肝膿瘍とは?原因、治療は?CT画像診断のポイントは? 更新日:2022年11月18日 公開日:2013年9月20日 救急腹部 肝膿瘍hepatic abscess 細菌性と非細菌性(アメーバ性や真菌性)に分けられる。 発熱、全身倦怠感を主訴とする場合が多いが、肝被膜に炎症が波及すると急性腹症を来すこともある。 主な感染経路は胆道性、門脈性、肝動 […] 続きを読む
胆管細胞癌(肝内胆管癌)(CCC)の画像診断のポイント 更新日:2024年1月8日 公開日:2013年9月19日 腹部 胆管細胞癌(肝内胆管癌)(CCC:cholangiocellular carcinoma) 原発性肝癌の3.6%を占め、HCCに次いで2番目に多い。 男性にやや多い。 HCVとの関連が深いといわれる。 胆管の慢性炎症を起 […] 続きを読む
限局性結節性過形成(FNH)とは?CT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2022年7月20日 公開日:2013年9月3日 腹部 限局性結節性過形成(FNH:focal nodular hyperplasia) 肝障害とは無関係(背景肝が正常→周囲肝と原則同信号) 異常血管に対する過形成。腫瘍ではないので増大せず、壊死や出血も生じず、「均一である」 […] 続きを読む
褐色細胞腫とは?CT,MRI,MIBGシンチの画像診断のポイント! 更新日:2021年2月8日 公開日:2013年9月2日 腹部 褐色細胞腫(pheochromocytoma)とは? 副腎髄質や交感神経節に存在するクロム親和性細胞が腫瘍化したもので、発生部位により副腎褐色細胞腫(副腎髄質由来)と副腎外褐色細胞腫(傍神経節由来、paraganglio […] 続きを読む
腸管壁の3層構造とは? (腸炎、憩室炎の画像所見/結腸癌) 更新日:2022年3月4日 公開日:2013年9月2日 救急腹部 腸管壁の3層構造とは? 3層構造とは、造影効果の 高い内層(粘膜層)、 低い中間層(粘膜下層、(筋層)) 高い外層((筋層)、漿膜下層) ※つまり、内側から白→黒→白に見える。 炎症性疾患、虚血性疾患では粘膜下組織浮腫、 […] 続きを読む
結腸憩室炎のCT画像診断のポイントは?症状、治療は? 更新日:2019年1月11日 公開日:2013年9月2日 救急腹部 結腸憩室炎(colonic diverticulitis) 大腸憩室に糞便などによる閉塞→二次的な感染により生じる。 中年以降に最も多い。 憩室の部位は日本人だと右結腸に70%、左結腸、全結腸にそれぞれ15%みられる。た […] 続きを読む
肝血管腫のCT、MRI画像診断のポイントは?症状は? 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年8月30日 腹部 肝海綿状血管腫(cavernous hemangioma) 肝の良性腫瘤性病変の中で最多。 中年以降の女性に多い。 健診の腹部超音波検査やCTで偶然発見されることが多い。 無症状で臨床的に問題となることはない。 ただし、 […] 続きを読む
肝動脈塞栓(TAE)で知っておくべき血管の解剖は? 更新日:2016年2月23日 公開日:2013年8月27日 腹部 肝血管造影、肝動脈塞栓(TAE)、アンギオのときの肝の動脈の見方、同定方法は? 肝のsegmentを考慮した血管造影読影の要点 まず固有肝動脈からの末梢分岐が2分岐か3分岐かを同定。 ついで、左肝動脈の根元に着目し、これ […] 続きを読む
NAFLDとNASHの違いは?定義は? 更新日:2017年1月20日 公開日:2013年8月26日 腹部 NAFLDとは nonalcoholic fatty liver diseaseのことで非アルコール性脂肪性肝疾患。 明らかな飲酒歴がないにも関わらず、肝組織所見はアルコール性肝障害に類似した主に大滴性の肝脂肪沈着を特徴 […] 続きを読む
胃結腸静脈幹(GCT:gastrocolic trunk)とその意義(特に膵癌で重要) 更新日:2022年6月22日 公開日:2013年8月5日 腹部 胃結腸静脈幹(Gastrocolic trunk:GCTもしくはGT)とは 右胃大網静脈、前上膵十二指腸静脈、右上結腸静脈が合流しSMVに注ぎ込むまでの間の静脈の共通幹のこと。膵頭部前面に形成される。Henle̵ […] 続きを読む