サイトメガロウイルス腸炎のCT画像所見 公開日:2022年2月11日 CT検査救急消化器 サイトメガロウイルス腸炎とは サイトメガロウイルスによる腸炎で、潰瘍性大腸炎や虚血性大腸炎などに合併することがある。 宿主の免疫低下による慢性感染や潜伏感染していたサイトメガロウイルスの再活性化が原因となる。 免疫低下の […] 続きを読む
直腸癌のMRI画像診断で知っておくべき周囲の筋肉(恥骨直腸筋、肛門挙筋)の解剖 公開日:2021年11月25日 MRI検査消化器 直腸癌のMRI画像診断で知っておくべき周囲の筋肉の解剖についてまとめました。 特にRbの下部の癌では、恥骨直腸筋や肛門挙筋と腫瘍の位置関係が重要となります。 画像をスクロールして見たい場合はこちら(それぞれ3スライス分の […] 続きを読む
直腸癌の分類のメルクマールとなる腹膜翻転部のMRI画像所見 公開日:2021年11月25日 MRI検査消化器 直腸癌がどこに存在するかの境界の一つとして腹膜翻転部(読み方は「ふくまくほんてんぶ」)があります。 具体的には、 Ra(上部直腸):第2仙椎下縁の高さより腹膜反転部まで Rb(下部直腸):腹膜反転部より恥骨直腸筋付着部上 […] 続きを読む
直腸癌のMRI画像診断で重要なCRMとは? 公開日:2021年11月25日 MRI検査消化器 直腸癌の画像診断で重要な観察ポイントの一つにCRMがあります。 CRMとは、circumferential resection marginの略で、日本語にすると直腸周囲切除断端とか環状側切除断端などです。 これは、腫瘍 […] 続きを読む
直腸癌のT分類(壁深達度)とMRI画像所見の関係 更新日:2021年11月30日 公開日:2021年11月24日 MRI検査消化器 直腸癌の壁深達度(T分類)は以下の様に定義されています。 T0:癌を認めない。 Tis:癌が粘膜内(M)にとどまり、粘膜下層(SM)に及んでいない。 T1:癌が粘膜下層(SM)までにとどまり、固有筋層(MP)に及んでいな […] 続きを読む
小腸型の感染性腸炎のCT画像所見のポイント! 公開日:2021年6月5日 CT検査消化器腹部 感染性腸炎の分類 感染性腸炎は以下のように分けられます。 なかでも最も頻度が高いのが、小腸型です。 小腸型の中でも頻度が高いのがウイルス型です。 小腸型の感染性腸炎の画像所見 小腸型の感染性腸炎の画像所見1)としては、 […] 続きを読む
腹腔鏡下胆嚢摘出術時に重要な副肝管、異所性肝管とは?MRCPで診断。 公開日:2021年6月3日 MRI検査消化器腹部 左右の肝管が肝門部で合流する際に、複数の亜型があり、(広義の)副肝管と呼ばれます。 副肝管の一部には、腹腔鏡下胆嚢摘出術時に術前に把握しておかないと、手術により合併症を起こすものもあるため、注意が必要です。 今回は、副肝 […] 続きを読む
MRCPにおける胆汁の流れによるアーチファクト、総胆管結石との鑑別は? 更新日:2021年6月9日 公開日:2021年6月2日 MRI検査消化器 MRCPは、胆道を画像化し、総胆管結石などの診断に有用です。 しかし、総胆管には胆汁の流れによるアーチファクトが生じることがあり、総胆管結石との鑑別が問題となることがあります。 そこで今回はどのような所見ならばこのアーチ […] 続きを読む
胃幽門部では筋層が発達しておりCT画像であたかも壁肥厚に見えることがある。 公開日:2021年4月25日 CT検査消化器 胃幽門部では筋層が発達しており、あたかも壁肥厚に見えることがあります。 筋層の肥厚があたかも粘膜下層の肥厚のように見えてしまうため注意が必要です。 具体的な症例を見てみましょう。 症例 80歳代女性 胃の幽門部にあたかも […] 続きを読む
食道憩室の一つであるZenker憩室とは?画像所見は? 公開日:2019年11月30日 消化器胸部 Zenker憩室とは 読み方はツェンカー憩室。 咽頭食道接合部の後壁にみられ、輪状咽頭筋の間隙にできる圧出性憩室。 筋膜を欠く仮性憩室。 加齢とともに頻度が高くなる。 大きくなると、食物が貯留して誤嚥や、嚥下障害、逆流の […] 続きを読む