「遠隔読影」の記事一覧
多形黄色星細胞腫の画像診断(pleomorphic xanthoastrocytoma:PXA)
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多形黄色星細胞腫(pleomorphic xanthoastrocytoma:PXA) WHO gradeⅡの腫瘍だが、再発率は比較的高く15〜20%で悪性転化あり。 ※核分裂像が比較的多く、壊死巣や微小血管増殖を伴う場 […]
唾石症とは?原因、症状、手術は?CT画像診断のポイントは?
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唾石症(sialolithiasis)とは? 唾液腺内に、細菌などの異物を核として同心円状にCaが沈着して形成される石灰化物。 特に顎下腺炎の原因で最多。※顎下腺は粘液腺が主体。 中でも腺体導管移行部が好発部位となる。 […]
小腸腫瘍の鑑別診断は?小腸癌の画像所見は?
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小腸腫瘍 小腸腫瘍は原発性消化管腫瘍の6%未満。悪性腫瘍は1−2%と報告されてきましたが、近年、カプセル内視鏡(VCE:video-capsule endoscopy)やダブルバルーン内視鏡(DBE:double-bal […]
尿管結石の腎尿管区分、CT画像診断のポイントは?
尿路結石 尿路(腎、尿管、膀胱、尿道)にできた結石。 腎結石は存在部位により腎盂結石、腎杯結石、腎実質結石と呼ばれる。 20-50歳代に多く、2-4:1で男性に多い。 尿管結石は腎結石が尿管内に下降したもの […]
甲状腺癌の画像診断、転移の特徴とは?
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甲状腺癌(thyroid cancer) もっとも頻度が高いのは乳頭癌(papillary carcinoma) 55〜80%。 ついで濾胞癌(follicular carcinoma)、未分化癌(undifferent […]
骨盤内感染症・骨盤内炎症性疾患(PID)の画像診断のポイントは?
骨盤内感染症・骨盤内炎症性疾患(PID:pelvic inflammatory disease)とは? 小骨盤を占める腹膜の炎症を総称するが、広義には子宮・付属器・小腸・直腸など骨盤内臓器、あるいはそれらを覆う臓側腹膜や […]
卵巣腫瘍捻転のCT,MRI画像診断
卵巣腫瘍茎捻転(ovarian torsion) ■疫学 婦人科救急疾患の約3%。 生殖可能な若年女性に多く見られる(20代>30代>40代)。閉経後や小児(支持組織が柔軟なため)でも起こる(17%)。 通常は一側性に起 […]
腹膜垂炎とは?CT画像診断のポイントは?
腹膜垂炎(epiploic appendagitis)とは? 正常の腹膜垂は、直腸以外の虫垂を含めた全結腸にあり、盲腸とS状結腸に多く、その数は約50〜100個と言われている。 結腸の自由紐と大綱紐に沿って垂れ下がる脂肪 […]