COVID-19肺炎の画像診断 症例1

【症例】40歳代女性
【主訴】発熱
【現病歴】昨日より発熱あり。
【既往歴】腎盂腎炎
【身体所見】BP 120/89mmHg、P 111bpm、BT 38.6℃、SpO2 98%(RA)

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左上葉にすりガラス影を認めています。

一部血管の拡張を認めており、crazy paving patternのように見える部位もあります。

左下葉末梢に楕円形のすりガラス影を認めています。

胸膜直下は保たれているように見えます。

舌区末梢に円形のすりガラス影を認めています。

 

これらの所見はCOVID-19肺炎の早期を疑う所見といえます。

特に典型的なのが、左下葉末梢の楕円形のすりガラス影ですね。

 

診断:COVID-19肺炎(早期)に矛盾しない所見。

 

関連:COVID-19肺炎のCT画像所見と経時的変化のポイント!

症例1の動画解説


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