虫垂同定ブートキャンプ 症例6 虫垂同定ブートキャンプ 虫垂同定ブートキャンプ 症例6 【症例】20歳代 女性 画像はこちら 横断像 冠状断像 【虫垂同定ブートキャンプ】症例6の動画解説 症例6のみなさんの回答 お疲れ様でした。 今日は以上です。 今回の気づきや感想などを下のコメント欄にお願いします。 投稿ナビゲーション 虫垂同定ブートキャンプ 症例5虫垂同定ブートキャンプ 症例7
アウトプットありがとうございます。 >・女性だと子宮や付属器で腸管がやや追いにくい(位置がずれたり構造物が多くて見にくい) 特に単純の場合は、付属器や子宮、小腸でややこしくなりますね。 >腸管を終えても子宮・付属器がどれという指摘が自分はできない 全くできないというわけではないですね。特に子宮は。 今回ですと、69-75あたりで子宮は同定できます。 卵巣は、左が61−68あたりにあります。右は・・・・67-69辺りにあるのかもしれませんが微妙ですね。 返信
毎回楽しく勉強させていただいております。ありがとうございます。 何点かお聞きしたいことがあります。 ①両側鼠径リンパ節がやや目立つような印象を受けましたが、若い女性であればこれらは正常範囲内なのでしょうか? リンパ節の正常と異常の見分け方について、みるべきポイントがあればご教授頂きたいです。 ②子宮から腹側に連続している充実性の腫瘤は子宮筋腫でしょうか? ③今回の症例のように胃内に高吸収域を認める場合、それが薬なのか、出血なのか、食物残渣なのかを見分ける方法はありますでしょうか? お忙しいところ恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。 返信
アウトプットありがとうございます。 >①両側鼠径リンパ節がやや目立つような印象を受けましたが、若い女性であればこれらは正常範囲内なのでしょうか? 若い女性でなくても正常範囲内ですね。 短径1cm以上を通常有意とします。 >②子宮から腹側に連続している充実性の腫瘤は子宮筋腫でしょうか? 子宮の左側に連続しているのは、左の卵巣から連続している血管に見えますね。 小さな筋腫の可能性もなきにしもあらずですが、少なくとも明瞭な筋腫はなさそうです。 >③今回の症例のように胃内に高吸収域を認める場合、それが薬なのか、出血なのか、食物残渣なのかを見分ける方法はありますでしょうか? 画像だけでは何とも言えないこともありますが、今回のような形状が残っていたり、少し形状が崩れて帯状の高吸収の場合は薬のことが多いですね。ただし、形が崩れすぎるとわからなくなりますね。 残渣の場合はガスを周囲に伴っていることが多いですね。 こちらはちょっと特殊な残渣ですが。 https://imaging-diagnosis.com/view/Xf6DFa2E 血腫の場合は全体的に高吸収になりますが、吐血などの症状があるかも画像を見る前に重要ですね。 返信
アウトプットありがとうございます。 >虫垂内が少し高濃度に見えましたが、糞石と指摘しなくてもいいのかどうか迷いました。いかがでしょうか? おっしゃるように先端付近がやや高吸収で、常に糞石の可能性は考える必要はあります。 ただし、内部にairを含んでおり、管状に高吸収ですので、糞石としては非典型的ですね。 今回は内部にairを含んでいますが、含まないこのような虫垂で、腫大を認めない正常なものもあります。 返信
アウトプットありがとうございます。 そうですね。今回は十二指腸はかなりわかりにくいですね。 >解剖学的にこの辺りにあるからここに連続性があると考えて追跡 でよいと考えます。 どうしても追いにくい症例はありますし、場合によっては追うのは無理でしょということもありますので。 返信
アウトプットありがとうございます。 勝手な想像ですが粘液が溜まっているのでしょうかね。 副鼻腔でも真菌など以外でも高吸収な粘膜肥厚など認めることがありますよね。あれと同じような感じなんですかね。勝手な想像ですが(^_^;) 返信
今回こそは虫垂を同定できたと思っていましたが、折り返した後~盲端までの部分は見逃していました。同じような見逃しを繰り返しています。ここで終わり、という思い込みが強いのかもしれません。 昨日急性虫垂炎疑いの患者さんの腹部CTを撮影しました。冠状断像で1スライスできれいに虫垂が同定でき、今回のブートキャンプに参加してよかったと心から思いました。ありがとうございます。 返信
アウトプットありがとうございます。 >今回こそは虫垂を同定できたと思っていましたが、折り返した後~盲端までの部分は見逃していました。同じような見逃しを繰り返しています。ここで終わり、という思い込みが強いのかもしれません。 今回はちょっと追いにくかったですね。 >冠状断像で1スライスできれいに虫垂が同定でき、今回のブートキャンプに参加してよかったと心から思いました。 嬉しいお言葉ありがとうございます(^^) 返信
食道から十二指腸、空腸の一部までは細くなっているところもありましたが、比較的追いやすかったです。 結腸は大腸ガスがやや多いためか少し連続性がわかりにくい箇所があった気がしました。 少しずつ慣れてきました。油断せずに次回に備えたいと思います。 返信
アウトプットありがとうございます。 今回は単純のみですし決して平易ではないと思いますが、無事に追えたようでよかったです。 >結腸は大腸ガスがやや多いためか少し連続性がわかりにくい箇所があった気がしました。 そうですね。S状結腸と、上行結腸の一部で少し追いにくいところがあるかなというのが個人的な感想です。 返信
今回もありがとうございました。 1点質問です。虫垂がクルッと回っていると最初思ったのですが、よく見ると回っているのは腸間膜の血管ではないかと思ってしまいました。スライド61/182において、虫垂根部のairより少し先にもairがあり、そのairの右側(画面上の右側です)に接して腸間膜の血管があるように見えます(←頭側にスクロールすると連続性があるように見えたので)。その血管らしきものが、まさに解説動画で虫垂盲端だと示された部位よりもまだ先に(スライド65〜70付近まで)体表に向かって続いているように見えました。結局、前述の61/182の腸間膜の血管だと思ったものは虫垂の続きだったのでしょうか?(伝わるでしょうか・・・・?) 返信
アウトプットありがとうございます。 >スライド61/182において、虫垂根部のairより少し先にもairがあり、そのairの右側(画面上の右側です)に接して腸間膜の血管があるように見えます(←頭側にスクロールすると連続性があるように見えたので)。 虫垂根部のairより少し先にもairがあるのはこちらも虫垂ですね。 そのairの右側(画面上の右側です)に接して内部にairを含まないやや高吸収な構造もこちらも虫垂だと思われます。 >その血管らしきものが、まさに解説動画で虫垂盲端だと示された部位よりもまだ先に(スライド65〜70付近まで)体表に向かって続いているように見えました。 冠状断像で16 / 62あたりで虫垂の先端を認めており、おっしゃっている血管はそのスライスで虫垂よりも尾側にあり別物であることが確認できます。 今回虫垂は冠状断像でカタカナのコの字型をしており(ただし向かって右上に斜めのコの字)、根部付近ではairを認めますが、先端に向かうにつれairを認めず高吸収の構造となっています。 >前述の61/182の腸間膜の血管だと思ったものは虫垂の続きだったのでしょうか?( ですので、おっしゃるようにこのスライスで見えているのは血管ではなく虫垂の続きです。血管にしては太すぎますし。(伝わるでしょうか・・・・?) 返信
丁寧に教えていただきありがとうございます。理解できました(ホッ)。 横断像で66枚目の虫垂盲端と67枚目の血管が連続していると勘違いしましたが、教えていただいたように冠状断を見ると私が勘違いした血管は虫垂の尾側にあることがよく分かりました。こういう位置関係のものを横断像で見ると連続性があると自分が勘違いしてしまうんだなということも分かりました。(冠状断、今まで現場で全然見てきませんでしたが分かりやすいですね!) あと、血管にしては急に太くなっているのもおかしい、という点も違和感を感じて読影しなおすポイントになるなと思いました。 解決できてよかったです。ありがとうございました。 返信
・女性だと子宮や付属器で腸管がやや追いにくい(位置がずれたり構造物が多くて見にくい)
・腸管を終えても子宮・付属器がどれという指摘が自分はできない
ことに気づいた症例でした。勉強になりました。
アウトプットありがとうございます。
>・女性だと子宮や付属器で腸管がやや追いにくい(位置がずれたり構造物が多くて見にくい)
特に単純の場合は、付属器や子宮、小腸でややこしくなりますね。
>腸管を終えても子宮・付属器がどれという指摘が自分はできない
全くできないというわけではないですね。特に子宮は。
今回ですと、69-75あたりで子宮は同定できます。
卵巣は、左が61−68あたりにあります。右は・・・・67-69辺りにあるのかもしれませんが微妙ですね。
毎回楽しく勉強させていただいております。ありがとうございます。
何点かお聞きしたいことがあります。
①両側鼠径リンパ節がやや目立つような印象を受けましたが、若い女性であればこれらは正常範囲内なのでしょうか?
リンパ節の正常と異常の見分け方について、みるべきポイントがあればご教授頂きたいです。
②子宮から腹側に連続している充実性の腫瘤は子宮筋腫でしょうか?
③今回の症例のように胃内に高吸収域を認める場合、それが薬なのか、出血なのか、食物残渣なのかを見分ける方法はありますでしょうか?
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。
アウトプットありがとうございます。
>①両側鼠径リンパ節がやや目立つような印象を受けましたが、若い女性であればこれらは正常範囲内なのでしょうか?
若い女性でなくても正常範囲内ですね。
短径1cm以上を通常有意とします。
>②子宮から腹側に連続している充実性の腫瘤は子宮筋腫でしょうか?
子宮の左側に連続しているのは、左の卵巣から連続している血管に見えますね。
小さな筋腫の可能性もなきにしもあらずですが、少なくとも明瞭な筋腫はなさそうです。
>③今回の症例のように胃内に高吸収域を認める場合、それが薬なのか、出血なのか、食物残渣なのかを見分ける方法はありますでしょうか?
画像だけでは何とも言えないこともありますが、今回のような形状が残っていたり、少し形状が崩れて帯状の高吸収の場合は薬のことが多いですね。ただし、形が崩れすぎるとわからなくなりますね。
残渣の場合はガスを周囲に伴っていることが多いですね。
こちらはちょっと特殊な残渣ですが。
https://imaging-diagnosis.com/view/Xf6DFa2E
血腫の場合は全体的に高吸収になりますが、吐血などの症状があるかも画像を見る前に重要ですね。
いつも丁寧な説明ありがとうございます。虫垂内が少し高濃度に見えましたが、糞石と指摘しなくてもいいのかどうか迷いました。いかがでしょうか?
アウトプットありがとうございます。
>虫垂内が少し高濃度に見えましたが、糞石と指摘しなくてもいいのかどうか迷いました。いかがでしょうか?
おっしゃるように先端付近がやや高吸収で、常に糞石の可能性は考える必要はあります。
ただし、内部にairを含んでおり、管状に高吸収ですので、糞石としては非典型的ですね。
今回は内部にairを含んでいますが、含まないこのような虫垂で、腫大を認めない正常なものもあります。
十二指腸の水平脚以降と虫垂のクネッと曲がっているところから先が追えていませんでした^^;なかなか難しいですね。しかしだいぶ追いかけ方は慣れてきました。
アウトプットありがとうございます。
>十二指腸の水平脚以降
そうですね。今回は単純CTで特にここが難しいですね。
この症例は十二指腸の追跡がすごく難しかったです。
こういう場合のコツがありますでしょうか?解剖学的にこの辺りにあるからここに連続性があると考えて追跡しているようになるのでしょうか。
アウトプットありがとうございます。
そうですね。今回は十二指腸はかなりわかりにくいですね。
>解剖学的にこの辺りにあるからここに連続性があると考えて追跡
でよいと考えます。
どうしても追いにくい症例はありますし、場合によっては追うのは無理でしょということもありますので。
繰り返すうちに虫垂の同定ができるようになりました。なぞなぞを解くようで意外と面白いです。
毎度です。
>なぞなぞを解くようで意外と面白いです。
それはよかったです(^^)
やや単調ななぞなぞかもしれませんが、繰り返すことで確実に能力が身につきます。
お世話になっております。毎回楽しく有意義に虫垂探しをさせて頂いてます。
症例のスライス厚とWL / WWを良ければ教えて下さい。
よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
この症例では、WL:30 WW:300で5mm厚です。
やや十二指腸は追いにくいと感じましたが,繰り返し追うと同定できました.
勉強になります.
特に単純CTの場合は、十二指腸が追いにくいことがありますね。
今回、虫垂の先端が高吸収なのは何が考えられるのでしょうか
アウトプットありがとうございます。
勝手な想像ですが粘液が溜まっているのでしょうかね。
副鼻腔でも真菌など以外でも高吸収な粘膜肥厚など認めることがありますよね。あれと同じような感じなんですかね。勝手な想像ですが(^_^;)
今回こそは虫垂を同定できたと思っていましたが、折り返した後~盲端までの部分は見逃していました。同じような見逃しを繰り返しています。ここで終わり、という思い込みが強いのかもしれません。
昨日急性虫垂炎疑いの患者さんの腹部CTを撮影しました。冠状断像で1スライスできれいに虫垂が同定でき、今回のブートキャンプに参加してよかったと心から思いました。ありがとうございます。
アウトプットありがとうございます。
>今回こそは虫垂を同定できたと思っていましたが、折り返した後~盲端までの部分は見逃していました。同じような見逃しを繰り返しています。ここで終わり、という思い込みが強いのかもしれません。
今回はちょっと追いにくかったですね。
>冠状断像で1スライスできれいに虫垂が同定でき、今回のブートキャンプに参加してよかったと心から思いました。
嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)
食道から十二指腸、空腸の一部までは細くなっているところもありましたが、比較的追いやすかったです。
結腸は大腸ガスがやや多いためか少し連続性がわかりにくい箇所があった気がしました。
少しずつ慣れてきました。油断せずに次回に備えたいと思います。
アウトプットありがとうございます。
今回は単純のみですし決して平易ではないと思いますが、無事に追えたようでよかったです。
>結腸は大腸ガスがやや多いためか少し連続性がわかりにくい箇所があった気がしました。
そうですね。S状結腸と、上行結腸の一部で少し追いにくいところがあるかなというのが個人的な感想です。
いい企画ですね!
答えはないですけど、腹部画像とって、データ待ちなんかのときに自分でブートキャンプしてますw
アウトプットありがとうございます。
実際の現場での読影では答えはありませんので、よい訓練をされていると思います!
今回もありがとうございました。
1点質問です。虫垂がクルッと回っていると最初思ったのですが、よく見ると回っているのは腸間膜の血管ではないかと思ってしまいました。スライド61/182において、虫垂根部のairより少し先にもairがあり、そのairの右側(画面上の右側です)に接して腸間膜の血管があるように見えます(←頭側にスクロールすると連続性があるように見えたので)。その血管らしきものが、まさに解説動画で虫垂盲端だと示された部位よりもまだ先に(スライド65〜70付近まで)体表に向かって続いているように見えました。結局、前述の61/182の腸間膜の血管だと思ったものは虫垂の続きだったのでしょうか?(伝わるでしょうか・・・・?)
アウトプットありがとうございます。
>スライド61/182において、虫垂根部のairより少し先にもairがあり、そのairの右側(画面上の右側です)に接して腸間膜の血管があるように見えます(←頭側にスクロールすると連続性があるように見えたので)。
虫垂根部のairより少し先にもairがあるのはこちらも虫垂ですね。
そのairの右側(画面上の右側です)に接して内部にairを含まないやや高吸収な構造もこちらも虫垂だと思われます。
>その血管らしきものが、まさに解説動画で虫垂盲端だと示された部位よりもまだ先に(スライド65〜70付近まで)体表に向かって続いているように見えました。
冠状断像で16 / 62あたりで虫垂の先端を認めており、おっしゃっている血管はそのスライスで虫垂よりも尾側にあり別物であることが確認できます。
今回虫垂は冠状断像でカタカナのコの字型をしており(ただし向かって右上に斜めのコの字)、根部付近ではairを認めますが、先端に向かうにつれairを認めず高吸収の構造となっています。
>前述の61/182の腸間膜の血管だと思ったものは虫垂の続きだったのでしょうか?(
ですので、おっしゃるようにこのスライスで見えているのは血管ではなく虫垂の続きです。血管にしては太すぎますし。(伝わるでしょうか・・・・?)
丁寧に教えていただきありがとうございます。理解できました(ホッ)。
横断像で66枚目の虫垂盲端と67枚目の血管が連続していると勘違いしましたが、教えていただいたように冠状断を見ると私が勘違いした血管は虫垂の尾側にあることがよく分かりました。こういう位置関係のものを横断像で見ると連続性があると自分が勘違いしてしまうんだなということも分かりました。(冠状断、今まで現場で全然見てきませんでしたが分かりやすいですね!)
あと、血管にしては急に太くなっているのもおかしい、という点も違和感を感じて読影しなおすポイントになるなと思いました。
解決できてよかったです。ありがとうございました。
>あと、血管にしては急に太くなっているのもおかしい、
おっしゃるとおりです。