小児の手指骨骨折
- 小児の手指骨骨折は小学校高学年から増え、中学生頃では最も多い骨折となる。
- 中でも多いのが基節骨基部骨折。
- 基節骨基部骨折は、多くが小指で、たまに環指、中指で起こる。
- 骨折形態としてはSalter-Harris分類のTypeⅡとなることが多い。
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基節骨基部骨折の画像診断のポイント
- 基節骨の頭部と基部の中央を結んだ正中線は、骨折がなければ中手骨の頭部を通過するので、わかりにくい場合は補助線を引いてみて判断する。
小児と成人の手指骨・中手骨骨折の好発部位
小児と成人では手指骨、中手骨骨折の好発部位が異なる。
- 成人:中手骨、基節骨、中節骨の骨幹部骨折および中手骨頚部骨折が多い。
- 小児:基節骨基部骨折(中でもSalter-Harris分類の typeⅡが多い。)
参考文献:骨折ハンター P200-202
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