肺内リンパ節(intrapulmonary lymph node)とは?
- CTで偶然見つかることが多い肺結節。肺内リンパ装置とも呼ばれる。
- 境界明瞭で辺縁平滑な円形・卵円形、多角形。
- 最大径は12mm未満が多い。5-15mm程度とも言われているが、多くは7-8mm程度。
- 場所が特徴的で、典型的には中葉、下葉の胸膜直下から、胸膜から10mm以内に認める。
- 小葉間隔壁に連続した陰影として認めたり、末梢肺静脈に連続するのが典型的。
- 同時に複数認めることがあり、肺転移などと鑑別が困難なことがあるので注意が必要。
症例80歳代女性
右の肺底部に結節を認めていますが、多角形であり、肺内リンパ節を疑う所見です。
参考
- 胸部のCT 第4版 P244
- 画像診断 Vol.28 No.1 2008 P74-76
- JACT 2002;26:553-557