【頭部】TIPS症例56

【頭部】TIPS症例56

【症例】20歳代 女性

スクリーニング

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異常所見と診断は?

 

頭蓋内出血や占拠性病変は認めません。

右の頬部に腫脹および皮下の脂肪織濃度上昇を認めています。

骨条件を見てみましょう。

すると、右の頬骨に骨の肥厚および、ほぼ均一な骨硬化を認めています。

冠状断像においても同様です。

このように骨が太くなり、骨硬化を認めた場合、まず考えるべきは線維性骨異形成症です。

 

診断:線維性骨異形成症疑い

 

※悪性腫瘍の既往がある場合は、骨転移(造骨性骨転移)の可能性も考慮します。この方は、他院で生検で線維性骨異形成症と診断されています。

 

関連:線維性骨異形成症(FD)とは?CT、MRI画像診断のポイントは?

【頭部】TIPS症例56の動画解説


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