篩骨洞のCT画像における正常解剖 公開日:2021年11月19日 耳鼻咽喉科頭部CT 篩骨洞は篩骨の中に位置し、篩板、垂直板、左右の蜂巣によって構成されています。 篩骨洞のCT画像における正常解剖についてまとめました。 まずは冠状断像から見ていきましょう。 篩骨洞のCT画像における正常解剖(冠状断像) 解 […] 続きを読む
鼻腔のCT画像における正常解剖 更新日:2021年11月22日 公開日:2021年11月18日 耳鼻咽喉科頭部CT 副鼻腔の単純CTの冠状断像の画像を用いて鼻腔の正常解剖について見ていきましょう。 動画解説しましたので、動画を見た上で読んだ方が頭に入るかも知れません。 まず、上から 上鼻甲介 中鼻甲介 下鼻甲介 と三つの隆起があります […] 続きを読む
側脳室の解剖とCT画像所見(前角、体部、三角部、後角、下角) 公開日:2021年10月29日 MRI検査頭部頭部CT 側脳室の解剖は少しややこしく、 前角 体部 三角部 後角 下角 の5部位からなります。 これがCTの横断像でどのように見えるのか大まかにまとめてみました。 側脳室の各部位の解剖の定義 前角(frontal horn(an […] 続きを読む
強膜バックリングのCT画像所見 公開日:2021年10月19日 頭部CT 強膜バックリングのCT画像所見 網膜剝離の治療法の一つに強膜バックリングがある。 シリコンの手術材料(シリコンラバーやシリコンスポンジ)を強膜に縫い付けることで眼球を一部くぼませて眼球内部に隆起を作り、剥離部の穴を眼の外 […] 続きを読む
外眼筋の強膜付着部・滑車の生理的石灰化とCT画像所見 更新日:2021年10月18日 公開日:2021年10月15日 頭部CT 眼窩の石灰化(orbital calcification) 眼窩の石灰化はしばしば偶発的に認めますが、主に2箇所です。 外眼筋の強膜付着部 滑車 です。 外眼筋の強膜付着部の石灰化 外眼筋の中でも、内直筋・外直筋の強膜へ […] 続きを読む
眼球癆とは?画像所見は? 公開日:2021年10月14日 頭部CT 眼球癆(phthisis bulbi)と画像所見 過去の外傷や、出血、感染による眼球障害の終末像を眼球癆(がんきゅうろう)と言う。 CTで眼球に異栄養性の石灰化を伴う眼球の変形、萎縮、壁の不整な肥厚として認められる。 症 […] 続きを読む
篩骨紙様板偏倚(紙様板の欠損)のCT画像所見 更新日:2023年11月27日 公開日:2021年10月5日 頭部CT 篩骨紙様板偏倚(紙様板の欠損)(orbital plate deviation) 眼窩内側壁である、紙様板の骨壁欠損(あるいは内側偏倚)を認めることがある。 頭部CTで時に偶発的所見として認められる。 剖検例の5-10% […] 続きを読む
造影剤による頭部CTの高吸収 公開日:2021年9月21日 頭部CT アンギオグラフィや胸腹部の造影CT検査後に単純CTを撮影すると、造影剤が血管内に残存していることがあり、高吸収を示す。 ミエログラフィ後も脳槽が高吸収となる。 MRIの造影剤もGdを使用しているため、高吸収となる。ただし […] 続きを読む
髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説 公開日:2021年9月14日 CT検査MRI検査救急頭部頭部CT 髄液の流れと水頭症 髄液の流れと非交通性水頭症、交通性水頭症をイラストを用いて動画解説しました。 書き起こしたものが以下です。 まず髄液の流れです。 脳のシェーマの矢状断像(横から見た図です) 病気か […] 続きを読む
隆鼻術後のCT画像所見 公開日:2021年8月7日 CT検査頭部CT 隆鼻術後(postoperative condition of rhinoplasty)のCT画像所見 鼻を高くする隆鼻術は2016年の米国において3番目に多い美容整形手術であり、頭部CTで偶発的に指摘されることがしばし […] 続きを読む