Barsony disease(Barsony病、バルソニー病)とは?

  • 限局性の項靭帯石灰化ないしは骨化。
  • 石灰化、骨化する部位は項靱帯の隔壁部の索状移行部と棘突起靱帯移行部とされている。
  • C4-6にかけて棘突起後方に好発し、中年以降に多い。
  • 男女比は2:1。
  • 透析患者にも多く見られる。
  • 項部痛との関連はなく、病的意義に乏しい。
  • Theodor Barsony(1887-1942年)はハンガリーの放射線科医。
頚椎背側の石灰化構造を認めたら項靭帯石灰化を思い出しましょう。

症例 80歳代女性

C4棘突起の背側に石灰化を認めており、Barsony diseaseを疑う所見です。

 

参考文献:南山堂医学大事典第19版

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