【頭部】TIPS症例57

【頭部】TIPS症例57

【症例】70歳代 女性

多発性骨髄腫と診断されている。

画像はこちら

異常所見は?

頭蓋内出血や占拠性病変を疑う所見を認めていません。

次に骨条件を見てみましょう。

大小不同の多数の溶骨性病変を認めています。

その様子はスカウト画像でも確認できます。

多発性骨髄腫があり、これらは、いわゆるpunched-out lesionsの所見です。

 

診断:多発性骨髄腫による骨病変(punched-out lesions

 

胸腹部CTもありましたので、そちらも見てみましょう。

Th8に溶骨性変化および周囲に膨隆する腫瘍を認めています。

こちらも多発性骨髄腫による病変が疑われます。

 

関連:多発性骨髄腫とは?画像所見の特徴・punched out lesionとは?

【頭部】TIPS症例57の動画解説


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