虫垂同定ブートキャンプ 症例4 虫垂同定ブートキャンプ 虫垂同定ブートキャンプ 症例4 【症例】60歳代男性 スクリーニング 画像はこちら 横断像 冠状断像 【虫垂同定ブートキャンプ】症例4の動画解説 症例4のみなさんの回答 お疲れ様でした。 今日は以上です。 今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。 投稿ナビゲーション 虫垂同定ブートキャンプ 症例3虫垂同定ブートキャンプ 症例5
アウトプットありがとうございます。 >虫垂きれいに同定できました!すっきりしました。 よかったです。 >S状結腸を追うのが苦手です…下行結腸からは良いのですが。S状結腸をうまく追うコツみたいなものは、ありますでしょうか? これは訓練あるのみなのですが、今回も少し結腸内のガスが多い部位があり、追いにくい場所があります。 その場合は、(今回の皆さんの環境ではできないですが)、現場では、ウインドウ幅を400程度に広げて脂肪と空気をより区別しやすくしてください。 今回の症例でやってみました。 https://imaging-diagnosis.com/view/pQ4PJs5V これなら追いやすいですね。 返信
アウトプットありがとうございます。 >直腸からS状結腸、上行が今回わかりにくかったので上行結腸を先に見つけてS状結腸と逆に追っていくと捉えることができました。 虫垂を必ずしも根部から追う必要がないの同じように、S状結腸の連続性がわかりにくい場合は、下行結腸(やおっしゃるように上行結腸)から肛門側に追い始めるのもありです(^^) 返信
今回は虫垂は簡単でしたが、S状が難しかったです。直腸から遡ったとき、左側(像で右側)に行くまでに、一度やや右寄り(像で左寄り)に進んでいましたが、こう言ったことはよくあるのでしょうか?正直相当右に走行していたため???となってしまったのですが… 返信
アウトプットありがとうございます。 >左側(像で右側)に行くまでに、一度やや右寄り(像で左寄り)に進んでいましたが、こう言ったことはよくあるのでしょうか?正直相当右に走行していたため???となってしまった S状結腸は長い方はどこまでSなんだ?と思うくらい長い方もおられます。 シンプルに直腸から左側(向って右側)の下行結腸に向かうものもありますが、そうでないことも結構な頻度であります。 S状結腸が長い方は、S状結腸軸捻転のリスクとなりますね。 https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/20658 返信
今回の虫垂は追いやすかったです。冠状断は、特に分かりやすいと思いました。 皆さんのコメントにもありますが、横断像だとS状結腸から上行結腸の同定が難しく、追っているつもりがいつのまにか消えてしまうことが多いです。今回は冠状断でもS状結腸が同定しにくかったです。 返信
アウトプットありがとうございます。 >横断像だとS状結腸から上行結腸の同定が難しく、追っているつもりがいつのまにか消えてしまうことが多いです。今回は冠状断でもS状結腸が同定しにくかったです。 そうですね。他の方のコメントにも記載しましたが、今回追いにくい(いつの間にか消えていしまう)原因はウインドウ幅の問題もあります。 空気と脂肪が同じ真っ黒になっているためです。これらを分離する様に調整すると見やすいですね。 https://imaging-diagnosis.com/view/pQ4PJs5V 実際の現場では調整してみてください。 返信
ありがとうございます。虫垂は比較的容易に分かりました。皆様ご指摘のようにS状結腸が追いにくかったですが、なんとか追いかけられました。比較的直線的だったので分かりましたが、横行結腸もやや見にくかったです。 横断像の50番台あたりにたくさん見られる連珠状の高吸収の像は門脈系の血管を見ているのでしょうか? 返信
アウトプットありがとうございます。 >横断像の50番台あたりにたくさん見られる連珠状の高吸収の像は門脈系の血管を見ているのでしょうか? 50番台あたりのどの辺でしょうか? 正中〜左腹側ならば小腸間膜の血管ですね。 返信
虫垂の同定と腸管を追うことは大体できるようになったのですが、腸管を追う際どんな所見に注意して追えばいいのでしょうか?CTの単純撮影の時十二指腸内にある腫瘍を見逃したことがありました。放射線科の先生はもちろん所見に書いていらしたのですが、目的が別だったため見ているつもりでも自分は気づけませんでした。 返信
コメントありがとうございます。 >腸管を追う際どんな所見に注意して追えばいいのでしょうか? CTは消化管癌のスクリーニングには使えないという前提(つまりCTで消化管癌を除外できない)を押さえた上で、大きな腫瘍を見逃さないということが重要となります。 炎症や虚血の場合は、結腸は3層構造を保った壁肥厚を来しますが、腫瘍の場合は層構造が失われた壁肥厚を来します。 また腫瘍の場合は腸管周囲にリンパ節を認めることがあり、転移を示唆する所見です。 層構造が失われた不自然な壁肥厚や周囲のリンパ節腫大がないかをチェックします。(ただ今回はそこまでは扱いません。) 参考 https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/3018 返信
はじめは先生の解説を聞いてやっと分かるという感じだったのですが、最近は自分でも虫垂の同定をすることができるようになりました。もう虫垂を追うことに抵抗がありません!本当にありがとうございます。引き続きよろしくお願いします! 返信
コメントありがとうございます。 >肝辺縁が鈍化しているように見えた おっしゃるとおりですね。 辺縁が鈍化しており、慢性的な肝障害の可能性があります。 脂肪肝は肝に脂肪が沈着している状態ですので、CT値の平均が40HU以下であったり、MRIで脂肪の含有を確認したりして診断します。 参考 https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/13955 返信
下行結腸は後腹膜に固定されていると思いますが、その位置は横断像で後方とイメージしていましたが、本症例は側方にあるように思えます。腹腔内での後腹膜の位置がイメージできません。症例によっても違うのでしょうか。何かいいわかりやすいイラストなどありますか。 返信
アウトプットありがとうございます。 >本症例は側方にあるように思えます。 確かに今回下行結腸は少し前方に位置していますが、この程度ならばよくあります。 今回は後腹膜に固定されていると思われますが、固定が悪いこともあります。 イメージとしてはこちらの図のような感じです。 https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/8131 ただし、実際は今回のように結構前方に存在することもあります。 もちろん症例によっても異なります。 返信
毎回目から鱗です。回盲部がわかるようになりましたが、虫垂が冠状断では追えても横断像ではなかなか追えなかったのが、今回のは追うことが出来ました。これまでの症例を通して、虫垂が考えてた以上に長いことが実感出来ました。S状結腸は先生のように肛門側から追うのが難しく、下行結腸末端から逆に追って分かったという感じでした。今回今までの症例と比較してS状結腸が右側に寄ってるように思え余計に戸惑いました。先生の解説動画を何回も見返して勉強させて頂いています。 返信
アウトプットありがとうございます。 症例を体験していただき、読影力が上がっていっている様子を感想くださり、こちらも非常に嬉しいです(^^) 症例15までありますので、「また症例きたか」と思わず是非皆勤賞を目指していただけたらと思います。 S状結腸は後腹膜に固定されていませんので色々動きます。ですので、ときに捻転を起こします。 返信
ct読影がとにかく苦手で始めました。勉強させて頂いております、よろしくお願いします。 横断131〜139くらいで十二指腸がこの先二手に分かれている…??オペ後???とか考えてしまいましたが、冠状断40,41で十二指腸と小腸が平行して走行しながらくっついているのがわかりました。 断面の切り方、内腔の構造や「このように走行する可能性が高い」という知識などを総合的に使って読むのかなぁと感じました。 慣れたらそんなこといちいち考えないかもしれませんが笑 返信
アウトプットありがとうございます。 よろしくお願いします。 >横断131〜139くらいで十二指腸がこの先二手に分かれている…??オペ後???とか考えてしまいましたが、冠状断40,41で十二指腸と小腸が平行して走行しながらくっついているのがわかりました。 言われてみれば確かに横断像ではそのように見えますね。 >「このように走行する可能性が高い」という知識などを総合的に使って読む S状結腸が長い人もいますが、上部も下部もおっしゃるように「このように走行する可能性が高い」という知識を持ちつつ追って行きます。 そうでない場合に、術後であったり、結腸の固定不良や中腸回転異常などを考えます。 返信
前回より今回の方が腸管の追跡がしやすく感じました。冠状断で1スライスで虫垂の全貌が追えたのは初めてでした…。普段CTを見る際には、window幅を調節してみることが多いのですが、今後window幅を変えなくても見れるようになればと思い取り組んでいます。目が慣れてきたと思いたいです…。 返信
アウトプットありがとうございます。 >前回より今回の方が腸管の追跡がしやすく感じました。冠状断で1スライスで虫垂の全貌が追えたのは初めてでした…。 虫垂が横断像で同じ断面で全貌が見えることはまれですが、冠状断像の場合は今回のように全貌もしくは全貌近くが見えることはよくありますね。 なので冠状断像との併用が欠かせないですね。 >普段CTを見る際には、window幅を調節してみることが多いのですが、今後window幅を変えなくても見れるようになればと思い取り組んでいます。目が慣れてきたと思いたいです…。 調節しない状態ですと、空気も黒、脂肪も黒でコントラストがつきにくいので積極的に変えていただいて構いません。 最初は変えないで見てみて、追えなければ変えるという順番でも良いと思いますが。 返信
アウトプットありがとうございます。 >「完璧に追えた」が増えてきましたね! 今回は少し追いやすかったかもしれませんね。 >「腸管を追う」ということをあまりしない(食わず嫌い)ことが多いので、とてもよい機会だと思います(^^) そうですね。 なかなか当直中の空き時間で、一人で追ってみようとはならないかもしれません。 少し訓練しないとなかなか追えないので、当直中の空き時間などで研修医の先生などと一緒に追ってみようと企画するとネオメタボ先生の株が上がります。 返信
今回は虫垂もS状結腸(←前回苦労した)も追うことができました! 気づいた点 ・下行結腸の位置は症例によって異なる。今回、後腹膜に固定されている割に腹側すぎると思ったが、この程度ならよくあることである(by過去コメント) ・虫垂は自分が思っていたよりも長い(調べると、長いものだと10cmとのこと) ・S状結腸も思ってたよりも長くてウネウネしている。読影のときも上へ下へクルクルしながら追いかけて行く必要がある。 質問 ・肝表面が少しデコボコしているように見えますが(18〜20/180)、合っていますか? 返信
アウトプットありがとうございます。 >下行結腸の位置は症例によって異なる。今回、後腹膜に固定されている割に腹側すぎると思ったが、この程度ならよくあることである(by過去コメント) そうですね。後腹膜への固定が少し悪いのでしょうね。 >虫垂は自分が思っていたよりも長い(調べると、長いものだと10cmとのこと) これは昨日指導した研修医の先生も同じ感想を持たれていました。個人差がかなりありますので、本当に短い人もいますし、同定できないこともあります。 >S状結腸も思ってたよりも長くてウネウネしている。読影のときも上へ下へクルクルしながら追いかけて行く必要がある。 これも個人差があります。すんなり下行結腸に行ってくれる人もいれば、どれだけ遠回りしていくのだという人もいます。 S状結腸過長という正常変異があるくらいですので。 思うにこのS状結腸を追うのが結腸を追う中で最も難しくなる傾向にありますね。 >肝表面が少しデコボコしているように見えますが(18〜20/180)、合っていますか? そうですね。辺縁が鈍で、やや凹凸不整ですので慢性肝障害の可能性がありますね。 返信
今回は皆さんがおっしゃっているように回盲部や虫垂はとても分かりやすく自信をもって回答することができました。苦手意識をもっていましたが徐々に払拭されてきたように思います。 腸管を追うのがまだ慣れないのでここで読んだ、固定されていない腸管は動くので走行にはバリエーションがあることを意識してもう一度復習したいと思います。引き続きよろしくお願いします。 返信
アウトプットありがとうございます。 >固定されていない腸管は動くので走行にはバリエーションがあることを意識してもう一度復習したいと思います。 特にS状結腸は追うのが難しいことがよくあります。肛門側からだけでなく、時に下行結腸から肛門側に向かって迎えにいくのもありですね。 また、上行結腸、下行結腸は通常後腹膜に固定されていますが固定が不良の場合もありますので、その場合も注意しましょう。 返信
虫垂きれいに同定できました!すっきりしました。しかし、S状結腸を追うのが苦手です…下行結腸からは良いのですが。S状結腸をうまく追うコツみたいなものは、ありますでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>虫垂きれいに同定できました!すっきりしました。
よかったです。
>S状結腸を追うのが苦手です…下行結腸からは良いのですが。S状結腸をうまく追うコツみたいなものは、ありますでしょうか?
これは訓練あるのみなのですが、今回も少し結腸内のガスが多い部位があり、追いにくい場所があります。
その場合は、(今回の皆さんの環境ではできないですが)、現場では、ウインドウ幅を400程度に広げて脂肪と空気をより区別しやすくしてください。
今回の症例でやってみました。
https://imaging-diagnosis.com/view/pQ4PJs5V
これなら追いやすいですね。
確かに。ウィンドウ幅を調節するという技があるのですね…
エアを追うことで、見やすくなりました。
そうなんです。
皆さんの環境では調節できなくて申し訳ないです。
実際の現場では調節して見やすくしてください。
近位空腸の拡張は有意でしょうか?。
コメントありがとうございます。
この程度は正常範囲ですね。
今回は私も虫垂がわかりました。直腸からS状結腸、上行が今回わかりにくかったので上行結腸を先に見つけてS状結腸と逆に追っていくと捉えることができました。
アウトプットありがとうございます。
>直腸からS状結腸、上行が今回わかりにくかったので上行結腸を先に見つけてS状結腸と逆に追っていくと捉えることができました。
虫垂を必ずしも根部から追う必要がないの同じように、S状結腸の連続性がわかりにくい場合は、下行結腸(やおっしゃるように上行結腸)から肛門側に追い始めるのもありです(^^)
今回は虫垂は簡単でしたが、S状が難しかったです。直腸から遡ったとき、左側(像で右側)に行くまでに、一度やや右寄り(像で左寄り)に進んでいましたが、こう言ったことはよくあるのでしょうか?正直相当右に走行していたため???となってしまったのですが…
アウトプットありがとうございます。
>左側(像で右側)に行くまでに、一度やや右寄り(像で左寄り)に進んでいましたが、こう言ったことはよくあるのでしょうか?正直相当右に走行していたため???となってしまった
S状結腸は長い方はどこまでSなんだ?と思うくらい長い方もおられます。
シンプルに直腸から左側(向って右側)の下行結腸に向かうものもありますが、そうでないことも結構な頻度であります。
S状結腸が長い方は、S状結腸軸捻転のリスクとなりますね。
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/20658
今回の虫垂は追いやすかったです。冠状断は、特に分かりやすいと思いました。
皆さんのコメントにもありますが、横断像だとS状結腸から上行結腸の同定が難しく、追っているつもりがいつのまにか消えてしまうことが多いです。今回は冠状断でもS状結腸が同定しにくかったです。
アウトプットありがとうございます。
>横断像だとS状結腸から上行結腸の同定が難しく、追っているつもりがいつのまにか消えてしまうことが多いです。今回は冠状断でもS状結腸が同定しにくかったです。
そうですね。他の方のコメントにも記載しましたが、今回追いにくい(いつの間にか消えていしまう)原因はウインドウ幅の問題もあります。
空気と脂肪が同じ真っ黒になっているためです。これらを分離する様に調整すると見やすいですね。
https://imaging-diagnosis.com/view/pQ4PJs5V
実際の現場では調整してみてください。
ありがとうございます。虫垂は比較的容易に分かりました。皆様ご指摘のようにS状結腸が追いにくかったですが、なんとか追いかけられました。比較的直線的だったので分かりましたが、横行結腸もやや見にくかったです。
横断像の50番台あたりにたくさん見られる連珠状の高吸収の像は門脈系の血管を見ているのでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>横断像の50番台あたりにたくさん見られる連珠状の高吸収の像は門脈系の血管を見ているのでしょうか?
50番台あたりのどの辺でしょうか?
正中〜左腹側ならば小腸間膜の血管ですね。
例えば55番ならば画面右側寄り、画面右上から左下へ連珠状にみえる3-4条の構造です。小腸間膜の血管なのですね。ありがとうございました。
>例えば55番ならば画面右側寄り、画面右上から左下へ連珠状にみえる3-4条の構造です。
ならば、小腸間膜内の血管ですね。
虫垂の同定と腸管を追うことは大体できるようになったのですが、腸管を追う際どんな所見に注意して追えばいいのでしょうか?CTの単純撮影の時十二指腸内にある腫瘍を見逃したことがありました。放射線科の先生はもちろん所見に書いていらしたのですが、目的が別だったため見ているつもりでも自分は気づけませんでした。
コメントありがとうございます。
>腸管を追う際どんな所見に注意して追えばいいのでしょうか?
CTは消化管癌のスクリーニングには使えないという前提(つまりCTで消化管癌を除外できない)を押さえた上で、大きな腫瘍を見逃さないということが重要となります。
炎症や虚血の場合は、結腸は3層構造を保った壁肥厚を来しますが、腫瘍の場合は層構造が失われた壁肥厚を来します。
また腫瘍の場合は腸管周囲にリンパ節を認めることがあり、転移を示唆する所見です。
層構造が失われた不自然な壁肥厚や周囲のリンパ節腫大がないかをチェックします。(ただ今回はそこまでは扱いません。)
参考
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/3018
はじめは先生の解説を聞いてやっと分かるという感じだったのですが、最近は自分でも虫垂の同定をすることができるようになりました。もう虫垂を追うことに抵抗がありません!本当にありがとうございます。引き続きよろしくお願いします!
コメントありがとうございます。
4症例で抵抗がなくなったとのこと嬉しく思います。
まだ先は長いので引き続きよろしくお願いします。
今回はとてもわかりやすく、自信を持って同定できました!
良かったです。
引き続きよろしくお願いします。
毎回とても勉強になっています。ありがとうございます。
本症例で肝辺縁が鈍化しているように見えたのですが、脂肪肝の所見ととってもよろしいのでしょうか?
コメントありがとうございます。
>肝辺縁が鈍化しているように見えた
おっしゃるとおりですね。
辺縁が鈍化しており、慢性的な肝障害の可能性があります。
脂肪肝は肝に脂肪が沈着している状態ですので、CT値の平均が40HU以下であったり、MRIで脂肪の含有を確認したりして診断します。
参考
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/13955
やはり「内部にAirを含む細い管腔構造」を意識するようになってから,同定がしやすくなった気がします.
今回が簡単なだけか,回数重ねることで見やすくなってきたのかもしれませんが.
アウトプットありがとうございます。
返信遅くなりました。
今回は正答率が高かったですね。
>「内部にAirを含む細い管腔構造」
そうですね。これを意識してください。
下行結腸は後腹膜に固定されていると思いますが、その位置は横断像で後方とイメージしていましたが、本症例は側方にあるように思えます。腹腔内での後腹膜の位置がイメージできません。症例によっても違うのでしょうか。何かいいわかりやすいイラストなどありますか。
アウトプットありがとうございます。
>本症例は側方にあるように思えます。
確かに今回下行結腸は少し前方に位置していますが、この程度ならばよくあります。
今回は後腹膜に固定されていると思われますが、固定が悪いこともあります。
イメージとしてはこちらの図のような感じです。
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/8131
ただし、実際は今回のように結構前方に存在することもあります。
もちろん症例によっても異なります。
毎回目から鱗です。回盲部がわかるようになりましたが、虫垂が冠状断では追えても横断像ではなかなか追えなかったのが、今回のは追うことが出来ました。これまでの症例を通して、虫垂が考えてた以上に長いことが実感出来ました。S状結腸は先生のように肛門側から追うのが難しく、下行結腸末端から逆に追って分かったという感じでした。今回今までの症例と比較してS状結腸が右側に寄ってるように思え余計に戸惑いました。先生の解説動画を何回も見返して勉強させて頂いています。
アウトプットありがとうございます。
症例を体験していただき、読影力が上がっていっている様子を感想くださり、こちらも非常に嬉しいです(^^)
症例15までありますので、「また症例きたか」と思わず是非皆勤賞を目指していただけたらと思います。
S状結腸は後腹膜に固定されていませんので色々動きます。ですので、ときに捻転を起こします。
今回は比較的腸管を追うのが容易でした。「もう一丁!」
アウトプットありがとうございます。
あと11丁ありますので、飽きずに続けてください(^^)
今回は上からも下からも虫垂も特定できました。ごろー先生のおかげです。腸管のイメージがついてきました。ありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。
アウトプットありがとうございます。
上も下も虫垂も同定できたようでよかったです。
まだ11症例ありますので、繰り返してみてください。
4回目にして腸管を追う前に虫垂をコレだ!と見つけられました。
嬉しかったです。
アウトプットありがとうございます。
追う前に虫垂が「内部にairを有する細い管腔構造」として目に入ってくることがあります。
いろいろな症例で試してみてください(^^)
ct読影がとにかく苦手で始めました。勉強させて頂いております、よろしくお願いします。
横断131〜139くらいで十二指腸がこの先二手に分かれている…??オペ後???とか考えてしまいましたが、冠状断40,41で十二指腸と小腸が平行して走行しながらくっついているのがわかりました。
断面の切り方、内腔の構造や「このように走行する可能性が高い」という知識などを総合的に使って読むのかなぁと感じました。
慣れたらそんなこといちいち考えないかもしれませんが笑
アウトプットありがとうございます。
よろしくお願いします。
>横断131〜139くらいで十二指腸がこの先二手に分かれている…??オペ後???とか考えてしまいましたが、冠状断40,41で十二指腸と小腸が平行して走行しながらくっついているのがわかりました。
言われてみれば確かに横断像ではそのように見えますね。
>「このように走行する可能性が高い」という知識などを総合的に使って読む
S状結腸が長い人もいますが、上部も下部もおっしゃるように「このように走行する可能性が高い」という知識を持ちつつ追って行きます。
そうでない場合に、術後であったり、結腸の固定不良や中腸回転異常などを考えます。
前回より今回の方が腸管の追跡がしやすく感じました。冠状断で1スライスで虫垂の全貌が追えたのは初めてでした…。普段CTを見る際には、window幅を調節してみることが多いのですが、今後window幅を変えなくても見れるようになればと思い取り組んでいます。目が慣れてきたと思いたいです…。
アウトプットありがとうございます。
>前回より今回の方が腸管の追跡がしやすく感じました。冠状断で1スライスで虫垂の全貌が追えたのは初めてでした…。
虫垂が横断像で同じ断面で全貌が見えることはまれですが、冠状断像の場合は今回のように全貌もしくは全貌近くが見えることはよくありますね。
なので冠状断像との併用が欠かせないですね。
>普段CTを見る際には、window幅を調節してみることが多いのですが、今後window幅を変えなくても見れるようになればと思い取り組んでいます。目が慣れてきたと思いたいです…。
調節しない状態ですと、空気も黒、脂肪も黒でコントラストがつきにくいので積極的に変えていただいて構いません。
最初は変えないで見てみて、追えなければ変えるという順番でも良いと思いますが。
「完璧に追えた」が増えてきましたね!
「腸管を追う」ということをあまりしない(食わず嫌い)ことが多いので、とてもよい機会だと思います(^^)
アウトプットありがとうございます。
>「完璧に追えた」が増えてきましたね!
今回は少し追いやすかったかもしれませんね。
>「腸管を追う」ということをあまりしない(食わず嫌い)ことが多いので、とてもよい機会だと思います(^^)
そうですね。
なかなか当直中の空き時間で、一人で追ってみようとはならないかもしれません。
少し訓練しないとなかなか追えないので、当直中の空き時間などで研修医の先生などと一緒に追ってみようと企画するとネオメタボ先生の株が上がります。
今回は虫垂もS状結腸(←前回苦労した)も追うことができました!
気づいた点
・下行結腸の位置は症例によって異なる。今回、後腹膜に固定されている割に腹側すぎると思ったが、この程度ならよくあることである(by過去コメント)
・虫垂は自分が思っていたよりも長い(調べると、長いものだと10cmとのこと)
・S状結腸も思ってたよりも長くてウネウネしている。読影のときも上へ下へクルクルしながら追いかけて行く必要がある。
質問
・肝表面が少しデコボコしているように見えますが(18〜20/180)、合っていますか?
アウトプットありがとうございます。
>下行結腸の位置は症例によって異なる。今回、後腹膜に固定されている割に腹側すぎると思ったが、この程度ならよくあることである(by過去コメント)
そうですね。後腹膜への固定が少し悪いのでしょうね。
>虫垂は自分が思っていたよりも長い(調べると、長いものだと10cmとのこと)
これは昨日指導した研修医の先生も同じ感想を持たれていました。個人差がかなりありますので、本当に短い人もいますし、同定できないこともあります。
>S状結腸も思ってたよりも長くてウネウネしている。読影のときも上へ下へクルクルしながら追いかけて行く必要がある。
これも個人差があります。すんなり下行結腸に行ってくれる人もいれば、どれだけ遠回りしていくのだという人もいます。
S状結腸過長という正常変異があるくらいですので。
思うにこのS状結腸を追うのが結腸を追う中で最も難しくなる傾向にありますね。
>肝表面が少しデコボコしているように見えますが(18〜20/180)、合っていますか?
そうですね。辺縁が鈍で、やや凹凸不整ですので慢性肝障害の可能性がありますね。
今回は皆さんがおっしゃっているように回盲部や虫垂はとても分かりやすく自信をもって回答することができました。苦手意識をもっていましたが徐々に払拭されてきたように思います。
腸管を追うのがまだ慣れないのでここで読んだ、固定されていない腸管は動くので走行にはバリエーションがあることを意識してもう一度復習したいと思います。引き続きよろしくお願いします。
アウトプットありがとうございます。
>固定されていない腸管は動くので走行にはバリエーションがあることを意識してもう一度復習したいと思います。
特にS状結腸は追うのが難しいことがよくあります。肛門側からだけでなく、時に下行結腸から肛門側に向かって迎えにいくのもありですね。
また、上行結腸、下行結腸は通常後腹膜に固定されていますが固定が不良の場合もありますので、その場合も注意しましょう。