ガングリオン(ganglion)
・全年齢層に生じるが、特に10〜40歳の女性。
・内部にゼリー状の液体を含む嚢胞性病変。
・手や足の甲側など(特にMP関節)関節周囲の関節包、腱や靭帯、腱鞘などに接して生じることが多い。あとは膝に多い。
・稀に関節内、骨内、骨膜下などに起こることがある。
・発生原因は明確にされていないが、滑膜あるいは結合組織の粘液変性などが考え られている。
・比較的硬い腫瘤。通常圧痛はない。
・合併症としては、手根管症候群、ギヨン管症候群がある。
・関節内のガングリオンはほとんどが前・後十字靭帯に接してみられる。
画像所見
・T1強調像で低信号、T2強調像で明瞭な高信号を呈する嚢胞性病変。
・分葉状で隔壁を有する事が多い。
・靭帯や腱鞘と接した嚢胞、高ADC。