【症例】20歳代女性
【主訴】発熱、咳嗽、咽頭痛
【現病歴】8日前より咽頭痛、全身倦怠感を自覚。6日前に39℃の発熱あり。4日前より咳嗽、味覚障害が出現し、発熱時には悪寒も出現。本日当院受診。
【身体所見】BT 37.5℃、BP 94/65mmHg、P 116bpm、SpO2 97%(RA)
【データ】WBC 6500、CRP 9.56
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両側下葉を中心に非区域性に広がる広範なコンソリデーションを認めています。
上葉にも認めていますが、下葉優位です。
症例4,5で認めたような索状影を認めておらず、現状治癒過程にはなさそうです。
診断:COVID-19肺炎(進行期〜極期)に矛盾しない所見。
関連:COVID-19肺炎のCT画像所見と経時的変化のポイント!
症例6の動画解説
お疲れ様でした。
今日は以上です。
今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。
実際にCOVID-19肺炎の患者さんを診察したことがありません。
いろんなCOVID-19肺炎の画像を提示してもらって、かなりイメージがつかめた感触があります。
CT所見の経過をみて、今どのあたりにいるのか、良くなっているのか悪くなっているのか指摘できるといいなあと思います。
アウトプットありがとうございます。
>CT所見の経過をみて、今どのあたりにいるのか、良くなっているのか悪くなっているのか指摘できるといいなあと思います。
そうですね。
まずはCOVID-19肺炎ぽいと気づけるかが重要ですね。
時期は個人差も結構あるなと今回いろんな症例を見て感じました。