ややこしい肘関節の骨の解剖図をシェーマを用いて確認しましょう。動画で解説しましたので、まずは動画で確認して、記事を読んでいただくと理解が早いと思われます。
前面および後面の肘関節の解剖
まず肘関節を構成する骨は、
- 上腕骨
- 橈骨
- 尺骨
となります。
上腕骨で覚えておくべき解剖
- 上腕骨外側上顆(外顆)
- 上腕骨内側上顆(内顆)
- 上腕骨小頭
- 上腕骨滑車
となります。
橈骨で覚えておくべき解剖
橈骨近位端である、
- 橈骨頭
となります。
尺骨で覚えておくべき解剖
- 鉤状突起
- 肘頭
となります。ここは側面像の方がわかりやすいところです。
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内側面および外側面の肘関節の解剖
内側面及び外側面では、上腕骨と尺骨の関節面がよく分かり、尺骨の肘頭、鉤状突起の関係がよく分かります。
上腕骨と尺骨の関節を腕尺関節といいます。
肘関節を構成する骨のそれぞれの関節
肘関節を構成する骨のそれぞれの関節は以下の様になります。
- 上腕骨と尺骨:腕尺関節
- 上腕骨と橈骨:腕橈関節
- 橈骨と尺骨:上橈尺関節
となります。
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