肘関節脱臼の画像所見とレントゲン・CT読影の際にチェックすべき点 更新日:2022年8月31日 公開日:2022年3月10日 整形外科 肘関節脱臼1)2) 肩関節脱臼に次いで多く、全脱臼のうち20%を占める。 10-20歳代の男性に多く、50%がスポーツ外傷。 転倒したときに手を伸ばした状態で手をついて受傷することが多い。 骨折を伴うものを肘関節脱臼骨折 […] 続きを読む
上腕骨外顆骨折の画像所見と分類 更新日:2022年3月10日 公開日:2022年3月9日 整形外科 上腕骨外顆骨折 小児の肘骨折の15%を占め、上腕骨顆上骨折の次に多い、肘部の骨折。 ほとんどが上腕骨顆上骨折と同様に転落や転倒の際に肘伸展位で手をついて受傷し生じる。そのため、小児の肘外傷ではレントゲン前に上腕骨顆上骨折 […] 続きを読む
骨の端の骨折の呼び方は?遠位端、近位端でよい?それ以外は? 公開日:2022年3月8日 整形外科 長管骨の端の骨折を見た際の表現方法として、 体幹に近い方の端→●●骨近位端骨折 体幹に遠い方の端→●●骨遠位端骨折 と表現しておけばとりあえず通じるのですが、骨によっては整形外科的には一般的でないことがあります。 そこで […] 続きを読む
上腕骨顆上骨折の画像所見と分類 更新日:2022年3月9日 公開日:2022年3月5日 整形外科 上腕骨顆上骨折(supracondylar fracture) 上腕骨遠位端骨折のことであるが、顆上骨折と呼ばれることが多い。 小児骨折の約半数が肘で起こり、中でも上腕骨顆上骨折は小児の肘関節骨折の6割以上を占める。 5 […] 続きを読む
橈骨頭骨折の画像所見と分類 更新日:2022年3月7日 公開日:2022年3月3日 整形外科 橈骨頭骨折1)2) 20-60歳の女性に多く、肘関節周囲骨折の中で約3割を占める比較的よく遭遇する骨折。 転倒、転落により肘伸展位で手をついて受傷する。 肘関節脱臼と肘頭骨折は、救急車で来院し、レントゲンでは明確骨折タイ […] 続きを読む
肩鎖関節脱臼の画像所見とRockwood分類 更新日:2022年3月4日 公開日:2022年3月1日 整形外科 肩鎖関節の解剖と周囲の靱帯 肩甲骨と鎖骨との間の靱帯には、 肩鎖靱帯 烏口鎖骨靱帯(菱形靱帯+円錐靱帯) 烏口肩峰靱帯 ←これは肩甲骨同士の靱帯 がある。 なかでも肩鎖関節脱臼に関与する肩鎖靱帯、烏口鎖骨靱帯は以下の様。 […] 続きを読む
上腕骨近位部骨折の画像所見とNeer分類 更新日:2022年3月1日 公開日:2022年2月24日 整形外科 上腕骨近位部骨折1)2)3) 全骨折の7%を占め、全上腕骨骨折の80%が近位部骨折である。 65歳以上の高齢者における骨折では橈骨遠位端に次いで2番目に多い上肢骨折。 高齢者においては立位からの転倒による低エネルギー外傷 […] 続きを読む
大腿骨ステム周囲骨折のCT画像所見のポイント 公開日:2022年2月22日 整形外科 大腿骨ステム周囲骨折とは? 大腿骨近位部骨折後に、大腿骨人工物置換術を受けた患者が転倒などで受傷する。 人工物置換術施行症例の増加と超高齢社会により、今後増加が予想される外傷である。 大腿骨近位部骨折の術後では大腿骨骨幹 […] 続きを読む
橈骨遠位端骨折のレントゲン、CT画像所見 公開日:2022年2月19日 整形外科 橈骨遠位端骨折(fracture of the distal radius)とは? 脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折に続いて脆弱性骨折としての発生頻度が高い。 加齢とともに発生率は上昇し、50〜70歳の女性に多く発生する。 […] 続きを読む
大腿骨転子部骨折の画像所見と頸部骨折との違い 公開日:2022年2月19日 整形外科 大腿骨転子部骨折とは 大腿骨頸部骨折と比較すると、関節外骨折であるため関節周囲へと出血が広がり、大腿近位部の腫脹や皮下血腫を伴うことがある。 75歳未満では頸部骨折が多いが、75歳以上では転子部骨折が多い。 近年我が国で […] 続きを読む