Femoral condyle irregularity(大腿骨顆部不整)
- knee epiphyseal irregularity(膝関節骨端不整)とも呼ばれる。
- 2-6歳、時に10歳以上でも認められることがある、大腿骨顆部(内側もしくは外側)関節面背側の不整像。
- 大腿骨顆部の骨端の骨化遅延による正常変異。
- 同部に症状はない。
- 別の理由で撮影でされた際に偶発的に認めることが多い。
- MRIで関節軟骨に異常がないことが骨軟骨損傷(かつての離断性骨軟骨炎)との鑑別となる。
- 通常は、10歳前後を過ぎると自然に消失する。
症例 2歳男児
引用:radiopedia
両側の大腿骨遠位骨端の内側面に不規則な骨化を認めています。
Femoral condyle irregularity(大腿骨顆部不整)を疑う所見です。
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参考文献:
- 必ず診療に役立つ スポーツ傷害の画像診断 P208
- 画像診断に絶対強くなるツボをおさえる! P118-9