腸管壁の3層構造とは?

3層構造とは、造影効果の

  1. 高い内層(粘膜層)、
  2. 低い中間層(粘膜下層、(筋層))
  3. 高い外層((筋層)、漿膜下層)

※つまり、内側から白→黒→白に見える。

  • 炎症性疾患、虚血性疾患では粘膜下組織浮腫、筋層の肥厚により低吸収の中間層が厚く(黒の層が厚くなる)なり、3層構造が明瞭になる。

edema

  • 3層構造が明瞭となった状態では、それだけでは、炎症なのか虚血なのかはわからないので、随伴所見や臨床所見と合わせて総合的に判断する必要がある。
  • 逆に腫瘍だと3層構造は破壊されて、白黒白の3層構造が明瞭とならないことが多い。ベターと均一に広がる病変を見たら、炎症や虚血よりは腫瘍が疑わしい。
症例 70歳代男性 右下腹部痛

colitis(放射線科診断専門医2009番43より引用)

上行結腸に粘膜下層の浮腫あり、腸管の3層構造が明瞭となっている。

周囲に脂肪織濃度上昇あり。典型的な感染性腸炎が疑われる。

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