
症例89
【症例】70歳代男性
【既往歴】胃癌術後
画像はこちら
再建方法は?
※この症例は動画解説が下にあります。
まず、胃は全摘されています。
ちょっと追いにくいですが、ペッツと連続する挙上された小腸を認めています。
この小腸を下に追っていきます。
その途中で盲端となった十二指腸があります。
さらに下に追うと、
空腸と合流しているように見える部位があります。
ここで空腸空腸吻合されていると考えられます。
この再建方法を、Roux-en-Y(ルーワイ)法といいます。
診断:Roux-en-Y法による再建
胃癌が広範におよび全摘する場合上のように切除します。
その後上のように再建するのが、Roux-en-Y法による再建です。
症例89の動画解説
吻合部を追う作業を動画で解説した方がわかりやすいと判断し、動画解説しました。
関連記事:胃癌の手術の方法は?再建方法まとめ!
お疲れ様でした。
今日は以上です。
今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。
「胃癌術後」としか情報がない場合にCTだけ追ってもB-Ⅱ法かRoux-en-Y法か迷うことがあり、いかに前医の情報が重要かを思い知ります。
アウトプットありがとうございます。
そうですね。
小腸ですので、CTからはなかなか追えないことが多いです。
Roux-en-Y法で再建されている症例をいくつか追ってみましたが、追えない症例の方が多かったです。
いつもありがとうございます。
画像はこちら、のリンクが貼れていないようです。
誤植報告ありがとうございます。
リンク張りました。
術式の名称だけ知ってましたが、真剣に確認したこと無かったです。色々疑問も出て来ましたので、消化管外科の先生たちとも会話が弾みそうです。
大変勉強になりました!
アウトプットありがとうございます。
なかなか画像で確認することは少ないかも知れません。
空腸同士の吻合部を見つけるのは非常に難しいということを今回の症例作成を通して再確認しました(^_^;)