大網捻転のCT画像診断(omental torsion) 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年7月23日 救急腹部 大網捻転(omental torsion) 大網の一部あるいは全体がその長軸方向に捻転し、急性腹症をきたしうる比較的まれな疾患。 女性より男性でやや多い。 30-60歳に見られることが多い。 8割の症例で 37度以上の […] 続きを読む
腸重積とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年7月23日 小児腹部 腸重積(intussusception) 腸重積とは、腸管が遠位の腸管に望遠鏡を折りたたむように嵌入した状態。 嵌入する腸管をintussusceptum(嵌入部)、嵌入される腸管をintussuscipiens(嵌入鞘 […] 続きを読む
膵仮性嚢胞の画像診断(pseudocyst of the pancreas) 更新日:2024年3月26日 公開日:2014年7月4日 腹部 膵仮性嚢胞(pseudocyst of the pancreas) 内壁が上皮を欠き、結合組織で覆われている。 内容物は、膵液(アミラーゼなど)や壊死組織融解物。 2012年の改訂Atlanta分類で、感染の有無により細 […] 続きを読む
IgG4関連疾患とは?どこに発生する?CT画像診断のポイント 更新日:2022年12月22日 公開日:2014年6月20日 その他腹部 IgG4関連疾患まとめ(IgG4 related disease) IgG4を中心とした疾患範囲は大きく広がり、全身のさまざまな臓器に炎症細胞(リンパ球、形質細胞)の浸潤を伴う線維性病変を形成し、涙腺、唾液腺、甲状腺、リ […] 続きを読む
膵胆管合流異常とは?画像診断のポイント、胆管癌・胆嚢癌との関係は? 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年6月20日 腹部 膵胆管合流異常anomalous arrangement of pancreaticobiliary ducts 膵管と胆管が十二指腸壁外で合流する先天奇形。 先天性胆道拡張症を伴うものと伴わないものがある。 機能的にO […] 続きを読む
閉鎖孔ヘルニアとは?CT画像診断のポイントはこれ! 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年6月13日 救急腹部 閉鎖孔ヘルニア(obturator hernia) 外ヘルニアの一つ。 痩せた多産の高齢女性に多い。 閉鎖管内と恥骨筋の背側に異常な構造物が存在する。 小腸(回腸)(>結腸、大網、卵巣、卵管、子宮)が嵌頓しやすく、 […] 続きを読む
胆嚢腺筋腫症とは?MRIの画像診断のポイントは?RASとは? 更新日:2017年3月10日 公開日:2014年6月6日 腹部 胆嚢腺筋腫症(GB adenomyomatosis)とは? 一種の過誤腫で、良性疾患。 腺筋腫様過形成(adenomyomatous hyperplasia)とも呼ばれる。 外科的に摘出された胆嚢の5%前後に見られる。 […] 続きを読む
アルコール性肝障害に伴う過形成性結節の画像診断 更新日:2021年2月7日 公開日:2014年5月27日 腹部 アルコール性肝障害に伴う過形成性結節(AHN:alcoholic hyperplastic nodule) ・慢性アルコール多飲者の10~20%にアルコール性肝硬変を生じる。 ・しばしば単発あるいは多発の多血性結節が出現 […] 続きを読む
原発性胆汁性肝硬変(PBC)の画像診断、症状、検査、治療 更新日:2022年9月24日 公開日:2014年5月15日 腹部 原発性胆汁性肝硬変 肝内胆管の慢性炎症による胆汁排泄障害+肝実質細胞の障害 →肝内胆管の進行性の線維化、狭窄が特徴。 無症候で経過する例が多くを占めるが、進展すると慢性胆汁うっ滞性肝硬変に至り、門脈圧亢進症状や肝不全を引 […] 続きを読む
転移性肝腫瘍(肝転移)のCT,MRI画像診断のポイント 更新日:2024年1月26日 公開日:2014年5月12日 腹部 転移性肝腫瘍 転移性肝腫瘍の多くは乏血性(中心の変性壊死を反映し、辺縁が動脈相で多血で、中心部はdelayed enhancementを呈する(大腸癌など))。 リング状の造影効果の実態は、腫瘍自体の造影効果(辺縁部に腫 […] 続きを読む