
症例1
【症例】60歳代 男性 スクリーニング
画像はこちら
結腸を中心に消化管内の便に石灰化を認めています。
便が硬くなっているのでしょうか?
それとも注腸検査(結腸のバリウム検査)後などでしょうか?
両側腎萎縮を認めています。
慢性腎不全が疑われます。
実はこの方、糖尿病性腎症により透析を行っています。
透析患者さんの場合、リン吸着薬(ホスレノール、一般名:炭酸ランタン水和物)を内服している場合が多く、カルシウムと結合することにより消化管内容物が高吸収になります。
つまり、内服薬の影響だということです。
また、両側の輸精管に石灰化を認めています。
輸精管の石灰化は糖尿病患者に多く、逆に輸精管の石灰化を認めた場合は、耐糖能異常の存在が示唆されます。
今回も糖尿病が存在しますので、その影響と考えられます。
その他所見:
- 動脈硬化が目立つ。
- 右上葉に石灰化肉芽腫あり。
- 食道拡張あり。
- 両側腎結石あり。右尿管結石あり。
- 縦隔に石灰化リンパ節あり。
- 膵頭部に嚢胞性病変あり。IPMNなどが疑われる。
- 膵臓はびまん性に萎縮あり。
- びまん性膀胱壁肥厚あり。慢性膀胱炎の可能性がある。
参考症例
参考症例として、IgA腎症にて10年間透析中の50歳代の女性の単純CTです。
リン吸着薬(ホスレノール、一般名:炭酸ランタン水和物)を内服中の方です。
同じように消化管内に石灰化が目立ちますね。
お疲れ様でした。
今日は以上です。
今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。
おはようございます。
今日も症例ありがとうございます。
てっきり上部消化管検査後だと思っていました…
両腎臓の萎縮であれ?
透析中の方なのかなと思っていましたが…
透析患者さんにこういった所見が多いのは内服薬が原因だったのですね。
勉強になりました。
次回から見たとき意識して見て見ます。
今日もありがとうございました。
アウトプットありがとうございます。
>透析中の方なのかなと思っていましたが…
透析患者さんにこういった所見が多いのは内服薬が原因だったのですね。
そうなんです。
結構よく見る所見だと思います。
次回から意識してみてください。
その他の所見で
食道粘膜やや肥厚
胆嚢管、総胆管拡張
膵臓全体的に萎縮→加齢性のもの?
しているように見えるのですが
いかがでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
食道粘膜やや肥厚→食道はやや拡張ありですね。
胆嚢管、総胆管拡張→これは認めないようです。
膵臓全体的に萎縮→そうですね。加齢性にしてはやや萎縮が目立ちますね。
ありがとうございます。追記します。
なんとなくの知識はありましたが、改めて問われるとなぜかというのは回答が難しい
と感じました。
勉強になりました。
アウトプットありがとうございます。
実はよく見ると思いますので、次回意識してみてください。
全く知りませんでした.勉強になりました.
アウトプットありがとうございます。
救外でも透析の方なら、実はよく見る所見と思いますので、次回意識してみてください。
お世話になっています。
透析患者の「リン吸着薬による消化管内容物の高吸収化」という話ははじめて知りました。勉強になりました。
今回の症例のように、「膀胱の全周性壁肥厚」の所見を高齢者によく見かけますが、「前立腺肥大における膀胱壁への負担」または、「慢性的な膀胱炎」と考えて対応していますが、それでよろしいでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>今回の症例のように、「膀胱の全周性壁肥厚」の所見を高齢者によく見かけますが、「前立腺肥大における膀胱壁への負担」または、「慢性的な膀胱炎」と考えて対応していますが、それでよろしいでしょうか?
そうですね。一般的にはそれでいいと思います。
ただ、なんでもかんでもではなく、放射線治療後などでも肥厚することがありますので、病歴の確認なども必要です。
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/archives/12102
ご回答ありがとうございました。
改めて画像を見返してみると、もしバリウムがこれだけ残っていると画像は見えたものでないと感じました。アーチファクトがほとんどないことが、
バリウムとリン吸収剤による高吸収化との鑑別点ではないかと思います。
ちなみに、これだけバリウムが残っていると技師は撮影しません。
>もしバリウムがこれだけ残っていると画像は見えたものでないと感じました。アーチファクトがほとんどないことが、
バリウムとリン吸収剤による高吸収化との鑑別点ではないかと思います。
おっしゃるようにこれが全部バリウムだったらアーチファクトだらけで画像にならないですね。
全然分からなかったですが、とても面白いですね^_^
僕もそうですし、他の方もそうみたいですが、バリウムと見間違えそうですね。
何となく様子が違うな、とも思いましたが、一番の鑑別点は何ですか?(やっぱり、前にバリウムをやったか、否か、ですかね(^^;;笑)
輸精管ですか〜(^◇^;)
これまでの(卒業後)医師生活でその文字を書いた記憶すらありません(^_^;)
確かに、「あれ、そもそもこの構造、何だっけ??」ってなってしまったので、まずは知っておくことが大事ですね。
その上で、DMの所見は色々なところに出ると思うのでこれもインプットしておきます。
そして、近い将来に、腹部CTを撮った後輩に「この人、DMあるでしょ?╰(*´︶`*)╯」って、言いたいです。更に、「え〜、何で分かるんですか〜(゚o゚;;」と言われたいです。
アウトプットありがとうございます。
>何となく様子が違うな、とも思いましたが、一番の鑑別点は何ですか?(やっぱり、前にバリウムをやったか、否か、ですかね(^^;;笑)
バリウムとするとここまで広範に残るのも考えにくいですね。
>近い将来に、腹部CTを撮った後輩に「この人、DMあるでしょ?╰(*´︶`*)╯」って、言いたいです。更に、「え〜、何で分かるんですか〜(゚o゚;;」と言われたいです。
私も知ったばかりのころは
「DMいかがですか?」と記載していました(;゚ロ゚)(今でもたまに?)
是非覚えておいてください(^o^)
バリウムと勘違いしました、これだけ残っていたらアーチファクトだらけになるんですね、コメント欄も含め勉強になりました。
輸精管の石灰化は振り返ってみれば一度ならず目にしたことはあったと思うのですが、加齢性変化と片付けていました。
今後透析患者や糖尿病疑いの方の腹部CTはそういう目でチェックしてみます、楽しみです。
アウトプットありがとうございます。
>バリウムと勘違いしました、これだけ残っていたらアーチファクトだらけになるんですね
そうなんです。またバリウムだらけで画像にならないようなものも探してみます。
>輸精管の石灰化は振り返ってみれば一度ならず目にしたことはあったと思うのですが、加齢性変化と片付けていました。
ここの石灰化は、加齢性変化ではありません。
>今後透析患者や糖尿病疑いの方の腹部CTはそういう目でチェックしてみます、楽しみです。
是非その目でみてみてください!
輸精管の石灰化初めて聞いたので勉強になりました!ホスレノールが画像に影響が出ることも知っていましたがバリウムの検査と思い込んでしまったので様々なヒントがあった画像を注意深く見ることができませんでした(汗)
アウトプットありがとうございます。
輸精管の石灰化も、ホスレノール内服も日常臨床でよくみるものなので、
この機会に注意して見てみてください。
バイエルからパンフレットが配布されていたと思います。
vas deferensの石灰化は加齢性変化と無視していました。腹部単純で。もしかして静脈結石も無視していますがそのまま無視でいいのかな?
バイエルからのパンフレットは薬剤についてということでしょうか?
静脈結石は無視で良いですね。
内服の影響を書くのを忘れていました(^_^;
しかし、ホスレノールというものなのですね。リン吸着剤とは知らなかったです。鉄剤か何かと思っていました。
この年齢になっても知らないことだらけだということに焦らされますね。
いつも勉強させていただき、有難うございます。
アウトプットありがとうございます。
意外とよく見る状態ですので、便の石灰化が目立つ場合、腎臓はどうか、透析中ではないかをチェックしてみてください。
あるブログの転載ですが、
「ホスレノール(ランタン) FOSRENOL(LANTHANUM)の由来ですが、
リン酸塩のPhosphate(ホスフェート)のPhosからFOS、 腎臓のRenal(レナル)のREN-Lで、FOS-REN-L」
それで「ホスレノール®」みたいです。
では「ランタン」は何なのでしょうね笑。
まぁ、正確な由来はどうあれ「消化管がCTで光る様子がランタンのようだ」というイメージだと覚えやすいと思いました(^▽^)/
アウトプットありがとうございます。
>「ホスレノール(ランタン) FOSRENOL(LANTHANUM)の由来ですが、
リン酸塩のPhosphate(ホスフェート)のPhosからFOS、 腎臓のRenal(レナル)のREN-Lで、FOS-REN-L」
それで「ホスレノール®」
なるほど!覚えにくい薬剤名だなあと思っていましたが、そうやって理解すると覚えられそうです。
ありがとうございます。
ホスホレノールで高吸収になるのは知ってましたが、あえてきかれると「そういえば消化管通っていくのに小腸にはなんで高吸収がないんだろう?」と悩み、内服薬を外してしまいました…。
胃壁沿いと大腸内に限局して石灰化がおきてる(参考症例もそうですね)、pHとかそういったものの影響なのでしょうかね?
輸精管は生理的に起きる、とも書かれてるページもあったので、あんまり病的意義を感じてませんでしたが、今度から注意します。
アウトプットありがとうございます。
>胃壁沿いと大腸内に限局して石灰化がおきてる(参考症例もそうですね)、pHとかそういったものの影響なのでしょうかね?
おっしゃるように小腸には認めておらず、pHなどの影響かも知れません。ちょっと調べてみましたがその差はわかりませんでした。
>輸精管は生理的に起きる、とも書かれてるページもあったので、あんまり病的意義を感じてませんでしたが、今度から注意します。
糖尿病の方に多い傾向がありますね。
次回から意識してみて頂けると幸いです。
とても勉強になりました!
ありがとうございます。
輸精管の石灰化と糖尿病の関連性は何かあるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
輸精管の石灰化を認めた場合は、糖尿病患者であることが多いと報告されていますが、
なぜ糖尿病患者の場合石灰化を来すのかは不明です。
ガストログラフィンの残留で腸管に高吸収を呈した腹部CT画像を見たことがあったので安易に消化管造影剤によるものかなと回答してしまいました。
両側腎萎縮が凄いこと、動脈の石灰化が多数見られることはわかりましたが
石灰化に糖尿病の治療薬が絡んでいることは初めて知りました!
自身の祖母も糖尿病で透析を受けていたのでCT画像を見ればそのように石灰化、高吸収が見られていたのかもなと思いました
とても参考になりました。
アウトプットありがとうございます。
>石灰化に糖尿病の治療薬が絡んでいることは初めて知りました!
そうなんです。
消化管になんでこんなに石灰化が目立つのか!と思ったら、腎臓に萎縮がないかや透析中でないかをチェックしてみましょう。
ありがとうございます!
普段から
画像診断における知識や教えて貰うようなことがなく
ただ撮影するがままだったので
このような画像診断の問題を見て、分からなくても自分で考えることができるのがとても嬉しかったです。
診断は出来ませんが、これを機にもっとCTやMRIをしっかり見て自分でも疑問を持てるようになりたいと思いました。
>これを機にもっとCTやMRIをしっかり見て自分でも疑問を持てるようになりたいと思いました。
そうですね。
撮影して疑問を持って、必要に応じて依頼医に追加でこれ撮影しましょうか?と提案できるようになっていただけたらと思います。
バリウムだともっとアーチファクトが出ることは知りませんでした。
膀胱の後ろの石灰化といったら前立腺静脈叢の石灰化しか知りませんでした...
輪精管に着目したことすらなかったです...
膀胱壁の肥厚も何となくで見てましたが、鑑別は大変勉強になります
アウトプットありがとうございます。
>バリウムだともっとアーチファクトが出ることは知りませんでした。
バリウムだらけの場合、アーチファクトだらけで腹部の評価はできたもんじゃない!というくらいになります。
>輪精管に着目したことすらなかったです.
よくある所見ですので、是非この機会に覚えておいてください。
とても勉強になり、はっとさせられました!
自分はリン吸着薬など考えもせず、またバリウム造影剤貯留を伴う虫垂炎に最近遭遇したため、これもバリウムだろうと頭ごなしに考えてしまいました。。
今回の高吸収域のCT値は石灰化らしく数百程度なのでしょうか?だとしたら、バリウムはもっと高いはずだからと除外できたかなぁ、と考えてしまいます。
アウトプットありがとうございます。
CT値を測定したところ、濃いところで300−400HU程度でした。
全然わからなかったですが、勉強になりました!ありがとうございます。
輸精管がそもそもどこか分からず、、笑
膀胱レベルのスライスで、腹側へ水平に向かっていく管が輸精管と考えて良いかなと思いました。前後のスライドで、睾丸への連続性を確認すれば確実かなと思いました。
膵頭部の嚢胞性病変も分かりませんでした。全体が、敷石状の濃度陰影となっている(高齢者は脂肪変性で敷石状の濃度陰影になるそうです)のにも関わらず、密になっている部分は腫瘤だと考えてよいと書いてありましたが、よく分からなかったです。
膵臓の腫大の基準値はあるみたいですが、萎縮の基準値って存在するんですか? 調べてみたのですが、見つからなくて。。
アウトプットありがとうございます。
膵萎縮の基準値はないのではないでしょうか。
見た目で判断します。脂肪置換もよく起こりますので覚えておきましょう。
またTIPS症例で出てきます。
大変勉強になりました。
この方、虫垂もよく見えますが、リン吸着薬内服の方が虫垂炎になりやすいのかどうか、ということが気になりました。
アウトプットありがとうございます。
>リン吸着薬内服の方が虫垂炎になりやすいのかどうか
どうなんでしょうか。
透析患者さんで今回のように消化管の高吸収が目立つ方の虫垂炎は個人的には経験がないかもしれません。
ただしその相関関係についてはわかりません。
参加させていただきました。どちらも全く大外れ^^;
バリウム検査後かと思いましたが、全然違いましたネ。
輸精管・・・卒後初めて聴く部位デス。
言われたところだけ注目しており腎臓の萎縮すら気が付きませんでした・・・。
画像所見から色々想起することができますね。
日頃緊急撮影し読影をお願いしている立場ですが、画像所見で治療方針が決まることが多く、その決定打を出す放射線科の先生方はすごいなといつも感謝しております。
アウトプットありがとうございます。
>バリウム検査後かと思いましたが、全然違いましたネ。
この誤答が最も多いです。バリウムの場合はもっと高吸収でアーチファクトをひいて画像にならないことが多いですね、。
>輸精管・・・卒後初めて聴く部位デス。
DM患者でしばしば石灰化を来していますのでその目で見てみてください。
>日頃緊急撮影し読影をお願いしている立場ですが
このサイトでは、画像を読める放射線技師になっていただくのも目標としておりますので是非引き続きご参加いただければ幸いです(^^)
とても勉強になりました(>_<)
透析をされていることは画像から読み解くことができたのですが、DMで内服されている薬のことまでは勉強不足でした…
輸精管の石灰化も精嚢かと思ってしまいました(;´_ゝ`)
精嚢であればもう少し違うスライスになるのでしょうか?
もっと勉強しなければと思いました!
アウトプットありがとうございます。
>DMで内服されている薬のことまでは勉強不足でした…
DMの内服薬ではなく透析の内服薬ですね。
>輸精管の石灰化も精嚢かと思ってしまいました(;´_ゝ`)
精嚢であればもう少し違うスライスになるのでしょうか?
精嚢は129-130/150あたりに見えています。
精嚢も一部石灰化していますね。
胃内容も結腸にも高吸収あり、消化管造影剤にしては変だなーと思っていたのですが吸着剤までは思いいたりませんでした。
輸精管の石灰化と耐糖能異常の関連性は知りませんでした。勉強になりました。
アウトプットありがとうございます。
吸着剤も輸精管の石灰化と耐糖能異常の関連性も大変興味深いですよね。
引き続きよろしくお願いします。
この画像は臨床でよく見かけるのですが何だろうと思いながらずっと流していました。
長年の疑問が解決しました。
ただひとつ、
これはホスレノール中のランタン(金属?)と食事中のリンが結びついてそれが便にくっついてそれ自体が高吸収となっているのでしょうか。
あるいは、ランタンによって吸着されたリンが消化管内でカルシウムと結合して高吸収を表しているのでしょうか。
よくわからなくなってきちゃいました。
ホスレノールの添付文書に
「本剤服用患者の腹部X線撮影時には,ランタンが存在する胃腸管にバリウム様の陰影を認めることがある」
とあるのでランタンが写っているのですね!
ホスレノール錠もよく噛まずに飲み込むとレントゲンに映ることがあるみたいです
失礼いたしました~
>「本剤服用患者の腹部X線撮影時には,ランタンが存在する胃腸管にバリウム様の陰影を認めることがある」
調べていただきありがとうございます。
>ホスレノール錠もよく噛まずに飲み込むとレントゲンに映ることがあるみたい
今回の腹部TIPSのどこかの症例でこれが出てくるかもしれません・・・(^^)
症例ありがとうございます。
指摘部位が高吸収域であるということだけで、判断してしまい多臓器にあまり目が行き届きませんでした。薬を飲んでいるというだけでもCT所見が変わってしまうのかと驚きました。指摘された部位もみつつ、全体に目を通す習慣、それを踏まえた患者の背景をよく考えて診察に当たろうと思います。
アウトプットありがとうございます。
>薬を飲んでいるというだけでもCT所見が変わってしまうのかと驚きました。
このようなケースは稀ですが、透析患者は多いので、この機会にその目で見るようにしてみてください。
わかりやすい解説ありがとうございます。
私の病院には透析の患者様がいるため、内服薬によって腸管が高信号になることは教えてもらったことがありましたが、このようになるとは思いませんでした。以前バリウム検査後の便秘の方を撮影したことがあったので、もしバリウムならこんなにアーチファクトがひかないわけがないと思いましたが、腎臓が萎縮しているところには全然目が行きませんでした。また糖尿病の患者様を撮影したら、腎臓の萎縮や輪精管の石灰化にも注目してみたいと思います。
アウトプットありがとうございます。
>もしバリウムならこんなにアーチファクトがひかないわけがないと思いましたが
そうですね。いつバリウム検査をしたのかにもよりますが、検査直後や翌日などにCTが撮影された場合は、見られたものじゃない画像になりますね。
>糖尿病の患者様を撮影したら、腎臓の萎縮や輪精管の石灰化にも注目してみたい
是非着目してみてください。
一つのCT画像からどのように所見を読み取っていくのか、大変勉強になります。
今回の画像は胃壁沿いに高吸収が見られることから、バリウム検査後の画像と思い込んでしまいました。普段からバリウム検査をしているせいかもしれません。
画像だけの判断は難しいですが、いろいろな背景をイメージしながら、読影に挑戦していこうと思います。
アウトプットありがとうございます。
過去のコメントにもありますが、バリウム検査後、特に数日後ですと、画像にならないくらいにアーチファクトを引きます。
>いろいろな背景をイメージしながら、読影に挑戦していこうと思います。
是非残りの症例を楽しんでいただけたら幸いです!(^^)
勉強になります。
リン吸着薬以外で内服による腸管内高吸収を呈する薬剤ってあるのでしょうか?
内服直後であれば錠剤がそのまま見えることはありますが、小腸以降で高吸収はあまりありませんかね。
アウトプットありがとうございます。
>リン吸着薬以外で内服による腸管内高吸収を呈する薬剤ってあるのでしょうか?
今回のように慢性的に高吸収を認めるのはこの薬剤くらいではないでしょうか。もしあればすいません。
>内服直後であれば錠剤がそのまま見えることはありますが、小腸以降で高吸収はあまりありませんかね
胃内が多いですが、十二指腸や場合によっては結腸でも見えることはあります。
どうもありがとうございます。
鼠径に、リング状の石灰化が複数認められます。
腋窩にもあるような気もします。
1-2cmありそうです。
いままでも見かけたことのある所見です。
縦隔リンパ節も石灰化がある方なので、
結核性リンパ節炎の痕なのか、
腫大の理由は不明ですが腎不全による異所性石灰化か、
そのへんなのかなと思っていました。
・腋窩は気のせいでしょうか
・石灰化の原因はどのように考えますか
教えていただけたら嬉しいです
アウトプットありがとうございます。
リング状のものはリンパ節ですね。リング状ですが石灰化ではなさそうです。
縦隔には石灰化リンパ節を認めています。
あとは動脈硬化が目立ちますね。
以上においても気になる点がございましたら、ページ番号を提示いただければ幸いです。
勉強になりました。感謝です
早く回答が知りたくて第一印象での回答ですいません。全滅でした(/o\)
「透析・薬剤・高吸収な画像」の関係がわかりとてもラッキーな気持ちです。
石灰化病変は、動脈硬化が目立ったので血管系の石灰化と思いましたが、
何も浮かばず精嚢と答えてしまいました。輸精管とは!
最初からこんな難問だと思っていなかったので次回は心して取り組みたいと思います(^^ゞ
どうもありがとうございました(^_-)-☆
アウトプットありがとうございます。
>最初からこんな難問だと思っていなかったので次回は心して取り組みたいと思います(^^ゞ
1例目は割と難しいかもしれませんが、2例目以降はまた平易になります。
ぜひ取り組んでみてください。
全然わからずとても勉強になりました。
バリウム検査後の方はスカウトを撮った時点で「あ、バリウム後かな?」と気付くことが多いのですが、
この症例のような場合でもスカウト時に同じように写るのでしょうか?(^^;
画像所見だけでなく患者の背景も考慮して読影することが大事だということが改めてわかりました。
ありがとうございました!
アウトプットありがとうございます。
>この症例のような場合でもスカウト時に同じように写るのでしょうか?(^^;
スカウトでも写りますね。
バリウムの場合もっとアーチファクトをひきますね。
大変勉強になります。
輸精管の石灰化と対糖能異常の関係は、初めて知りました。ありがとうございます。
文献でそのメカニズムを調べてみたいと考えます。
アウトプットありがとうございます。
メカニズムについては知らないので分かれば教えてください(^^)
腎臓の菲薄化から透析を考えるんですね。勉強になりました。
アウトプットありがとうございます。
腎臓の菲薄化→慢性腎不全→透析や腹膜透析をしているのでは?
と考えます。
虫垂同定ブートキャンプからこちらも参加させていただきました。とてもためになります。ありがとうございます。
本題とは違うのですが、123-124、126-127のスライスに右尿管結石はありますでしょうか?水尿管はなさそうですし、痛みはないのですかね?静脈石だったりしますか、、?
アウトプットありがとうございます。
>123-124、126-127のスライスに右尿管結石はありますでしょうか?水尿管はなさそうですし、痛みはないのですかね?静脈石だったりしますか、、?
おっしゃるように尿管結石がありますね。間違いなく尿管結石ですね。ありがとうございます。追記します。
大変勉強になりました。これに類する、女性特有の所見などありましたら、教えてください。
コメントありがとうございます。
今回のケースでこれが女性だったら特有の所見というのは特にありません。
出題有難うございました。消化管の高吸収はバリウム検査後、膀胱背側の石灰化は管状構造なので違うと思いつつも前立腺炎などによる前立腺結石しか思い浮かばず、両腎の強い萎縮も見逃しておりました。解説を読んで大変勉強になりました。
今後糖尿病性腎症の症例CTなど見る際に参考にさせて頂きます。次回を楽しみにしております。
アウトプットありがとうございます。
>糖尿病性腎症の症例CTなど見る際に参考にさせて頂きます。
そうですね。腎萎縮などは認めておらず、輸精管の石灰化のみ認めるケースもあります。
それで病歴をチェックしてみると糖尿病で加療させているということはしばしばあります。
卒後7年目の腎臓内科医です。大変勉強になりました。
腎萎縮+冠動脈の3枝にわたる石灰化から、透析または高度腎不全であることは予測がついて、鑑別にはリン吸着薬があがったのですが下行~S状結腸の内腔全体が白く染まっていることからバリウム>リン吸着薬と考えてしまいました…。
他の方が書いていらっしゃる通り、アーチファクトの強さがこれらの鑑別でしょうか。粒状ではなく内腔全体が真っ白に染まることは結構多いのでしょうか。
アウトプットありがとうございます。
>他の方が書いていらっしゃる通り、アーチファクトの強さがこれらの鑑別でしょうか。粒状ではなく内腔全体が真っ白に染まることは結構多いのでしょうか。
おっしゃるようにバリウムが残っている場合は、特に検査直後はアーチファクトだらけで画像になりません。
ただし、ある程度日数が経ったもので残っている場合はそこまでではないと思われます。
日数の経過して残っているバリウム+リン吸着薬 となると、もう分からないですね(^_^;)
初めまして。
胃から結腸の高吸収について、内服と消化管造影後で悩みました。
自分は、胃の高吸収が胃壁側に沿ってまばらにあり、結腸後半にかけて密度が濃くなっていくので造影剤が十分排泄しきれ以内で残存しているのではないかと考えてしまいました。バリウムだともっと高吸収だという意見も出ていますが、たしかに、バリウムだとアーチファクトを強く引きますが、そのほかのガストログラフィンなどの造影剤を何かしらの理由で薄めて使った場合はあり得るかと考えました(CTで消化管造影をする際は薄めて内服させていました)。薄めたガストログラフィンがどれぐらい胃粘膜に残るか、小腸に残っていないことや、そのあとでスクリーニングでCTをとっている理由など矛盾点も多いのですが、、、消化管造影>内服と考えてしまいました。
輪精管については血管でも尿管でもない構造物で管状にも見えるなと思いましたが、輪精管という構造物に思い至りませんでした。
勉強になりました。
ありがとうございます。
アウトプットありがとうございます。
ガストログラフィンの場合は液体ですので、ニボー像を形成したりしますね。
以前は腹部CT前に消化管の描出をわかりやすくするためにガストログラフィンを内服することがありました。
大変勉強になりました
またよろしくお願いいたします
ところでバリウムでも残存して時間がたっていた場合いろいろなもので薄まってアーチファクトが減ると習いましたがその場合どのように鑑別を付けるのがよいでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>ところでバリウムでも残存して時間がたっていた場合いろいろなもので薄まってアーチファクトが減ると習いましたがその場合どのように鑑別を付けるのがよいでしょうか?
そうなると鑑別はできないですね(^_^;)
今回のケースもバリウム検査の既往があるのならば、一部残っている可能性はありますね。
そもそも鑑別する必要もないような気もします。
上記の食道のコメントで
上部食道がかなり拡張しています。
食道の横紋筋が萎縮しているのではないか、食道相での嚥下障害はあるのではないかと推測したのですが
意義付けは薄いでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
確かに上部食道はやや拡張していますが、ちょっとこれだけでは、意義付けは厳しいですね。
指摘もしない程度です。
ありがとうございました。
年齢の割に冠動脈や大動脈の石灰化が強い印象で透析患者かなと思いましたが、肝心の腎臓はみておらず両側腎萎縮には気がつきませんでした…。
とりあえずバリウムか、リン吸着剤か、と感覚的に書いてしまいましたが適当すぎたと反省です。
輸精管も初めて知った器官なので今後の読影の時に注意して見てみようと思います。
ありがとうございました!
アウトプットありがとうございます。
たくさん症例を用意していますので、色々見ていただき腹部の画像に慣れていただけたら幸いです。
虫垂が描出されているとコメントにあったのですが、実際には何枚目のどのあたりに虫垂があるか、教えてほしいです。
アウトプットありがとうございます。
こちらにあります。
その他の所見になりますが
女性化乳房も軽度あるでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
うーん、この程度ならば所見として取らないことの方が多いかと考えます。
今回初めて見せていただきました。 解説が良いですね。 理解でき参考になります。 これからもよろしくお願いします
アウトプットありがとうございます。
是非習慣にしていただけると幸いです(^^)
放射線技師ですがとても参考になりました。消化管の高吸収に関しては、造影剤の影響かと考えていましたが、内服薬によっても高吸収に写るんですね…。勉強になります。
アウトプットありがとうございます。
>消化管の高吸収に関しては、造影剤の影響かと考えていましたが、内服薬によっても高吸収に写るんですね…。勉強になります。
造影剤を用いた検査や処置後ならば、消化管や、腎臓や膀胱、胆嚢などに残ることがありますが、今回はそうではありません。
透析患者ではしばしば見られますのでその目で見てみてください(^^)
いつも大変参考にさせていただいております。
輸精管とても勉強になりました。
大腸の高吸収は便だと思いますが、胃の高吸収は内容物ではなく、粘膜の炭酸ランタン沈着症かなと思うのですが、いかがでしょうか?
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/48/3/48_169/_pdf
アウトプットありがとうございます。
胃に限らず結腸の高吸収も炭酸ランタン沈着です。
あ、、いえおっしゃる通りなんですが、この患者さんの場合は
大腸:管腔内高吸収
胃:壁内高吸収
と機序が異なるかと思いますので、tipsとしてはそのあたりの記載があってもおもしろいのかな、と
>胃:壁内高吸収
そうなんですね。そのpdfだったのですね。すいません。胃と大腸で機序が異なるとは知りませんでした。勉強になりました。ありがとうございます。
的外れな回答してしまいました。
皆様のコメントも大変勉強になります。
画像の期限が3日とありますが、こちらのURLの期限はございますか?
よろしくお願いいたします。
アウトプットありがとうございます。
こちらのURLには期限はございません。よろしくお願いします。
コメント失礼します。
CKDと比べ糖尿病性腎症の場合、腎のサイズは萎縮しないことが多いと思っておりましたが、萎縮もそれなりにあるのでしょうか。
アウトプットありがとうございます。
糖尿病性腎症のステージにもよるのかなと思います。
お世話になります.卒後7年目の消化器内科医です.よろしくお願い致します.
消化管内高吸収は見た瞬間に透析患者のリン吸着薬だな,と思って両腎の萎縮を確認してやっぱり!,と正答できたのですが,輸精管はわかりませんでした・・・.他の動脈硬化は目立っていたので,動脈だと思ってしまいました.耐糖能異常では輸精管が石灰化すること,初めて知りました.これからは気にして見てみます.
大変勉強になります.ありがとうございます.
アウトプットありがとうございます。
>耐糖能異常では輸精管が石灰化すること,初めて知りました.これからは気にして見てみます.
是非気にしてみてください。稀な所見ではなく結構な頻度で遭遇します。
出題ありがとうございました。
知識不足を痛感しました。悔しかったので目に焼き付けます。
輸精管の石灰化は指導医からレントゲンでも見えるよと言われたのを思い出しました。
アウトプットありがとうございます。
研修医の先生には難しかったかもしれませんが、一度見たら忘れないと思いますので目に焼き付けてください。
>輸精管の石灰化は指導医からレントゲンでも見えるよと言われたのを思い出しました。
そうですね。管状の構造で見えることがあると思います。
アーチファクトがないことからバリウムではないのかなとは思いましたが、造影CTにしても他の臓器の染まりもなく消化管内だけ高吸収なので違和感を持ちながら解答させて頂きました。透析患者さんの撮影する時によく確認してみようと思います。また、高吸収部位しか見ていなく、多くの所見を見落としていました。次回は視野を広げて勉強させていただきたいと思います。
アウトプットありがとうございます。
>造影CTにしても他の臓器の染まりもなく消化管内だけ高吸収なので違和感を持ちながら解答させて頂きました。
そうですね。今回は単純CTですね。
>透析患者さんの撮影する時によく確認してみようと思います。
是非確認してみてください。臨床画像(月刊誌)の2020年の10月号が「透析患者の画像診断」というテーマで一冊構成されていました。
それくらい透析患者さん特有の病態があるということですね。
輸精管…
透析しているであろう腎萎縮には気づいていましたが、答えを組み立てるには至りませんでした…
あんな高吸収な内容物に変化させる内服薬があることを知りませんでした。
生活習慣による糖尿病と人工透析はほぼセットの疾患と言えますので、今後は膀胱背部のの石灰化にも注意していきたいと思います。
透析患者における通常(?)画像の一つ、と言うことですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。
m(_ _;)m
アウトプットありがとうございます。
>透析患者における通常(?)画像の一つ、と言うことですね。
おっしゃるとおりです。通常といいますかよくあるパターンということです。
ごろ〜隊長やりました!
透析中に血圧低下してHbが1週間で13→8くらいに低下した方の出血源検索のCTで腸管が白くなっていて、これはホスレノールだと分かりました!ESPRESSOのおかげです!
ちなみに、CTで出血源が指摘できず、黒色便だった→ホスレノールでいつも黒い便だったらしい→準緊急的内視鏡で胃潰瘍見つかる→ホスレノールの便の黒さに黒色便が隠れていた?という症例でした。
ホスレノールの副作用に消化管出血•潰瘍が有るのに色が黒くなるらしいのは紛らわしいですね。
アウトプットありがとうございます。
便が黒くなる副作用があるのですね。こちらは知りませんでした。むしろありがとうございます。
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/630004_2190029F1026_1_00G.pdf
いやこれは、消化管出血による黒色便を、便の観点で書き直しただけのように見えます(あくまで字面だけで、臨床的にではありません。)。
一方、鉄を用いたリン吸着剤の副作用に黒色便はあるようです。
バリウムかリン吸着薬による高吸収と考えましたが、いまいち理解しておらず、バリウムだとアーティファクトで画像が見えないとコメントから学びました。ちょっとしたことが気づけると嬉しいですね。勉強になります。
アウトプットありがとうございます。
>バリウムだとアーティファクトで画像が見えないとコメントから学びました。
そうですね。バリウム後ですと、アーチファクトだらけで画像にならないのが通常です。
>ちょっとしたことが気づけると嬉しいですね。勉強になります。
ぜひ4日に1度の習慣としていただけたら幸いです。
胸部よりめっちゃ難しくてびっくりしました。。
勉強になります!
アウトプットありがとうございます。
こそレンよりは難しいと思います。よろしくお願いします。
めちゃくちゃ難しい…ずっとMRIを撮っているせいかそもそもCTだとコントラスト弱いような感じがして苦手意識があります。またCTは撮影範囲が広いのであちこち見ないといけないから大変ですね。くるくると通り過ぎてしまいますが、もっと丁寧に見ないと改めて感じました。
バリウムにしてはアーチファクトないよなと思いながら他に理由が思いつきませんでした…
輸精管の石灰化、ほんとによく見ますが、加齢による変化だと思い込んでいました。
勉強不足を痛感しました。継続していきます。
よろしくお願いします。
アウトプットありがとうございます。
>CTは撮影範囲が広いのであちこち見ないといけないから大変ですね。
MRIも色々シークエンスがあって大変ですよ。
CTよりもMRIに苦手意識がある方の方が遙かに多いと思います。
>輸精管の石灰化、ほんとによく見ますが、加齢による変化だと思い込んでいました。
勉強不足を痛感しました。継続していきます。
是非継続してください。
薬剤師です。恥ずかしながらバリウムと間違ってしまいました。確かに炭酸ランタンにはチュアブル錠=口腔内で咀嚼して唾液で溶かして飲み込む薬があるので、その場合、腸管内でランタンが広範囲に写り、バリウムに似た画像になると考えると納得でした。そのように考察されていた文献がありましたので失礼ながら共有させていただきます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22457410/
アウトプットありがとうございます。
>炭酸ランタンにはチュアブル錠=口腔内で咀嚼して唾液で溶かして飲み込む薬があるので、その場合、腸管内でランタンが広範囲に写り、バリウムに似た画像になると考えると納得でした。
口腔内で咀嚼して唾液で飲み込むタイプなのですね。
胃に分布するのも納得です。ありがとうございます。
研修医1年目です。最近画像診断の勉強を始めたばかりです。
全くわからず「…無症状ということはまじのやばい憩室出血…?…憩室みえないしそんなわけないか…」など、とんちかんな事を思っておりました。
素人質問で恐縮なのですが、消化器の先生から下部は肛門から追え、と教わりました。最近イレウスの方で小腸がはりすぎてて、大腸と見分けのつかない方がいたのですが、大腸と情緒の確実な見分け方はありますか?
(閉塞部位を探すのが難しく、結局レポート頼みでした)
精管の中の石灰化を前立腺石灰化かな?と思ったのですが、前立腺なのか精管なのか見分けるコツはありますか?
この様な素晴らしい教材を提供して頂き、ありがとうございます。正直月数千円でも払います笑
勉強頑張ります。
アウトプットありがとうございます。
>最近イレウスの方で小腸がはりすぎてて、大腸と見分けのつかない方がいたのですが、大腸と情緒の確実な見分け方はありますか?
よほど条件の悪い人でない限り、大腸は肛門側から追うことができます。内部に空気があって追いにくい場合は脂肪濃度に変更すれば追えることが多いです。
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/training/abmo
こちらにある「脂肪ウインドウとは?」という動画をご覧ください。
あとは、いろんな症例で肛門から回腸末端までを追う訓練をすると良いです。
>精管の中の石灰化を前立腺石灰化かな?と思ったのですが、前立腺なのか精管なのか見分けるコツはありますか?
そもそも前立腺がどこにあるのか解剖を押さえておくことですね。
精管は石灰化がないと指摘できないことが多いです。
ありがとうございます。やってみます!
前立腺は膀胱下部に(尿道を挟む形で)あるかと思うのですが、肥大している人は上分は膀胱背側まで入り込むのかな…と思ってしまっていました。(よく考えたら精管と迷うことはあり得ないと思いました、すみません)
129枚目のスライスで一部石灰化のある膀胱背側の膀胱壁と同じ濃度の臓器
→左右の精嚢(もしくは精管膨大部?)
132枚目から下のスライスで直腸の前にあるもの
→前立腺
でしょうか…
130枚目のスライスの膀胱背側のものも精嚢かな、と思ったのですが、左右に1つずつのものが中央に1つの様にみえるところにひっかかってしまいました。
概ねそれで合っています。
131辺りが境界くらいですね。
MRIの方がこの辺りの解剖がわかりやすいです。
こちらが精嚢です。
https://imaging-diagnosis.com/view/p68N3mAs
バリウムと回答してしまいました。他の方も言っておられましたが、アーチファクトが少ないことに違和感を覚えつつもそれ以外の回答が見つからなかったので、バリウムとしました。透析患者の内服薬による影響について大変勉強になりました。
余談ですが、以前にスカウトで結腸に造影剤が写っていたので、依頼医に何かに飲ませたかと問い合わせたところガスグラを飲ませたということでした。アーチファクトがひど過ぎて画像にならないと説明しても、『撮影する』と言ってきたのでしょうがなく撮影しましたが、案の定、原液のガスグラなのでダークバンドだらけの腹部CTでした。今でも撮影するべきでなかったと思っています。
放射線科医のレポートにも嫌みのようにアーチファクトにより読影困難と書かれていました。
アウトプットありがとうございます。
以前は腹部の消化管の構造がわかりやすくなるという目的で、腹部CTを撮影される方にガストログラフィンを飲んでもらってから撮影していました。
今回おっしゃっているのは量が多すぎたのですかね。結腸まで行っているということなので、別の意図で飲んでもらったものですね。
なお、現在は腹部CT前にガストログラフィンを飲んでもらうということはしておりません。
ご指導ありがとうございました。 大変検討違いの答えを出して、己の知識不足を痛感し恥ずかしく思ってております。殆ど初心者レベルで申し訳ありませんが、どうぞ今後もご指導お願いいたします。
よろしくお願いします!
医学生です。消化管の石灰化についてバリウムぐらいしか思いつかなく輸精管の石灰化については年齢以外なにもわかんなかったです。 石灰化については異物かバリウムか年齢によるもの(動脈内の石灰化など)なのかぐらいしか思いつかなったです。CKDによる透析でリン吸着薬による石灰化に見れるということは全く分からなかったです。それが輸精管の石灰化も耐糖異常で見られるなんて言うのも初めて知りました。勉強になりました。まだまだ勉強不足だと感じました。勉強になりました。ありがとうございます
アウトプットありがとうございます。
学生の先生には少し難しかったかもしれませんが、頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。
いずれも臨床の現場ではよく見かける所見です。
臨床と教科書は全然違うことを痛感しました。すいませんあと今回とは関係がないのですが急性膵炎の重症度判定で膵外進展度で腎下極以遠があるのですがこれは具体的にどこまでを指しているのでしょうか?
>急性膵炎の重症度判定で膵外進展度で腎下極以遠があるのですがこれは具体的にどこまでを指しているのでしょうか?
文字通りです。腎下極よりも尾側に炎症が及んでいる場合です。
なお、症例と関係のない質問は控えてください。
https://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp/training/question
良い勉強になりました。
(^^)
全然わからずでした。知っている言葉での回答しか出来ず。もちろん間違えました。勉強になりました!画像を動かしながらの解読が出来て臨床に近いかたちで見ることが出来ました。正常のものを調べて照らしあわせて勉強しました。
アウトプットありがとうございます。
>画像を動かしながらの解読が出来て臨床に近いかたちで見ることが出来ました。正常のものを調べて照らしあわせて勉強しました。
4日に1症例配信されますので、是非習慣としていただけたら幸いです。
バリウムだと思ってました(^^;;
難しかったですが勉強になりました。
大動脈など石灰化があったので血管が脆弱だなとはわかりましたが、透析患者に結びつけることができなかったです(T . T)
まだまだ勉強していきたいです!
アウトプットありがとうございます。
一度見たら忘れにくい所見だと思いますので、是非覚えておいてください。
私が社会に出た時にはまだCTが存在しなかった。今回の症例は残り少ない人生でまず出会うことはないでしょう。
バリウムにしてはなんだか腑に落ちないと思いながら回答をでっちあげ案の定間違っていました。回答を知ってすっきりしました。
アウトプットありがとうございます。
透析患者ではよく見られる画像ですので、CTを読む機会がおありでしたら、また出会うことがあると思います。
昨夜の当直中、救急車が到着するまでの間に予習で画像検索をしていたところ、こちらのサイトと出会いました。はじめましてです。早速、今朝から勉強になりました。内服薬の影響かな、と漠然と思いましたが、具体的な薬剤名や機序などは考えつかず、完全に当てずっぽうでした。そして、高吸収部位ばかりに目が行き、腎臓の萎縮を見逃していました。貴重な症例提示をありがとうございます。これからもたくさん勉強させてください。
アウトプットありがとうございます。
>救急車が到着するまでの間に予習で画像検索をしていたところ、こちらのサイトと出会いました。
そんな出会いがあるんですね。
むしろ多いパターンかもしれませんが(^_^;)
はじめましてです。
先は長いので是非習慣にしてください。
よろしくお願いします。
お世話になっております。私は診療放射線技師です。読影の補助が業務範囲に加えられ、勉強会等も盛んに開催されていますが、時間と場所の制限がない学びの場としてとても貴重な機会です。ありがとうございます。
解答解説以外に画像上、右の鼠径管後壁が脆弱で内鼠径ヘルニアがあるのかもと読みました。
引き続きよろしくお願いいたします。
アウトプットありがとうございます。
どこからがヘルニアなのかは難しいケースもありますが、この程度ならばヘルニアではないと考えます。よろしくお願いします。
漠然と透析患者の石灰化が様々な場所で起こるため、膀胱の背側にも石灰が会ったかと漠然と考えていました。
勉強になりました。ありがとうございます。
アウトプットありがとうございます。
>漠然と透析患者の石灰化が様々な場所で起こるため、
おっしゃるようにいろんな血管の動脈硬化が強くなりますのでその点も重要ですね。
放射線技師です。読影のスキルを付けたくて参加させていただきました。
初回からとても勉強になり、独学では伸び悩んでいましたので、この出会いに感謝しています。
読影後すぐ解説が受けられて、講義を受けているようにわかりやすいです。
今回、解答する項目に気を取られてしまい見逃しがありました。
視野を広くという基本的なことが抜けてしまっていたことに反省です。
これからの症例学習頑張ります。よろしくお願いいたします。
アウトプットありがとうございます。
4日に1回の習慣にしていただければ幸いです。
症例が増えて1年以上楽しめる講座となっております。