【頭部】TIPS症例11

【頭部】TIPS症例11

【症例】60歳代女性

スクリーニング

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左の尾状核に認める異常所見はなに?

左尾状核頭にT2WIでリング状の低信号を有し、内部高信号と低信号の混在する腫瘤を認めています。

その形状はポコポコしていて、まるでポップコーンのよう!?

T2*WIではこの腫瘤全体が無信号域となっていることがわかります。

このような

  • T2WIでの低信号の縁取りがあり
  • ポップコーンのような形状をしており
  • 内部に高信号と低信号が混在している

場合に考えるべきは、

海綿状血管奇形

です。

血管奇形の一つです。

 

診断:海綿状血管奇形

 

※定期フォローされていますが、経時的な変化は年単位で認めていません。

関連:海綿状血管奇形(海綿状血管腫)とは?MRI画像診断のポイントは?

【頭部】TIPS症例11の動画解説

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