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斜矢状断像

・外側部では骨頭小結節に付着する肩甲下筋腱、大結節に付着する棘上筋腱と棘下筋腱(これらは付着部で癒合するため、分離・識別は困難)、その下方の小円筋腱をチェック。

関節窩レベルでは、関節唇、関節包、関節包靭帯をチェック。特にAIGHLをチェック。

・関節窩の内側では主に腱板の各筋の太さ(萎縮がないかなど)や信号強度に注目。

・烏口下滑液包の液大貯留が確認できることもある。

実際の肩関節MRIの斜矢状断像を見てみる。→肩関節MRI斜矢状断像

横断像

・上部では上腕二頭筋長頭腱ならびに長頭腱と関節唇上部との癒合部を確認できることがある。

・その下方では前後の関節唇が観察できるが、前方上部には正常変異が多いので無視してよい。

・後上部関節唇は投球動作により障害を受けることが多い(SLAP lesion)部分であるが、ちょうどこの部分は魔法の角度効果により、T1やPD、T2*強調像にて淡い信号上昇をきたすことがあるので注意。

・中央レベルの前方関節唇から前下関節上腕靭帯(AIGHL)が分岐し、その走行を下方のスライスで追っていくと骨頭の下部に付着することが確認できる。

・他、結節間溝内の長頭腱をチェックする。

実際の肩関節MRIの横断像を見てみる。→肩関節MRI横断像

 

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斜冠状断像

棘上筋腱をまずチェックする。

長頭腱の上部関節唇との癒合部やAIGHLと骨頭下部との癒合部も確認できる。

・長頭健と上部関節唇癒合部にみられる関節唇と関節窩の間の硝子軟骨は正常であり,SLAP lesionなどの異常と診断してはならない。

肩峰下・三角筋下滑液包の液体貯留の有無や斜矢状断像と同様に肩鎖関節の状態や肩峰下骨疎の有無についても注意。

実際の肩関節MRIの斜冠状断像を見てみる。→肩関節MRI斜冠状断像

肩関節造影と脊髄造影の造影剤の種類

・造影剤にはヨード造影剤とガドリニウム造影剤がある。

・関節造影にはヨード造影剤としてイソビスト、ウログラフィンを用いる。

・一方脊髄造影としては、ヨード造影剤としてオムニパークなどを用いる。

・ガドリニウム造影剤は関節造影として適応がないが、肩関節造影に用いられることあり。

・特に反復性前方脱臼やスポーツ障害肩の場合は造影されることが多い。

・その場合は、100-300倍に希釈して用いる(ガドリニウム造影剤0.4mlを生理食塩水100mlに混和して、うち20mlを関節内に注入する)。原液で用いてはならない。

・その後、脂肪抑制併用のT1WIを撮影する。

関連記事)肩関節MRIで知っておくべき解剖(画像診断) 

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