下顎骨骨折のCT画像診断と分類
- 顔面骨骨折において鼻骨骨折に次いで頻度が高く、孤立性あるいは他の顔面骨骨折と併せて生じる。
- 原因としては暴行、交通外傷が多く、その他として落下、スポーツ外傷など。
- 20-30歳代の男性に多い。
- 骨折部位としては関節突起、角部、体部で特に多い。
- 関節突起部の骨折では偏位を示す例では顎関節により高度の障害を起こすことがある。
- 咬合不全の回復が骨折修復治療の目的となる。
下顎骨骨折の分類
下顎骨骨折は上のように分けられ、中でも
- 関節突起
- 角部
- 体部
の骨折の頻度が高いと報告されています。
参考文献:
- 頭頸部の臨床画像診断学(第3版) P858-865
- すぐ役立つ救急のCT・MRI(第2版) P348-349
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