滑液包(Bursae)とは?

滑液包は、腱や関節包、骨、筋肉、靱帯など様々な2つの接する構造の間に存在し、液体貯留腔として存在し内側には滑膜がある。

肩関節で認める滑液包

肩関節で認める主な滑液包は、

  • 肩峰下滑液包〜三角筋下滑液包(Subacromial-subdeltoid bursa):両者は交通あり。
  • 烏口突起下の烏口下滑液包(Subcoracoid bursa)。
  • 肩甲下筋の上方で関節包と交通がある肩甲下滑液包(Subscapular bursa)
  • 烏口突起の上側で、烏口鎖骨靱帯部に存在する烏口上滑液包(Coracoclavicular bursa(Supracoracoid bursa))
  • 肩峰の上に存在する肩峰上滑液包(Supraacromial bursa)

がある。

滑液包同士および滑液包と関節包の交通

  • 肩峰下滑液包および三角筋下滑液包に交通があることは有名で、「肩峰下滑液包〜三角筋下滑液包に液貯留あり」などとしばしば記載される。
  • 肩峰下滑液包と烏口下滑液包には11%程度で交通ありと報告あり。
  • 関節包と交通がある滑液包は肩甲下滑液包、結節間溝部の長頭筋腱周囲滑液包の2箇所が知られている。

交通のある滑液包と関節包のみ取り出すと下のような関係がある。

肩甲下滑液包と烏口下滑液包の鑑別

肩甲下滑液包と烏口下滑液包の鑑別には斜矢状断像が有用。

関連記事:滑液包(炎)、滑膜嚢胞、ガングリオンの違い

参考文献:

ご案内

腹部画像診断を学べる無料コンテンツ

4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。90症例以上あり、無料なのに1年以上続く講座です。10,000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。

胸部レントゲンの正常解剖を学べる無料コンテンツ

1日3分全31日でこそっと胸部レントゲンの正常解剖の基礎を学んでいただく参加型無料講座です。全日程で簡単な動画解説付きです。

画像診断LINE公式アカウント

画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。