中頭蓋底を中心として認められる孔
中頭蓋底を中心として認められる孔では
- 正円孔
- 卵円孔
- 棘孔
- 頸動脈管
- 翼突管
- 内耳道
- 頸静脈孔
- Dorello管
- 舌下神経管
を中心に、走行するものと、解剖学的位置を押さえておきましょう。
正円孔
- 海綿静脈洞部-翼口蓋窩を繋ぐ孔。
- 前後方向を走る。なので冠状断で穴として確認できる。
- 通るもの:V2(上顎神経)、動静脈
卵円孔
- Meckel’s cave-咀嚼筋間隙に連続する。
- 上下方向。上咽頭近傍の病変が頭蓋内へ進展するルートとなる。
- 通るもの:V3(下顎神経)、動静脈(副中硬膜動脈)
▶三叉神経と正円孔、卵円孔の位置関係
- このように三叉神経は脳幹からMeckel腔に入り、3本に分かれる。
- 卵円孔は上下方向にあり、頭蓋内←→外の腫瘍や炎症の進展経路。
棘孔
- 通るもの:中硬膜動脈
頸動脈管
- 通るもの:内頸動脈
- 変異=内頸動脈部分欠損
動画で学ぶ頭蓋底の孔
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