大腿四頭筋(だいたいしとうきん:quadriceps femoris)は、大腿の前面に位置し、人体で最も強力な筋群の一つです。主に膝関節の伸展と股関節の屈曲に関与し、以下の4つの筋肉で構成されています。

  • 大腿直筋
  • 中間広筋
  • 内側広筋
  • 外側広筋

 

大腿四頭筋のMRI画像の解剖

大腿のCTやMRI画像を読む上で大腿四頭筋がどの場所にあるのか解剖をチェックしましょう。

解剖がよく理解できるように大腿の実際のMRI画像の大腿四頭筋すべてに色を付けてみました。

MRIの横断像で大腿四頭筋の4つの筋肉に色を付けると以下のようになります。

自分でMRI画像をスクロールしてコロコロ連続画像で見たい方はこちら→大腿四頭筋(quadriceps femoris)のMRI画像の解剖

大腿四頭筋を構成する4つの筋肉それぞれの記事はこちら

CTやMRI画像を読影する際に解剖の確認にお役立ていただけると幸いです。

 

ちなみに大腿の前面を走行する筋肉は大腿四頭筋以外に縫工筋もあります。

ただし、他の大腿四頭筋とは異なり、膝の伸展ではなく、股関節や膝関節の屈曲、外旋、外転などを補助する役割を持っています。

縫工筋についてはこちらにまとめました。

関連:縫工筋のMRI画像の解剖と起始停止のまとめ

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