食道癌のCT画像診断 更新日:2017年11月13日 公開日:2013年10月2日 腹部 食道癌の画像診断 原発巣の評価 多くは、CTにて、限局性もしくは全周性の壁肥厚所見として描出される。 正常の食道壁の厚さは約3mmとされており、5mmを超えると異常と考えるのが一般的 。※ただし虚脱している場合は評価困難 […] 続きを読む
胆管内ガス(pneumobilia)の原因と鑑別:既往歴・手術歴・画像診断のポイント 更新日:2025年5月15日 公開日:2013年10月2日 CT検査MRI検査救急腹部 胆管内ガス(pneumobilia)を見たらまず確認すべきこと 肝内胆管に沿って分岐状に空気が分布している所見は、pneumobilia(胆管内ガス)を示唆します。これは病的所見のこともあれば、手術や処置後に生理的にみら […] 続きを読む
門脈内ガス、静脈内ガスの原因の鑑別診断、画像診断 更新日:2025年5月29日 公開日:2013年10月2日 救急腹部 門脈内には通常ガスを認めません。 CT画像などで門脈内にガスを認めた場合、門脈ガス(門脈気腫)と表現されます。 この門脈ガス(門脈気腫)にはどのような原因があるのでしょうか? またどのような画像所見になるのでしょうか? […] 続きを読む
腹膜垂炎とは?CT画像診断のポイントは? 更新日:2021年2月6日 公開日:2013年9月30日 救急腹部 腹膜垂炎(epiploic appendagitis)とは? 正常の腹膜垂は、直腸以外の虫垂を含めた全結腸にあり、盲腸とS状結腸に多く、その数は約50〜100個と言われている。 結腸の自由紐と大綱紐に沿って垂れ下がる脂肪 […] 続きを読む
小腸炎の鑑別診断は?CT画像診断は? 更新日:2023年3月18日 公開日:2013年9月30日 救急腹部 小腸炎を引き起こす病態の鑑別診断についてまとめました。 画像所見は非特異的なものが多く、基礎疾患や、食事歴、服薬などの問診が診断のてがかりに非常に有効となります。 小腸炎の鑑別診断 小腸炎の鑑別診断ではウイルス性、細菌性 […] 続きを読む
回盲部の腸炎の鑑別診断、CT画像診断は? 更新日:2019年1月7日 公開日:2013年9月30日 救急腹部 回盲部を中心に侵す腸炎の鑑別診断をまとめました。 有名どころはエルシニア、結核、クローン病です。 炎症が、右半結腸や小腸にも及ぶ場合はさらに鑑別診断は増えてきます。 回盲部の腸炎の鑑別診断 エルシニア:小児に好発 結核 […] 続きを読む
右側結腸の腸炎の鑑別診断、CT画像診断(O-157腸炎、サルモネラ、カンピロバクター) 更新日:2022年2月11日 公開日:2013年9月27日 救急腹部 腸管の浮腫性変化を見たときには、炎症や虚血がまず鑑別に挙がりますが、中でも右側結腸に浮腫性変化を認めており、かつ炎症が疑わしいときには、どのような疾患が考えられるのか、それぞれの特徴とともにまとめました。 右側結腸の腸炎 […] 続きを読む
腹膜偽粘液腫とは?CT画像診断のポイント 更新日:2024年1月26日 公開日:2013年9月26日 腹部 腹膜偽粘液腫(pseudomyxoma peritonei) 腹膜偽粘液腫は腹腔内にゼリー状の粘液が存在することを示す。’jelly belly’とも呼ばれる。 以前は卵巣粘液性嚢胞腺癌あるいは境界悪性腫瘍の破裂と考えら […] 続きを読む
虫垂腫瘍の画像診断(虫垂粘液腫、appendiceal mucocele)、虫垂癌 更新日:2021年10月16日 公開日:2013年9月26日 腹部 消化管の粘液産生腫瘍 消化管における粘液癌は比較的まれであり、胃では5.7%、大腸では6〜11%と報告されている。 大腸における粘液癌は主として細胞外に大量の粘液を産生し、粘液の結節を形成するため、内視鏡では、粘膜下腫瘍 […] 続きを読む
慢性胆嚢炎のCT,MRI画像診断のポイント 更新日:2018年8月31日 公開日:2013年9月26日 救急腹部 慢性胆嚢炎(chronic cholecystitis) 慢性胆のう炎は、急性胆嚢炎の炎症が消退して慢性化したものと、胆石や細菌感染などによる慢性的機会刺激から生じたものがある。 後者でかつ胆石合併例が多い(80-90% […] 続きを読む