Pott’s puffy tumor(前頭洞骨膜下膿瘍、帽状腱膜下膿瘍)

  • 外傷や副鼻腔炎の合併症として、前頭洞の骨膜下に膿瘍形成として認めるもの。
  • 7-8歳以後で認める。
  • 前頭部に圧痛を伴う。
  • 前頭洞の骨欠損部位や静脈(導出静脈)を介して血行性に頭蓋内外に進展する。(急性副鼻腔炎からの頭蓋内合併症を起こす頻度は前頭洞からが最も多い。)
  • 60%に頭蓋内膿瘍を認めるが、重症化するまで症状が出てこない傾向にある。
  • 画像所見としては、前頭部皮下に被膜の造影効果増強を伴う液体貯留として認める。
  • 治療は、抗生剤投与、外科的ドレナージ、膿瘍除去術。

関連記事:副鼻腔炎の合併症(頭蓋内合併症、眼窩内合併症)

参考文献:画像診断 Vol.35 No.1 201523-25

 

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