虫垂同定ブートキャンプ 症例3 虫垂同定ブートキャンプ 虫垂同定ブートキャンプ 症例3 【症例】50歳代 男性 【現病歴】会社検診でAFP 11.8と軽度高値を指摘され、精査となる。 画像はこちら 横断像 冠状断像 【虫垂同定ブートキャンプ】症例3の動画解説 その他所見: 肝嚢胞あり。 腹腔動脈・上腸間膜動脈の共通幹あり。 症例3のみなさんの回答 お疲れ様でした。 今日は以上です。 今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。 投稿ナビゲーション 虫垂同定ブートキャンプ 症例2虫垂同定ブートキャンプ 症例4
いつも 丁寧なご説明 本当にありがとうございます。 小生は 今回 S状結腸の走行同定に時間がかかりました。現実問題として 普段 読影に時間がかけれない場合は大きな腫瘍形態や 著明な炎症性変化は無さそうという報告書記載では やはりダメなのでしょうね? 返信
コメントありがとうございます。 >今回 S状結腸の走行同定に時間がかかりました。 S状結腸は長くて追いにくいことがたまにあります。今回もややつながりがわかりにくいですね。 >現実問題として 普段 読影に時間がかけれない場合は大きな腫瘍形態や 著明な炎症性変化は無さそうという報告書記載 それでよいと思いますよ。CTで腫瘍のスクリーニングはできず、あくまで大きなものしかわかりません。 返信
コメントありがとうございます。 確かに淡く小さいのでcyst以外の可能性も考える必要がありますが、thin slice(非提示)を見るとやはりcystで良さそうです。 さらに検査するならばEOB-MRIとなりますが、そこまではされておらずフォローとなっています。 返信
コメントありがとうございます。 >右腎臓からでる尿管が拡張しているように見えます。正常範囲内でしょうか? 正常範囲か少し腎外腎盂があるのかもしれませんね。 閉塞機転はないですね。 >肝臓cystが線上に見えますがよくあることなのでしょうか? 線上というのはどういう意味でしょうか? 今回cystは丸い形のみです。 返信
盲腸付近の管腔構造に注意することで虫垂の同定ができました。いつも分かりやすい解説をありがとうございます。 動脈の走行を追ってみたのですが、この方の腹腔動脈と上腸間膜動脈は共通幹を形成しているのでしょうか? 返信
コメントありがとうございます。 >動脈の走行を追ってみたのですが、この方の腹腔動脈と上腸間膜動脈は共通幹を形成しているのでしょうか? おっしゃるとおりですね。かなり太い血管が共通幹として起始していますね。 ご指摘ありがとうございます。 返信
まだ若手に分類される学年の内科医です. いつもありがとうございます. 感想となってしまいますが,こうやって机の上ではおかげさまで正解できるようになっているのですが,… 救急外来では未だに当直中とかだとヒヤヒヤしますね- 汗 男性で健康診断でAFP測定することってあまり経験ないですね… 返信
コメントありがとうございます。 >救急外来では未だに当直中とかだとヒヤヒヤしますね- 練習と本番は別物ですよね(^_^; 本番は悠長に画像だけ見ていればいいわけじゃないですもんね。 ただ、練習でできないことは本番ではできないので、練習で繰り返し取り組んでみてください。 >男性で健康診断でAFP測定することってあまり経験ないですね… 健康診断というか人間ドックだったんでしょうね。 返信
コメントありがとうございます。 >少しずつ難易度が上がってきてますが、今回は造影後で助かりました。 難易度は上げたり下げたりするので、上がり続けるわけではありません。 造影の方が解剖が同定しやすいですね。 >単純だと十二指腸を追っていると膵臓の方に行ってしまうことがあるので気をつけたいです。 そうですね。単純ですとここが難しいことがありますね(^_^;) 返信
コメントありがとうございます。 冠状断の威力を知るのは、 ・虫垂同定 ・前頭葉脳底部の脳挫傷の評価 ・急性膵炎の上下方向への炎症波及の評価 このあたりですかね。 私は、虫垂を同定する際、横断像をちょっと見て分からない場合は、粘らずにすぐに冠状断像を見るようにしてます。 返信
アウトプットありがとうございます。 >S状から下行、横行と結腸を追うのが難しかったです。 そうですね。特にS状が少し追いにくかったですね。 >冠状断を見ることで以前よりも同定が早くなりました。 良かったです。横断像で分からなければ冠状断像をすぐに見ましょう。 返信
反省点 ・冠状断像で逆C字になっている部分までは追えたけれどその先の盲端まで追えなかったこと ・S状結腸の走行を追えなかったこと ・十二指腸水平脚が追えているつもりで追えていなかったこと よかった点 ・冠状断像で虫垂を同定できた後、横断像でも同定できたこと ・虫垂は冠状断像の方が同定しやすいとわかったこと ・虫垂根部が同定できたこと わかりやすい解説動画をありがとうございます。アウトプットに利用しているのでコメントが長くなりすみません。 盲端まで追うことを気をつけていたのにできなかったのは悔しいです。 今日の当直で撮影した腹部CTは、動画紹介のあった「見逃しを防ぐための腹部CTの読影の順番」に沿って確認をしました。習慣づけていきたいです。 返信
詳細なアウトプットありがとうございます。 今回はS状結腸を追うのがちょっと難しかったかもしれません。 腸間膜に固定されていない腸管は頭側方向へ行ったり、尾側方向へ行ったりするので追うのにはコツというか慣れが必要ですね。 ぜひこの15症例で慣れていただけたらと思います。 >今日の当直で撮影した腹部CTは、動画紹介のあった「見逃しを防ぐための腹部CTの読影の順番」に沿って確認をしました。習慣づけていきたいです。 ありがとうございます。作り甲斐があります(^^) 返信
アウトプットありがとうございます。 >画像を挟み撃ちしながら奮闘しています。虫垂の根部と先端を間違えてしまうことは理解できます。 挟み撃ち大事ですね! 根部と先端を間違えることはたまにありますね。 返信
アウトプットありがとうございます。 いえいえ、基本に忠実に!をひたすら繰り返していく講座です。 スラムダンクで言うところの「左手は添えるだけ」でシュート練習を繰り返すの一緒です。 ダンクの練習をする講座ではありません。 先日のスラムダンクの映画一人で観に行って一人で泣きそうになりました(話それすぎ)。 返信
虫垂は「盲腸近傍の管腔構造を探す」ルールに基づき追うことができました。嬉しかったです。今回はS状結腸がめちゃくちゃ難しかったです。解説を聞いて自分で再度見直しても理解できるまでに30分程度かかりました・・・(疲)。でも、たどる方法が勉強になりました。十二指腸水平脚は、冠状断で意識して見たことがなかったのですが、斜め上方向(頭側)にのぼっていく感じなんですね。 返信
アウトプットありがとうございます。 >解説を聞いて自分で再度見直しても理解できるまでに30分程度かかりました・・・(疲)。でも、たどる方法が勉強になりました。 30分!お疲れ様です。実際の現場ではそれだけ時間をかけられないと思いますので、このブートキャンプでは粘り強く追っていただいてこちらも嬉しいです。 >十二指腸水平脚は、冠状断で意識して見たことがなかったのですが、斜め上方向(頭側)にのぼっていく感じなんですね。 おっしゃるとおりですね。水平脚の後、少し上がっていきますね。 https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/hepatobiliary_and_pancreatic_surgery/jyuunisicyounobyouki/index.html こちらのイラストが少しギザギザしていますが、わかりやすいです。 返信
アウトプットありがとうございます。 >水平断でおおよそあたりを付けて冠状断で見直して再度水平断に戻って再確認するとよさそう そうですね。同時に横断像と冠状断像で2画面で同期しながら見られないのが申し訳ありませんが、その方法も私もよく使います。 返信
アウトプットありがとうございます。 10例くらい集中して追う練習をすればややこしい症例でない限り基本的に追うようになれます。 昨日、8月からローテートしている研修医にも数例一緒に追ったら、コツをつかみました!と言っておりました。 そのときは慣れていない状態ですと、上下どっちかに振り切れてしまい追っている消化管が画面から消えてしまうということが多い印象でした。 返信
いつも 丁寧なご説明 本当にありがとうございます。
小生は 今回 S状結腸の走行同定に時間がかかりました。現実問題として 普段 読影に時間がかけれない場合は大きな腫瘍形態や 著明な炎症性変化は無さそうという報告書記載では やはりダメなのでしょうね?
コメントありがとうございます。
>今回 S状結腸の走行同定に時間がかかりました。
S状結腸は長くて追いにくいことがたまにあります。今回もややつながりがわかりにくいですね。
>現実問題として 普段 読影に時間がかけれない場合は大きな腫瘍形態や 著明な炎症性変化は無さそうという報告書記載
それでよいと思いますよ。CTで腫瘍のスクリーニングはできず、あくまで大きなものしかわかりません。
Im8.9で淡く抜けてるように見えてしまいますが、cyst以外の所見は無いのでしょうか?
コメントありがとうございます。
確かに淡く小さいのでcyst以外の可能性も考える必要がありますが、thin slice(非提示)を見るとやはりcystで良さそうです。
さらに検査するならばEOB-MRIとなりますが、そこまではされておらずフォローとなっています。
虫垂の同定ができました。ありがとうございます。
右腎臓からでる尿管が拡張しているように見えます。正常範囲内でしょうか?
また、肝臓cystが線上に見えますがよくあることなのでしょうか?
コメントありがとうございます。
>右腎臓からでる尿管が拡張しているように見えます。正常範囲内でしょうか?
正常範囲か少し腎外腎盂があるのかもしれませんね。
閉塞機転はないですね。
>肝臓cystが線上に見えますがよくあることなのでしょうか?
線上というのはどういう意味でしょうか?
今回cystは丸い形のみです。
お返事ありがとうございます。
img14から尾側に向かって連続的に見えるのは胆管でしょうか?肝外に伸びているようにもみえますがなんでしょうか?
肝鎌状間膜だと思われます。ちょっと場所が典型的ではないですね。
肝鎌状間膜ですか!勉強になりました!
ありがとうございます。
盲腸付近の管腔構造に注意することで虫垂の同定ができました。いつも分かりやすい解説をありがとうございます。
動脈の走行を追ってみたのですが、この方の腹腔動脈と上腸間膜動脈は共通幹を形成しているのでしょうか?
コメントありがとうございます。
>動脈の走行を追ってみたのですが、この方の腹腔動脈と上腸間膜動脈は共通幹を形成しているのでしょうか?
おっしゃるとおりですね。かなり太い血管が共通幹として起始していますね。
ご指摘ありがとうございます。
まだ若手に分類される学年の内科医です.
いつもありがとうございます.
感想となってしまいますが,こうやって机の上ではおかげさまで正解できるようになっているのですが,…
救急外来では未だに当直中とかだとヒヤヒヤしますね- 汗
男性で健康診断でAFP測定することってあまり経験ないですね…
コメントありがとうございます。
>救急外来では未だに当直中とかだとヒヤヒヤしますね-
練習と本番は別物ですよね(^_^;
本番は悠長に画像だけ見ていればいいわけじゃないですもんね。
ただ、練習でできないことは本番ではできないので、練習で繰り返し取り組んでみてください。
>男性で健康診断でAFP測定することってあまり経験ないですね…
健康診断というか人間ドックだったんでしょうね。
いつも丁寧な解説ありがとうございます。冠状断像で同定できても、横断像どう走行しているのか迷いました。ゴロー様の解説、一緒にみているライブ感があって、勉強になりました。
コメントありがとうございます。
>ゴロー様の解説、一緒にみているライブ感があって、勉強になりました。
よかったです(^^)
横断像だとどっちが根部かわかりにくかったですね。
いつも丁寧な解説をありがとうございます。
少しずつ虫垂を見慣れてきましたが、特に今回は横断像だけでなく冠状断像も読むことの重要さを学ぶことが出来ました。
コメントありがとうございます。
慣れてきたとのことでよかったです。冠状断像をチェックすることは重要なので覚えておいてください(^^)
ありがとうございます。
少しずつ難易度が上がってきてますが、今回は造影後で助かりました。単純だと十二指腸を追っていると膵臓の方に行ってしまうことがあるので気をつけたいです。
コメントありがとうございます。
>少しずつ難易度が上がってきてますが、今回は造影後で助かりました。
難易度は上げたり下げたりするので、上がり続けるわけではありません。
造影の方が解剖が同定しやすいですね。
>単純だと十二指腸を追っていると膵臓の方に行ってしまうことがあるので気をつけたいです。
そうですね。単純ですとここが難しいことがありますね(^_^;)
今回も細くて難しかったですが、冠状断がやはりかなりヒントになりますね。
繰り返すと同定にもだいぶ慣れてきました。
コメントありがとうございます。
冠状断の威力を知るのは、
・虫垂同定
・前頭葉脳底部の脳挫傷の評価
・急性膵炎の上下方向への炎症波及の評価
このあたりですかね。
私は、虫垂を同定する際、横断像をちょっと見て分からない場合は、粘らずにすぐに冠状断像を見るようにしてます。
研修医1年目です。早速GWの当直で読めました!出来ないことばかりの日々なので、ことさら嬉しかったです。
アウトプットありがとうございます。
>早速GWの当直で読めました!
素晴らしいですね!
早速実践で役立ってよかったです(^^)
今回は、S状から下行、横行と結腸を追うのが難しかったです。
虫垂に関しては、冠状断を見ることで以前よりも同定が早くなりました。
アウトプットありがとうございます。
>S状から下行、横行と結腸を追うのが難しかったです。
そうですね。特にS状が少し追いにくかったですね。
>冠状断を見ることで以前よりも同定が早くなりました。
良かったです。横断像で分からなければ冠状断像をすぐに見ましょう。
反省点
・冠状断像で逆C字になっている部分までは追えたけれどその先の盲端まで追えなかったこと
・S状結腸の走行を追えなかったこと
・十二指腸水平脚が追えているつもりで追えていなかったこと
よかった点
・冠状断像で虫垂を同定できた後、横断像でも同定できたこと
・虫垂は冠状断像の方が同定しやすいとわかったこと
・虫垂根部が同定できたこと
わかりやすい解説動画をありがとうございます。アウトプットに利用しているのでコメントが長くなりすみません。
盲端まで追うことを気をつけていたのにできなかったのは悔しいです。
今日の当直で撮影した腹部CTは、動画紹介のあった「見逃しを防ぐための腹部CTの読影の順番」に沿って確認をしました。習慣づけていきたいです。
詳細なアウトプットありがとうございます。
今回はS状結腸を追うのがちょっと難しかったかもしれません。
腸間膜に固定されていない腸管は頭側方向へ行ったり、尾側方向へ行ったりするので追うのにはコツというか慣れが必要ですね。
ぜひこの15症例で慣れていただけたらと思います。
>今日の当直で撮影した腹部CTは、動画紹介のあった「見逃しを防ぐための腹部CTの読影の順番」に沿って確認をしました。習慣づけていきたいです。
ありがとうございます。作り甲斐があります(^^)
毎回勉強になります。ありがとうございます。
膵頭部は正常でしょうか?冠状断で見ると特に腫瘍があるように見えてしまいました。
コメントありがとうございます。
そうですね。平衡相1相では特に異常は指摘できないですね。
腹腔動脈、SMAの共通幹の可能性があるというのは初耳でした。
その他の正常変異ありましたら、ご教授いただきたいです。
アウトプットありがとうございます。
>その他の正常変異ありましたら
たくさんありますので、教科書で見てみてください。
右肝動脈が上腸間膜動脈から分岐する、replaced RHAなどが有名です。
「腸管は追えるはず、虫垂は見えるはず。」と言い聞かせて、画像を挟み撃ちしながら奮闘しています。虫垂の根部と先端を間違えてしまうことは理解できます。
アウトプットありがとうございます。
>画像を挟み撃ちしながら奮闘しています。虫垂の根部と先端を間違えてしまうことは理解できます。
挟み撃ち大事ですね!
根部と先端を間違えることはたまにありますね。
まだ序盤ですかね。
これからどのような妙ちくりんなw症例が出てくるか楽しみです(^▽^)/
アウトプットありがとうございます。
いえいえ、基本に忠実に!をひたすら繰り返していく講座です。
スラムダンクで言うところの「左手は添えるだけ」でシュート練習を繰り返すの一緒です。
ダンクの練習をする講座ではありません。
先日のスラムダンクの映画一人で観に行って一人で泣きそうになりました(話それすぎ)。
虫垂は「盲腸近傍の管腔構造を探す」ルールに基づき追うことができました。嬉しかったです。今回はS状結腸がめちゃくちゃ難しかったです。解説を聞いて自分で再度見直しても理解できるまでに30分程度かかりました・・・(疲)。でも、たどる方法が勉強になりました。十二指腸水平脚は、冠状断で意識して見たことがなかったのですが、斜め上方向(頭側)にのぼっていく感じなんですね。
アウトプットありがとうございます。
>解説を聞いて自分で再度見直しても理解できるまでに30分程度かかりました・・・(疲)。でも、たどる方法が勉強になりました。
30分!お疲れ様です。実際の現場ではそれだけ時間をかけられないと思いますので、このブートキャンプでは粘り強く追っていただいてこちらも嬉しいです。
>十二指腸水平脚は、冠状断で意識して見たことがなかったのですが、斜め上方向(頭側)にのぼっていく感じなんですね。
おっしゃるとおりですね。水平脚の後、少し上がっていきますね。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/hepatobiliary_and_pancreatic_surgery/jyuunisicyounobyouki/index.html
こちらのイラストが少しギザギザしていますが、わかりやすいです。
盲腸近傍の管腔構造を探すことを念頭に見つけることができました。水平断でおおよそあたりを付けて冠状断で見直して再度水平断に戻って再確認するとよさそうなことがわかりました。
アウトプットありがとうございます。
>水平断でおおよそあたりを付けて冠状断で見直して再度水平断に戻って再確認するとよさそう
そうですね。同時に横断像と冠状断像で2画面で同期しながら見られないのが申し訳ありませんが、その方法も私もよく使います。
なんとかいけました。当直とかで1年見た程度じゃ全然慣れませんね…
アウトプットありがとうございます。
10例くらい集中して追う練習をすればややこしい症例でない限り基本的に追うようになれます。
昨日、8月からローテートしている研修医にも数例一緒に追ったら、コツをつかみました!と言っておりました。
そのときは慣れていない状態ですと、上下どっちかに振り切れてしまい追っている消化管が画面から消えてしまうということが多い印象でした。