最後野(area postrema)とは?MRI画像では場所はどこに相当? 公開日:2024年7月26日 MRI検査頭部 最後野(area postrema)とは? 読み方は「さいこうや」 第4脳室底に相当する脳幹の底部、特に延髄に位置する小さな領域のこと。 血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barrier)が薄いため、体内の毒素 […] 続きを読む
carotid webとは?CT,MRI画像所見のポイントは? 公開日:2024年7月16日 MRI検査頭部 carotid web carotid webは、内頸動脈(ICA)の起始部に発生する薄い線状の膜。 内頸動脈に認めることが多いが、総頚動脈、椎骨動脈、鎖骨下動脈でも報告あり。 動脈壁の後方から内腔に向かって突出像を認め […] 続きを読む
脳MRIで頭部のBlack blood法として用いられるVRFA 3D-FSE法とは? 更新日:2024年7月19日 公開日:2024年7月16日 MRI検査頭部 VRFA 3D-FSE法とは? Variable Refocusing Flip Angle 3D-Fast Spin Echoの略。 Spin Echo法の一種で、MRI技術の一つ。 高解像度かつ高コントラストの画像を […] 続きを読む
神経性食思不振症の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 公開日:2024年2月7日 CT検査MRI検査頭部 神経性食思不振症(anorexia nervosa)の眼窩内、側頭窩のCT画像所見 神経性食思不振症(anorexia nervosa)では、頭部CTやMRIで眼窩内や側頭窩の脂肪織濃度上昇を認めることがある。 その原因 […] 続きを読む
視神経炎のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年2月7日 MRI検査頭部 視神経炎(optic neuritis) 脱髄疾患が最も多く多発性硬化症(MS)や視神経脊髄炎(NMO)で起こるが、特発性が65%と最多。 他には、膠原病(Sjögren症候群、SLE、Behçet病)、炎症、感染(ウイ […] 続きを読む
眼窩内転移の原発巣とCT、MRI画像診断のポイント 公開日:2024年1月14日 CT検査MRI検査頭部 眼窩内転移(Orbital metastasis)の原発巣と症状 眼窩外転移はまれで、全眼窩腫瘍の2-11%を占め、脈絡膜転移よりもかなりまれ。 原発巣として、成人では乳癌のほかに前立腺癌、悪性黒色腫、肺癌が挙げられる。 […] 続きを読む
脈絡叢/脳室内転移のMRI画像所見のポイント 更新日:2024年1月25日 公開日:2024年1月12日 CT検査MRI検査頭部 脈絡叢転移(Choroid plexus metastasis)/脳室内転移(Intraventricular metastasis) 脳転移のうち、脈絡叢や脳室内への転移は全体の約0.9%を占め、脳室内腫瘍全体の約6% […] 続きを読む
下垂体転移のMRI画像所見のポイント 公開日:2024年1月10日 MRI検査頭部 下垂体転移(pituitary metastasis)のMRI画像所見のポイント 下垂体転移は珍しく、通常は全身性転移疾患が明らかになるまで、下垂体腺腫と誤診されがち。 生存中央値約6か月の予後不良な病態であり、進行癌の […] 続きを読む
脳腫瘍の治療法と治療後の局所再発のMRI画像診断のポイント 公開日:2023年11月8日 MRI検査頭部 脳腫瘍の治療法 脳腫瘍の治療の原則は、手術、放射線治療、化学療法の3つを用いた集学的治療。 膠芽腫を含む悪性神経膠腫の標準治療=手術+術後のテモゾロミド併用放射線治療。ただし、テモゾロミドはリンパ球減少→ニューモシスチス […] 続きを読む
トルコ鞍内に骨棘を形成するsellar spineのCT画像所見のポイント 公開日:2023年6月14日 CT検査MRI検査頭部 sellar spine 鞍背正中よりトルコ鞍内に骨棘が突出する偶発的に発見される正常変異。 脊索の残骸の石灰化に由来すると考えられている。 頻度は5000〜8000例に1例程度。 通常無症状だが、内分泌疾患に関連する症 […] 続きを読む