細胞性浮腫と血管性浮腫の違いは?DWIとADCとの関係は? 更新日:2021年2月8日 公開日:2014年2月24日 救急頭部 細胞性浮腫と血管性浮腫とは? 正常ではこのように、細胞の間を水は移動しています。 細胞性浮腫が起こると 細胞性浮腫が起こるとこのように 細胞が膨張し、 細胞間隙が狭くなり、 拡散低下します。 つまり、DWIにて高信号を示 […] 続きを読む
脳膿瘍のMRI画像診断のポイントは? 更新日:2023年4月6日 公開日:2014年2月24日 頭部 脳膿瘍(brain abscess) 感染経路は血行性もしくは直接進展(副鼻腔,中耳乳突蜂巣)、開頭術後。約1/4は感染源が特定できない。 病理像は脳炎(2週間)→壊死および被包化膿瘍(2週間以降)。 単発のことも多発の […] 続きを読む
超急性期脳出血のMRI画像所見は?ポイントはねずみ色!? 更新日:2019年6月14日 公開日:2014年2月24日 救急頭部 超急性期脳出血のMRI所見は? 超急性期脳出血の特徴は? ・発症直後から信号変化を認める(梗塞だと信号変化が出現するまでに、DWIでも30分程度はかかる。) T2強調画像(T2WI) 中等度高信号(オキシヘモグロビン) […] 続きを読む
高血圧性脳室内出血(脳室穿破)を来しやすい部位とは? 更新日:2019年7月2日 公開日:2014年2月19日 頭部 高血圧性の脳出血の脳室内出血(脳室穿破)について 高血圧性脳出血では、視床出血と尾状核出血が脳室穿破しやすく、鋳型状の脳室内血腫を伴うことが多い。 脳内出血の45%に脳室内出血が見られ、視床出血では69%,尾状 […] 続きを読む
尾状核出血とは?画像所見は? 更新日:2019年7月2日 公開日:2014年2月19日 頭部 尾状核出血とその画像所見 比較的稀で、高血圧性脳出血の2%に見られる。 前大脳動脈水平部より起始する穿通枝であるHeubnerの反回動脈の破綻による。 一般に尾状核頭部出血が多いが、時に尾状核体部への出血も見られる […] 続きを読む
Verga腔、透明中隔腔、脳室間腔の画像所見、鑑別点 更新日:2017年12月27日 公開日:2014年2月4日 頭部 Verga腔、透明中隔腔 透明中隔は脳梁上部で、両側側脳室を隔てる板状構造。 これが閉鎖せず嚢胞状に残存することがある。 Monro孔を越えて背側に広がる場合をVerga腔(cavum Vergae)、越えない場合を透明 […] 続きを読む
痙攣後脳症(痙攣重積後脳症)・てんかん重積後のMRI画像診断 更新日:2023年3月27日 公開日:2014年1月31日 MRI検査頭部 痙攣後脳症(痙攣重積後脳症) 痙攣重積の原因:急性、慢性疾患を含み、てんかん(40%)、感染症、脳症、熱性痙攣、血管障害、外傷、腫瘍から特殊な症候群までさまざま。 原因の同定が治療方針決定に重要。 画像所見は多彩。 […] 続きを読む
低酸素脳症のCT、MRI画像診断のポイントは? 更新日:2023年3月3日 公開日:2014年1月31日 頭部 心肺停止の蘇生後にみられることが多い低酸素脳症の画像診断についてまとめました。 低酸素脳症(Brain Hypoxia) 低酸素により起こる脳症。 心肺停止の蘇生後にみられることが多い。 胎児、新生児の場合は仮死による低 […] 続きを読む
髄膜炎の画像診断(MRI、CT所見)まとめ 更新日:2023年3月25日 公開日:2014年1月31日 頭部 髄膜炎症のMRI画像所見(総論) 髄膜炎を診断する上で、おおまかには下記の所見に注目しましょう。 FLAIR像のくも膜下腔の高信号(FLAIR sulcal hyperintensity)。脳脊髄腋に異常がなくても起こり […] 続きを読む
再発性多発性軟骨炎(RP)の画像診断、症状、基準 更新日:2022年9月9日 公開日:2014年1月29日 胸部頭部 再発性(反復性)多発性軟骨炎(RP:relapsing polychondritis) 軟骨や類似組織を系統的に侵す炎症性変性疾患。 好発部位は耳介(90%)、鼻(鞍鼻)、眼、関節、気道軟骨(50%)。 病態は不明である […] 続きを読む