼ばれる。 境界明瞭で辺縁平滑な円形・卵円形、多角形。 最大径は12mm未満が多い。5-15 […] 続きを読む
結核性リンパ節炎の画像所見のポイント! 更新日:2021年2月8日 公開日:2020年1月18日 胸部 結核性リンパ節炎とは? 初期変化群である肺および肺門リンパ節の病変が縦隔に進展したもの。 小児に多いが近年は成人にも多い。 症状は発熱、咳嗽、胸痛、頚部リンパ節腫大など。無症状のこともある。 結核菌培養やPCR、QFT- […] 続きを読む
副葉間裂(accessory fissure)とは?XP、CT画像所見のポイントは? 更新日:2023年12月15日 公開日:2020年1月6日 胸部 副葉間裂(accessory fissure)とは 本来右肺は大葉間裂と小葉間裂、左肺は大葉間裂によってそれぞれ3葉、2葉に分けられている。 これ以外に肺葉に間裂を認めることがあり、これを副葉間裂と呼ぶ。 解剖すると50 […] 続きを読む
内臓逆位とは?画像診断のポイントは? 公開日:2019年12月27日 胸部腹部 内臓逆位とは 臓器の左右の位置異常。 正常と真逆に位置する逆位と、それぞれ個々の臓器が左右にまちまちに位置する錯位がある。 Kartagener症候群では、慢性副鼻腔炎、気管支拡張症、内臓逆位を3徴とする。 逆位の場合、 […] 続きを読む