一次結核

・結核菌が吸入されると、末梢肺に初期感染巣が形成される。それと同時に肺門リンパ節にも病巣が形成される。この2つを初期変化群という。

・このとき一部の菌は静脈角から血行性に全身に運ばれるが、ほとんどは個体の免疫機構により発症しない。

・歳月を経て、免疫能の低下が起こったときなどに、マクロファージ内や肉芽腫内に封じ込められていた結核菌の増殖により発病するのが二次結核。

画像所見

・胸部単純X線写真所見は、およそ半数でconsolidationがみられ、中下肺野優位に分布する。他、さまざまな結節影、線状影などを認める。空洞の頻度は低い

・上葉が侵される場合は前区域に好発する傾向がある。

リンパ節腫大は1~ 3割程度にみられる。特に3歳以下では頻度が高い。

・無気肺、胸水の合併も比較的多くみられる。

肺病変、リンパ節ともに右側に多いという報告がある。

・胸部単純X線写真正常例が比較的多10~15%と報告されているが、気管支結核例と考えられる。

小児結核の特徴

・年齢により発病様式が異なる。4歳未満は1次結核、10歳以上は2次結核が多い。

・特に0歳では感染したあと発病のリスクが高く、また粟粒結核や結核性髄膜炎などの重症型の結核に進展しやすいという特徴がある。

・近年、結核診療に導入されたQTFは乳幼児早期発見にも陽性率が高く、診断に非常に有用。ただし、陽性なら診断できるが、陰性でも結核の否定はできないので注意が必要。

 

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