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細胞性浮腫と血管性浮腫とは?

正常ではこのように、細胞の間を水は移動しています。

細胞性浮腫と血管性浮腫正常

細胞性浮腫が起こると

細胞性浮腫と血管性浮腫正常

細胞性浮腫が起こるとこのように

  • 細胞が膨張し、
  • 細胞間隙が狭くなり、
  • 拡散低下します。

つまり、DWIにて高信号を示し、ADCは信号低下します。

  • 脳梗塞(超急性期)
  • 活動性炎症(超急性期)

では、この現象が起こります。

関連記事)脳MRIでDWI(拡散強調像)で高信号を見たときの鑑別診断は?

血管性浮腫が起こると

細胞性浮腫と血管性浮腫正常

血管性浮腫が起こるとこのように、

  • 血管透過性が亢進し、
  • 細胞間隙は広くなり、
  • 拡散上昇を来します。

つまり、ADCは上昇します。

  • PRES
  • 静脈のうっ滞

では、この現象が起こります。

急性発症の神経症状を有し、脳MRIを撮影し、DWI で高信号、ADC低下 、T2WI で所見なし、ならば、

細胞性浮腫を反映。非可逆的なことが多い。

例)

  • 脳梗塞超急性期
  • 活動性炎症超急性期
症例 4ヶ月乳児 抱っこしてミルクを飲ませ,寝かせた際に全身がぐったりとなった。

acuteinfarction(2009年放射線科診断専門医試験問題6番より引用)

DWIにて両側後頭葉〜頭頂葉に皮質下白質〜皮質を中心に異常な高信号あり。ADCの信号低下を認めている点から細胞性浮腫を疑う所見。血管支配域に沿っておらず、両側性であり静脈性梗塞を疑う所見。

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DWI で所見なし、ADC上昇 、T2WI で高信号ならば、

血管性浮腫を反映。可逆的なことがある。

例)

  • PRES
  • 静脈うっ滞→静脈性浮腫

関連記事)PRESとは?MRI画像診断のポイントは?

ADCとは

  • apparent diffusion coefficientの略。単位は10-3m㎡/sec。
  • 微小灌流や軸索流などの微視的運動つまり、純粋な拡散以外の因子が含まれるので、「見かけの=apparent」と呼ぶ。
  • b値(傾斜磁場の強さ)を最低2つ設定して(多くはb=0と1000)計算される値。
  • 2000や3000などの高いb値を用いればT2 shine throughの影響が減少する。b値が短いほどT2の影響を受ける。T2 shine throughについてはこちらにまとめました。→T2 shine throughとは?脳梗塞との鑑別について解説

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