【新腹部救急】症例27

【症例】80歳代男性
【主訴】心窩部痛
【現病歴】本日午前3時頃より心窩部痛出現あり、朝になっても症状おさまらないため近医受診し、当院に紹介受診となる。
【既往歴】大腸ポリープ、急性膵炎、ラクナ梗塞
【身体所見】Murphy徴候陽性
【データ】WBC 12500、CRP 0.42

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胆嚢は腫大し、壁肥厚を認めています。

また胆嚢結石(混合石)を疑う所見を認めています。

さらに、胆嚢床には早期濃染を認めており、炎症波及が示唆されます。

いずれも、急性胆嚢炎を示唆する所見です。

 

診断:急性胆嚢炎

 

※身体所見や採血結果と合わせて急性胆嚢炎と診断され、腹腔鏡下胆嚢摘出術が施行されました。

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