SWIやT2*WIにおいて、
- 皮質・皮質下境界
- 脳梁
- 内包
- 脳幹・中小脳脚
- 後頭蓋窩
- 脳表
などに点状の出血を認めた場合以下の可能性を考慮。
※皮質皮質下境界のSWIにおける無信号をSusceptibility etchingと表現している論文あり。
SWIにおける皮質・皮質下境界の多発する点状出血の鑑別
- 凝固異常
- 血栓性微小血管障害症(thrombotic microangiopathy: TMA)
- critical illness:低酸素が関与
※ARDS、人工呼吸器管理下、ECMOなどで見られるため、critical illness-associated micro bleedsと呼ばれ、低酸素が関与していると考えられている。
症例
critical illness-associated micro bleedsの症例。
皮質・皮質下境界や脳梁にSWIにおいて無信号を認めています。
Stroke. 2017;48:1085–1087より引用。
参考文献:
ご案内
腹部画像診断を学べる無料コンテンツ
4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。90症例以上あり、無料なのに1年以上続く講座です。10,000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。胸部レントゲンの正常解剖を学べる無料コンテンツ
1日3分全31日でこそっと胸部レントゲンの正常解剖の基礎を学んでいただく参加型無料講座です。全日程で簡単な動画解説付きです。
画像診断LINE公式アカウント
画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。