グロムス腫瘍(glomus tumor)
- 稀な良性の血管腫瘍。
- 30-40歳代に好発。
- 手の末節骨の爪下に溶骨性病変として好発するが、どこにでも起こりうる。爪下に出来た場合、病変は点状の帯青色を呈する。
- 非常に神経に富んだ小さな血管周囲筋細胞を持つ動静脈シャントであるグロムス小体が溶骨性に過誤腫性変性をきたしたもの。
- 豊富な神経支配のため、有痛性である。
- 治療法は掻肥、あるいは辺縁部切除術。
- 通常、グロムス腫瘍の好発部位に内軟骨腫は発生しない。
グロムス腫瘍の画像所見
- CTにて末節骨に境界明瞭な溶骨性病変、侵食を認める。
- T2WIにて高信号。早期から造影効果あり。
症例 50歳代女性 右母指爪下に有痛性腫瘤あり。
末節骨への侵食を認める腫瘤あり。T2WIでは高信号で内部にflow voidを疑う低信号あり。
DSAにおいて著明な造影効果あり。
症例 30歳代女性 青みがかった変色を伴う親指の有痛性爪下腫瘤
引用:radiopedia
母指の爪下にT1WI低信号、T2WI高信号、均一に造影される結節を認めています。
境界明瞭で辺縁整、骨への侵食所見は認めません。
グロムス腫瘍と診断されました。
有痛性皮下腫瘍の鑑別診断
- 血管脂肪腫(angiolipoma)
- 神経鞘腫(neurilemmoma)
- グロムス腫瘍(glomus tumor)
- エクリンらせん腫(eccrinespiradenoma)
- 皮膚平滑筋腫(leiomyoma cutis)
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