
「腹部」の記事一覧
食道癌のCT画像診断
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食道癌の画像診断 原発巣の評価 多くは、CTにて、限局性もしくは全周性の壁肥厚所見として描出される。 正常の食道壁の厚さは約3mmとされており、5mmを超えると異常と考えるのが一般的 。※ただし虚脱している場合は評価困難 […]
(肝内)胆管内ガスの原因の鑑別、画像診断(pneumobilia)
胆管内ガス(pneumobilia)をみたら 胆管空腸吻合後 乳頭切開後 胆摘後 においては生理的に認められるので、病歴や手術歴をチェックする。 既往・手術歴ある場合は、左右に均等に認められるかもチェックする。 既往・手 […]
門脈内ガス、静脈内ガスの原因の鑑別診断、画像診断
門脈内には通常ガスを認めません。 CT画像などで門脈内にガスを認めた場合、門脈ガス(門脈気腫)と表現されます。 この門脈ガス(門脈気腫)にはどのような原因があるのでしょうか? またどのような画像所見になるのでしょうか? […]

腹膜垂炎とは?CT画像診断のポイントは?
腹膜垂炎(epiploic appendagitis)とは? 正常の腹膜垂は、直腸以外の虫垂を含めた全結腸にあり、盲腸とS状結腸に多く、その数は約50〜100個と言われている。 結腸の自由紐と大綱紐に沿って垂れ下がる脂肪 […]

小腸炎の鑑別診断は?CT画像診断は?
小腸炎を引き起こす病態の鑑別診断についてまとめました。 画像所見は非特異的なものが多く、基礎疾患や、食事歴、服薬などの問診が診断のてがかりに非常に有効となります。 小腸炎の鑑別診断 小腸炎の鑑別診断ではウイルス性、細菌性 […]
回盲部の腸炎の鑑別診断、CT画像診断は?
回盲部を中心に侵す腸炎の鑑別診断をまとめました。 有名どころはエルシニア、結核、クローン病です。 炎症が、右半結腸や小腸にも及ぶ場合はさらに鑑別診断は増えてきます。 回盲部の腸炎の鑑別診断 エルシニア:小児に好発 結核 […]
右側結腸の腸炎の鑑別診断、CT画像診断(O-157腸炎、サルモネラ、カンピロバクター)
腸管の浮腫性変化を見たときには、炎症や虚血がまず鑑別に挙がりますが、中でも右側結腸に浮腫性変化を認めており、かつ炎症が疑わしいときには、どのような疾患が考えられるのか、それぞれの特徴とともにまとめました。 右側結腸の腸炎 […]

腹膜偽粘液腫とは?CT画像診断のポイント
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腹膜偽粘液腫(pseudomyxoma peritonei) 腹膜偽粘液腫は腹腔内にゼリー状の粘液が存在することを示す。’jelly belly’とも呼ばれる。 以前は卵巣粘液性嚢胞腺癌あるいは境界悪性腫瘍の破裂と考えら […]
虫垂腫瘍の画像診断(虫垂粘液腫、appendiceal mucocele)、虫垂癌
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消化管の粘液産生腫瘍 消化管における粘液癌は比較的まれであり、胃では5.7%、大腸では6〜11%と報告されている。 大腸における粘液癌は主として細胞外に大量の粘液を産生し、粘液の結節を形成するため、内視鏡では、粘膜下腫瘍 […]