海綿静脈洞内の脂肪沈着(cavernous sinus fat)

頭部CTで偶発的に海綿静脈洞内に脂肪沈着(cavernous sinus fat)を認めることがあります。

肥満やCushing病、ステロイド内服との関連が示唆されていますが、通常は病的意義はないとされます。

石灰化を有する場合は奇形腫が鑑別となります。

症例 30歳代男性

左海綿静脈洞内に脂肪沈着を認めています。

石灰化は認めていません。

症例 70歳代女性

両側海綿静脈洞内に脂肪沈着を認めています。

石灰化は認めていません。

参考文献:画像診断 Vol.41 No.11 増刊号 2021 P50

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