「消化器」の記事一覧
食道の全周性浮腫性壁肥厚の鑑別
食道の全周性浮腫性壁肥厚の鑑別 アルコール摂取後:アルコールによる食道の直接的な障害よりも、嘔吐による胃液や胆汁による粘膜損傷の方が高度 有機リン系農薬接種後 強アルカリ性溶剤、塩素系洗剤摂取後 アニサキス症 好酸球性食 […]
サイトメガロウイルス腸炎のCT画像所見
サイトメガロウイルス腸炎とは サイトメガロウイルスによる腸炎で、潰瘍性大腸炎や虚血性大腸炎などに合併することがある。 宿主の免疫低下による慢性感染や潜伏感染していたサイトメガロウイルスの再活性化が原因となる。 免疫低下の […]
直腸癌のMRI画像診断で知っておくべき周囲の筋肉(恥骨直腸筋、肛門挙筋)の解剖
直腸癌のMRI画像診断で知っておくべき周囲の筋肉の解剖についてまとめました。 特にRbの下部の癌では、恥骨直腸筋や肛門挙筋と腫瘍の位置関係が重要となります。 画像をスクロールして見たい場合はこちら(それぞれ3スライス分の […]
直腸癌の分類のメルクマールとなる腹膜翻転部(腹膜反転部)のMRI画像所見
直腸癌がどこに存在するかの境界の一つとして腹膜翻転部(読み方は「ふくまくほんてんぶ」)もしくは腹膜反転部(読み方は「ふくまくはんてんぶ」)があります。 具体的には、 Ra(上部直腸):第2仙椎下縁の高さより腹膜翻転部(腹 […]
直腸癌のMRI画像診断で重要なCRMとは?
直腸癌の画像診断で重要な観察ポイントの一つにCRMがあります。 CRMとは、circumferential resection marginの略で、日本語にすると直腸周囲切除断端とか環状側切除断端などです。 これは、腫瘍 […]
直腸癌のT分類(壁深達度)とMRI画像所見の関係
直腸癌の壁深達度(T分類)は以下の様に定義されています。 T0:癌を認めない。 Tis:癌が粘膜内(M)にとどまり、粘膜下層(SM)に及んでいない。 T1:癌が粘膜下層(SM)までにとどまり、固有筋層(MP)に及んでいな […]
小腸型の感染性腸炎のCT画像所見のポイント!
感染性腸炎の分類 感染性腸炎は以下のように分けられます。 なかでも最も頻度が高いのが、小腸型です。 小腸型の中でも頻度が高いのがウイルス型です。 小腸型の感染性腸炎の画像所見 小腸型の感染性腸炎の画像所見1)としては、 […]
腹腔鏡下胆嚢摘出術時に重要な副肝管、異所性肝管とは?MRCPで診断。
左右の肝管が肝門部で合流する際に、複数の亜型があり、(広義の)副肝管と呼ばれます。 副肝管の一部には、腹腔鏡下胆嚢摘出術時に術前に把握しておかないと、手術により合併症を起こすものもあるため、注意が必要です。 今回は、副肝 […]
MRCPにおける胆汁の流れによるアーチファクト、総胆管結石との鑑別は?
MRCPは、胆道を画像化し、総胆管結石などの診断に有用です。 しかし、総胆管には胆汁の流れによるアーチファクトが生じることがあり、総胆管結石との鑑別が問題となることがあります。 そこで今回はどのような所見ならばこのアーチ […]