脳出血のCT所見の経時的変化とCT値の関係(石灰化との鑑別) 更新日:2016年10月28日 公開日:2014年3月3日 救急頭部 脳出血とCT値 CTにおいて急性期出血は高吸収を示す。これは血液が血管外に漏出後、血漿成分が吸収され、ヘマトクリット値(Ht)が上昇するから。 脳実質のCT値は白質30〜34HU、灰白質37〜40HU程度であり、脳実質内 […] 続きを読む
硬膜動静脈瘻の画像診断(dural arteriovenous fistula:AVF) 更新日:2021年2月8日 公開日:2014年3月3日 救急頭部 硬膜動静脈瘻(dural arteriovenous fistula:AVF) 硬膜静脈壁に異常な血管網→動静脈短路を形成。 ▶︎硬膜に沿う異常血管 http://www.thebarrow.org/Neu […] 続きを読む
延髄内側梗塞とは?画像診断のポイントは?(Dejerine症候群) 更新日:2019年4月17日 公開日:2014年2月25日 救急頭部 延髄内側梗塞とは? 高齢者>>若年成人に発症する。 栄養血管は、椎骨動脈 V4から分岐する延髄傍正中動脈閉塞あるいは脳底動脈。両側性のこともある。 アテローム硬化性変化(延髄傍正中動脈の分枝粥腫型梗塞)> […] 続きを読む
延髄外側梗塞の画像診断(Wallenberg症候群) 更新日:2014年10月16日 公開日:2014年2月25日 救急頭部 延髄外側梗塞 ・若年成人>>高齢者。 ・椎骨動脈V4もしくは後下小脳動脈から分岐する延髄短回旋・長回旋動脈閉塞。 ・椎骨動脈解離>>アテローム硬化性変化 ・Wallenberg症候群と呼ばれる。 […] 続きを読む
脳幹梗塞(延髄・橋・中脳)の画像診断、支配血管まとめ 更新日:2018年6月21日 公開日:2014年2月24日 救急頭部 脳幹梗塞(延髄・橋・中脳)とは?特徴は? 脳幹梗塞は椎骨脳底動脈系からの回旋枝が原因血管となる。 後下小脳動脈、上小脳動脈には、Normal variation が多い。 虚血強度が弱め、DWIでも異常信号の出現ま […] 続きを読む
細胞性浮腫と血管性浮腫の違いは?DWIとADCとの関係は? 更新日:2021年2月8日 公開日:2014年2月24日 救急頭部 細胞性浮腫と血管性浮腫とは? 正常ではこのように、細胞の間を水は移動しています。 細胞性浮腫が起こると 細胞性浮腫が起こるとこのように 細胞が膨張し、 細胞間隙が狭くなり、 拡散低下します。 つまり、DWIにて高信号を示 […] 続きを読む
脳膿瘍のMRI画像診断のポイントは? 更新日:2023年4月6日 公開日:2014年2月24日 頭部 脳膿瘍(brain abscess) 感染経路は血行性もしくは直接進展(副鼻腔,中耳乳突蜂巣)、開頭術後。約1/4は感染源が特定できない。 病理像は脳炎(2週間)→壊死および被包化膿瘍(2週間以降)。 単発のことも多発の […] 続きを読む
超急性期脳出血のMRI画像所見は?ポイントはねずみ色!? 更新日:2019年6月14日 公開日:2014年2月24日 救急頭部 超急性期脳出血のMRI所見は? 超急性期脳出血の特徴は? ・発症直後から信号変化を認める(梗塞だと信号変化が出現するまでに、DWIでも30分程度はかかる。) T2強調画像(T2WI) 中等度高信号(オキシヘモグロビン) […] 続きを読む
高血圧性脳室内出血(脳室穿破)を来しやすい部位とは? 更新日:2019年7月2日 公開日:2014年2月19日 頭部 高血圧性の脳出血の脳室内出血(脳室穿破)について 高血圧性脳出血では、視床出血と尾状核出血が脳室穿破しやすく、鋳型状の脳室内血腫を伴うことが多い。 脳内出血の45%に脳室内出血が見られ、視床出血では69%,尾状 […] 続きを読む
尾状核出血とは?画像所見は? 更新日:2019年7月2日 公開日:2014年2月19日 頭部 尾状核出血とその画像所見 比較的稀で、高血圧性脳出血の2%に見られる。 前大脳動脈水平部より起始する穿通枝であるHeubnerの反回動脈の破綻による。 一般に尾状核頭部出血が多いが、時に尾状核体部への出血も見られる […] 続きを読む