強膜バックリングのCT画像所見
- 網膜剝離の治療法の一つに強膜バックリングがある。
- シリコンの手術材料(シリコンラバーやシリコンスポンジ)を強膜に縫い付けることで眼球を一部くぼませて眼球内部に隆起を作り、剥離部の穴を眼の外側からふさぐという手術。
- CTでは、シリコンラバーは眼球を変形させる眼球周囲の高吸収なバンドとして認められ、シリコンスポンジはair濃度として認められる。
症例 30歳代男性
左眼球に眼球を取り囲むように存在するリング状の低吸収域あり。
シリコンスポンジによる強膜バックリングを疑う所見です。
10年前に手術歴がありました。
参考文献:画像診断 Vol.37 No.13 2017 P1295
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