COVID-19肺炎の画像診断 症例4

【症例】30歳代男性
【主訴】発熱、呼吸困難感、腹痛、全身倦怠感
【現病歴】11日前より全身倦怠感あり。9日前にCOVID-19のPCR陽性。以降、療養施設に宿泊していた。本日より呼吸困難感、胃痛、全身倦怠感、38℃の発熱があり救急要請。来院前に下痢あり。
【既往歴】なし
【身体所見】両肺野にて肺音やや減弱、腹部:平坦、軟、圧痛なし。
【データ】WBC 6100、CRP 1.88

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両側上葉に円形〜類円形のすりガラス陰影が多発しています。

右下葉には非区域性に広がるコンソリデーション〜crazy paving patternを認めています。

左下葉にはやや索状影を認めており、治癒過程を見ていると考えられます。

 

診断:COVID-19肺炎(進行期〜極期)に矛盾しない所見。

 

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症例4の動画解説


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