椎体骨転移のCT,MRI画像診断は?骨粗鬆症による圧迫骨折との鑑別は? 更新日:2021年11月28日 公開日:2013年8月28日 整形外科骨軟部 椎体骨転移の特徴 特に胸腰椎に多い。頸椎の頻度はやや少ない。 転移巣は椎弓などの後方成分よりも椎体に好発する。なかでも椎体の後方にまず転移巣を作り、腫大し、椎弓根など後方成分へ浸潤をする。 症例 70歳代女性 肺癌 骨転 […] 続きを読む
溶骨性骨転移のCT画像診断(鑑別診断、転移性骨腫瘍) 更新日:2018年10月26日 公開日:2013年8月28日 骨軟部 溶骨性骨転移 転移性骨腫瘍の75%。造骨性が15%、混合型が10%。 肺癌、乳癌が多い。他多数。ただし、肝細胞癌、腎癌、甲状腺癌でも起こるので注意。 骨の30%以上が破壊されて初めて単純X線写真で描出される。 骨膨張性変 […] 続きを読む
骨転移の頻度、分類、CT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月8日 公開日:2013年8月28日 骨軟部 骨転移(bone metastasis)とは 骨悪性腫瘍の70%を占める。通常40歳以上。 原発巣としては、乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、甲状腺癌、消化器癌の頻度が高い。 男性では60%が前立腺癌から。 女性では70%が乳 […] 続きを読む
肝動脈塞栓(TAE)で知っておくべき血管の解剖は? 更新日:2016年2月23日 公開日:2013年8月27日 腹部 肝血管造影、肝動脈塞栓(TAE)、アンギオのときの肝の動脈の見方、同定方法は? 肝のsegmentを考慮した血管造影読影の要点 まず固有肝動脈からの末梢分岐が2分岐か3分岐かを同定。 ついで、左肝動脈の根元に着目し、これ […] 続きを読む
尿膜管遺残の画像所見(開存、嚢胞、洞、憩室、尿膜管癌、urachus) 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年8月27日 泌尿器 尿膜管遺残 ・膀胱は下部尿膜管より形成される。そのため正常でも膀胱頂部は尿膜管の遺残があり、正中臍索(線維性の索状構造)として臍に向かう。 ・しかし、出生時以降も尿膜管が残存することがあり、開存している部位により、 尿膜 […] 続きを読む
NAFLDとNASHの違いは?定義は? 更新日:2017年1月20日 公開日:2013年8月26日 腹部 NAFLDとは nonalcoholic fatty liver diseaseのことで非アルコール性脂肪性肝疾患。 明らかな飲酒歴がないにも関わらず、肝組織所見はアルコール性肝障害に類似した主に大滴性の肝脂肪沈着を特徴 […] 続きを読む
子宮内膜ポリープ/子宮内膜増殖症(過形成)のMRI画像診断 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年8月26日 婦人科 子宮内膜ポリープ 40歳台以降で見られ、不正性器出血の原因となる。 有茎性の大きなものから数ミリ大の隆起までさまざま。 タモキシフェンの投与により頻度が高くなり、非投与群に比較して大きな内膜ポリープとなる傾向がある(平均 […] 続きを読む
心臓CT(冠動脈CT)の画像診断のポイントは?冠動脈の解剖、番号は? 更新日:2021年2月8日 公開日:2013年8月23日 心血管 心臓CT(冠動脈CT)の画像診断 冠動脈CTを読影する前に知っておくべき事 冠動脈CTの適応 症状がある人に適応あり。(運動負荷心電図で中等度。) 検診ではやってはいけない。有病率が低いから。余計な心カテを増やす。 高リ […] 続きを読む
緊急放射線治療(緊急照射)の適応は?ゴールデンタイムは? 更新日:2017年3月13日 公開日:2013年8月21日 放射線科専門医 緊急放射線照射の適応は? 肺小細胞癌による上大静脈症候群。(27.7%) 転移性脊椎腫瘍による脊髄圧迫による脊髄横断不全麻痺。(42.3%)★ 脳圧亢進(11.3%) 出血(8.5%) 狭窄(8.2%) その他(神経芽腫 […] 続きを読む
撮影機器、アーチファクト、PET、MRIの原理、放射線測定器 更新日:2014年8月20日 公開日:2013年8月20日 放射線科専門医 X線 ・タングステンは X 線管球に用いられる。 ※X線管球としては,タングステン,モリブデン,ロジウム,銀などを対陰極(陽極)としたものが使われる。 超音波 ・音響インピーダンスに差が大きい部分ほど反射は強く起こりエコ […] 続きを読む